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電子書肆 さえ房」開業!電子書籍『共感覚の地平』を無料公開中

2016-08-31

ブラックバーンでフォリオもうで

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さて、ロンドンから出てスコットランドに向かう途中、ブラックバーンに寄った。

 こんな町である

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 目的地はブラックバーン博物館

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 ここでシェイクスピア没後400周年の記念展示実施中。近くにあるストーニーハースト校のファーストフォリオが公開されているほか、この博物館の持ち物でロバートエドワードハートコレクションにあったセカンド、サード、フォース、あわせて四つのフォリオが公開!

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 他にもけっこういろいろなものを持ってる。この博物館コレクションのもとになっているロバートエドワードハートはかなり熱心なコレクターで、稀覯本などをたくさん集めてたらしい。

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 こちらはもうひとつのもとになったコレクション出所であるトーマス・ボーイズルイス日本美術のかなりいいコレクションだ。

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 他にもいろいろな展示がある。これはジョージアンの人たちが臭かったという話。

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 レイヴカルチャーの記録。これは貴重なものだ。

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 織物業で栄えた町なので、関係の展示がたくさんある。

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 布のパターンなどが入った棚。

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 博物館はこんな感じで、この他に大聖堂がある。

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 この他にはあまり観光資源もない町なので、宿泊せずグラスゴーに向かう。

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2016-08-30

オクスフォード大学"Shakespeare's Dead"展

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さて、ブレナム宮殿は実はオクスフォード大学図書館でやっていた"Shakespeare's Dead"(「シェイクスピアは死んだ」)展を見るののついでであった。

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 まずはフォリオがお出迎え。

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 基本的シェイクスピア劇における死なんかをテーマに関連文書を展示している。

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 デズデモーナの寝台についての展示。

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 思ったよりけっこう小規模な展示だった。あと、このテーマ文書中心はちょっとキツイかもという気がした。もう少し演劇関係のものがないと見映えが…

 お隣にオクスフォード大学図書館のお宝展示が。これは「貸し出し」がテーマで、左がミルトン詩集、右側がチャールズ一世からの貸し出し依頼を断った時の手紙

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 女性参政権サフラジストたちは(おそらく意図的に)過剰に女らしい装飾を好んで使用してて、今見るとポスターとけっこうデザインセンス可愛いものも多い。

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 サッフォーの詩の断片。たいへん貴重なものである

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 オスカー・ワイルドオクスフォード大学でツケの支払いをほっておいて呼び出された時の書類若いから贅沢趣味だったらしい。

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 お宝展示はテーマごとにけっこう面白くまとめられており、むしろシェイクスピア展よりこっちのほうが充実していたかもしれない。

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2016-08-29

ブレナム宮殿

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 ブレナム宮殿に行ってきた。ここはモールバラ公爵家屋敷でけっこう辺鄙なところにある。私は博論でブレナム文書を使ったので(公刊されてるやつ)一度来てみたいと思っており、やっと訪問できた。

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 世界遺産になっており、大変立派なお屋敷である

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 お屋敷の中。

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 この屋敷で生まれたモールバラ公爵家出身有名人(爵位継承してない)、ウィンストン・チャーチルについての展示室がある。

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 すごく立派な図書室。

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 アン女王の像。初代モールバラ公爵夫妻はアン女王からこの地所をもらった。私が博論史料を読んだサラ・チャーチルが初代公爵夫人で、アン女王の腹心の部下だった。

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 教会

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 通常の公開箇所の他、有料でいろいろなツアー実施されている(私的スペースなので全て撮影不可)。階上ツアーではこれより上の階にある部屋、階下ツアーでは使用人スペース、公爵の私室ツアーでは夏に公爵夫妻がいない間だけ私室を公開している。

 階上ツアーはいろいろ豪華な部屋を見せてもらえる。王族サインしたゲストブックを見せてもらえたり(国王ゲストブックにサインするときはページ一枚全部をその王のためにとっておいて、次のページから他のゲストサインするらしい)、アマチュア演劇をやった記録(これが私が博論言及した記録だ!)なんかについて詳しい説明を受けることができたりする。ここで聞いた話では、なんでも寝室のベッドに丈夫な天蓋がついているのは、天井が高い部屋では上までなかなか手入れが行き届かないのでクモとか天井塗料とかが落ちてくることがあるからだそうであるゴミよけだったとは…

 階下ツアーでは新聞紙にかけるアイロンとか、領地でとれるキジの処理についてとか、いろんな物品を見せてもらって説明を受けることができる。個人的には文書室がすっごい気になったが、ここは無許可では入れないらしい。このツアーできいた公爵執事エピソード面白かったのだが、ある時、公爵執事は何をやってるんですかときいたら、執事は「公爵と寝る以外、妻がすることは全部やります」と答えたらしい。これは妻がするような仕事委託すると執事1人雇えるだけの賃金が発生するということで、つまり執事を雇っていない家の妻は無償労働してるということだと思う。

 公爵の私室ツアーはたいへん豪華なのにえらく生活感があり(掃除するくらいで展示用のセッティングにはしていないとのこと)、テディベアとかうさぎぬいぐるみとかがそこらへんに置いてあったり、本が積んであったりする。公爵夫妻は雉撃ちのシーズンしか屋敷はいないそうである

 展示室。モールバラ公爵家関係者戦争についての特設展をやっている。

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 お庭は大変立派である

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 ウィンストン・チャーチル記念碑

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 風景式庭園のほうはかのケイパビリティブラウンがデザインした有名なものだが、めちゃめちゃ広い。とうてい歩いて回れる広さじゃないと思うくらいだ。

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 これ、ハリー・ポッターの木。映画ロケ使用された。スネイプ先生子どもときジェームズいじめられた場面のロケがここだったらしい。今は子どもの遊び場になっている。

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2016-08-28

テイト・モダンのジョージア・オキーフ展とバンクサイド~サザーク散策+ロンドンのごはん

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 ちょっと順番が前後してしまうが、こちらは旅行最終日のロンドン散策も含めたまちあるきとごはん写真

 ロンドンではテイト・モダンに行ってジョージア・オキーフ展を見てきた。かなり見応えのある展覧会だった。

 在ロンドン中はグローブ座やテイト・モダンのまわりをけっこう散策した。

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 こちらはサザークの聖ジョージ大聖堂

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 ここからごはん

 ついた日に食べたブサバタイランチ

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 グローブ座の脇にあるタスのトルコランチ串焼きアーティチョーク煮込み、ドライフルーツデザート。

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 学会の後、皆でバラマーケットフィッシュで食べたお魚ランチ

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 ナショナルアーカイヴズのセミナーの後でメイズ・オヴ・オナーに。

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 キュー名物、メイズ・オヴ・オナー。チーズタルトみたいなやつである

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 フレゴドルセデレチェアイス。でかい

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 ブルームベリパブ、The Marquis Cornwallis。なんだこれ…

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 こちらのサンデーロースト

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 ピザエクスプレスのイートンメスケーキピザエクスプレスとは思えないおいしさ。

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 ナショナルシアターのレストランで食べたお魚とデザート。

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 お気に入りのチャオベッラで食べたマッシュルームカルトゥッチョ。

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2016-08-27

101号室での101分間~ロンドン・プレイハウス『1984』

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 ロンドンプレイハウスで『1984』を見てきた。ジョージ・オーウェル『1984』の翻案であるロバートアイク(Ickeなので「イック」かも)、ダンカンマクミランダニエル・ラゲットが翻案演出担当している。原作に出てくる拷問室、101号室にひっかけて上演時間が101分だったりする。

 ストーリーはかなり切り詰められており、テンポは良い。セットも最初はほぼ一部屋だけで、部屋の外に移動するとそれがカメラ撮影されてセット上のスクリーンに映るという仕組みになっている。後半はこの部屋が撤去されて白い101号室が登場する。ニュースピークに重点を置いているのと、また「これは後世に残された記録である」というような枠組みがあるのが特徴である

 最初は短い場面を派手な暗転で区切る場面転換がちょっとあざとい気がしたのだが、後半はかなりスリリングで良かったと思う。とくに枠組みのせいもあって書くことや記憶することに非常に焦点をあてた演出になっていて、ウィンストン文字、つまり記録を書くところをスクリーンうつして見せたりする。101号室では、こうしてウィンストンが記録にして残そうとした記憶改竄悪用されていく様子を見せる。最後コーラスみたいな台詞で「このお話はいったい、信頼できる記録なのかな…?」みたいなことが提示されて終わる。この終わり方はそれまでの緊密な展開に比べるとちょっとパッとしないような気もしたのだが、全体としてはそんなに悪くなかったように思う。

 

 また、原作ジュリア描写ちょっとミソジニー的だと私は思っているのだが、芝居のほうはそれほどでもなかった。ジュリア役のハーラ(「ヘイラ」かも)・ヤナスの演技が生き生きしていて、可愛い女性なのだが単にそれだけではなく、少し熱くなり気味のウィンストンに比べて地に足のついた誠実な女性であるという印象を与える。

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