金子キャンプ

今年も日程が合ったので行ってきました金甚キャンプ。
前の週雨で散々な目に遭い、今回も天気予報は完全に雨。さんざん後回しにしていたレインウェアを大慌てで購入し準備は万端、しかし週末が近づくと予報は雨どころでは無い状況に、
しかし中止という連絡も無いので金曜日仕事を切り上げ大急ぎで集合場所に向かいHさんの車に5人乗って出発。恵那峡SAで運転を交代し、ぬぬあペースで駒ヶ根を過ぎたところで「ゴトッ」っと音がした後エンジンがご臨終、その後の一部始終はこちらで、

止まった現場はこの画像で左手に森が迫ってるあたり(撮影4月10日)

対向車線から見るとこんな感じ(撮影4月10日)
まさか高速のPA車中泊ならぬ野宿する事になるとは…、SKさんと小黒川PAに放置されSKさんはさっさとガーデンチェアを自販機コーナー奥のベストポジションに持ち込み万全の体制まぁそれほどよい環境でも無かったそうですが(本人談)、この時点で12時前なのでこんな環境ではまだ眠る事は出来ないなと暇つぶしの探検隊を決行、とりあえず徒歩でPAの外に出られる出口を探査、外へ出るとちょっと先にコンビニの明りが見えたので1kmほど先にあるコンビニまでお散歩、食料と暇つぶしのクロスワード本を購入但しクロスワード本は同時に買った筈のシャープペンシルが行方不明になり結局お蔵入りでしたが
コンビニから戻り外の長ベンチがあったのでそこでミドラーを毛布代わりに横になる。低気圧で暖気が吹き込んで時期としては暖かいとはいえ、場所を確保して1時間、深夜0時を過ぎるとさすがに冷え込みに耐え切れず自販機コーナーに逃げ込む。既に自販機の客を邪魔しないように横になるにはスペースは無かったので椅子1個持ち込んで座った姿勢で仮眠する事に。
今度もやっとウトウトしかけたところに携帯が鳴り、翌朝到着隊が編成を分割して1台今から瀬戸を出発するとの事、これでここで残り4時間待機の予定が2時間に短縮ほっ、ちょっと元気が出てきて迎えが来るまではSKさんとトークタイム、基本的に基礎班とは別行動なんで知らなかったけど今シーズンいろいろあったみたいですね。
のっけからいろいろあったものの金甚には5時半に到着し、しばし仮眠。夜が明けた時点で既にかなりの強風がありこの時期の基本営業である赤倉観光ホテルのゴンドラ、リフトは早々に運休が決定、金子さんが情報収集してタングラムか既にクローズ中のヨーデルゲレンデのリフトを強制的に動かすかでギリギリまで折衝が続き、最終的にタングラムに行こうと車に乗り込んだ直後にヨーデルのリフトはなんとか風がリフトを動かせるギリギリのOKが出た事が金子さんの携帯に入った為急遽ヨーデルゲレンデに向かう事に、この時点で10時過ぎだったのでタングラムまで移動してたら結構大変だっただろうな。
ヨーデルゲレンデは3月いっぱいでクローズしたとはいえまだまだ雪量は豊富


今回のメインテーマは積極的に内傾軸を出す事、但し単純に体を内側に倒し込むのではなく外スキーを自分から外に出し捻りを利用して傾いていく
1日目は大回り、様々なバリエーショントレーニングで動きをチェックする。ちなみに今回も前回同様周囲に対しひねくれてGS板(191cm、R>26くらいのノルディカGSR)で参加、理由としては基本的にここのレッスンはGS板で出来ればSL板では出来る内容でGS板の方がより出来不出来がはっきりするし金子さんなら板の違いを的確に補正して見てもらえるので不安が無いし、独りだけ極端な板なら印象も強いだろうし…とはいえ金子レッスン、ホテル金甚では長年にわたりいろいろとやらかしているので金子さんの脳裏にはそこそこ印象に残っている筈だけど(w
ヨーデルゲレンデは中斜面が短く雪もストップ雪ではないものの軟らかいざくざく雪なのでフォールラインに入るまで(所謂今レッスンのテーマ「内傾軸を出していく」ところ)でボロが出まくり、特にかねてから課題の右ターンは予め事情を説明しておいた上で「焦って回し込み過ぎ」とのこと、難しいなぁ。

昼休みも金子さん捕まえてイメージトレーニン
結局1日目は最後の30分くらいに雨が降り始めたものの、リフトが止まる事もなくレッスンを終了、宿に帰った途端風+大雨の大荒れになったから絶妙なタイミングとしか言いようが無い終り方でした。
2日目風は止み雨のみ、ゴンドラが動いたので通常の春営業である赤倉観光ゲレンデへ


強い雨だったり、雨が弱まるとガスが
ヘルメット+Gore-Texのレインウェアの威力は絶大ですなぁ、とっとと買えば良かった
それにしてもこの時期の赤倉は有名人が多いですね、金甚には石川のチームの合宿として今年の全中チャンプの子と、ゲストで武田竜選手がいたり、2日目の観光ゲレンデには黒姫の若月新一さんとか、今年の国体成年C優勝の藤井守之さんとかいたりして百花繚乱、藤井守之さんにはじゃんけん大会でエートルのソフトクリーム奢ってもらいました。
2日目のメニューはベースは1日目と同じで午前中ショートターン、午後はシュテムなどを取り入れたバリエーショントレーニング。ショートターンは斜度があって勢いで板の返りが使える状況だと金子さんからGood!が出るんだけど、斜度が緩くて自分から働きかけないと板が反応しないところではボロが出るねぇ、右ターンはやっぱり「回し過ぎ」って言われるし。一応ショートターンも焦らずゆっくりした動作でやった方が評価が高かったんだけど、いざポールに入ると待ってもいられないからなぁ…。最後には青空も見えていろいろあったけど充実した2日間となりました。

近年参加人員が減少傾向にあるのがちょっと残念、まぁ今回の11人って金子さん1人に見てもらう分には適正かもしれないけど。クラブ員以外にも門戸を広げているのでもう少し来て欲しいところだよね、方向性に好き嫌いは出るだろうけど運動の見直しという面では競技やっている人にもお勧めだと思うんだけどね、来年興味があるようなら声かけてね。