日本の大問題が面白いほど解ける本

福岡での夏休み後半から読み始め、成田空港に向かう成田エクスプレスの中で読み終えた。
自分が大学生だった1990年代初めはバブル絶頂期で、日本国内では経済学を使って解決するような問題ってないのかな、どちらかというと経営学の時代かなと思って日本の外で仕事をする道についたが、その後、日本は15年間くらいデフレの問題に悩まされるようになってしまって、自分の認識は甘かったと思い知った。
この本は経済学を使ってデフレの問題や、いつも改革が必要だと言われ続けている地方分権や年金の問題に答えようとする本。この本を読み進めながら、高校生レベルで経済学の基本を学ぶことの必要性を感じるし、著者のような政策形成の中枢にいた人の政策実行のための戦略論のようなものの必要性を強く感じる。

日本の大問題が面白いほど解ける本 シンプル・ロジカルに考える (光文社新書)

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