ヤマギシ会関連

ヤマギシズム学園の光と影

ヤマギシズム学園の光と影

『さらばヤマギシ
大窪興亜・石上扶佐子/94.5.10./地球民社/税込1380円

ヤマギシ会の暗い日々

ヤマギシ会の暗い日々

 ふれあいの里ブログで野菜の旬を知ろう

sakunou2005-11-09


農事組合法人吉井物産センターふれあいの里」のブログを立ち上げました。私はここの理事をしているので、宣伝の意味もかねているのですが、「学問と実践」で取り上げる真の目的は、野菜の旬を知ってもらうということです。

今の世の中、スーパーに行けば、国産の農産物でも産地は北海道から沖縄まで様々ですので、何が今旬なのかということがさっぱりわかりません。まして輸入物となれば、どのように育ててどのように運ばれてきたか、わかるすべもありません。

そんな中で、吉井物産センターふれあいの里は、基本的に吉井町内で作られた野菜が並んでいますので、そこに並んでいるものを見れば、今何が旬なのか一目でわかる貴重な売り場です。ただしその中で多少の例外もあるので気をつけてみて頂きたいと思います。

例外のひとつは、ビニールハウスで栽培されたもの。ビニールハウスの中は、外より温かく、主に寒さを防ぐ役割をしています。ですから、真冬にとれるレタスやイチゴ、一部葉物が栽培されています。中が温かいといっても、日が出なければ温度は上がらないし、真冬に夏場の温度になるほどでもありません。ですから、多少旬を引き延ばす効果はあっても、大きく旬をはずれるものが作れるわけではないということです。

次に、このビニールハウスに加温をして作るものがあります。加温というのは石油を炊いて暖房をするということです。こうすることによって、真冬でも夏の作物を作れるのです。吉井町では主にキュウリがこの栽培方法で作られており、ほぼ一年中売り場にキュウリが並んでいます。その他、椎茸やシメジなどもハウスや施設内で栽培されています。

こういったものを除いたほとんどの野菜は「路地野菜」といわれ、それは旬の時にしか採れないものです。人間も自然の一部と考えれば、自然に逆らって寒いときに夏の野菜を食べるよりも、その季節に自然にできるものを食べるほうが理にかなっており健康的であると考えることができます。そのことを一言で言いあらわしたのが「身土不二」です。

身土不二
 身土不二とは、「人と土は一体である」「人の命と健康は食べ物で支えられ、食べ物は土が育てる。故に、人の命と健康はその土と共にある。」という捉え方です。
 『医食同源』とも根っこは同じです。明治時代の人は、四里四方(16km四方)でとれる旬のものを正しく食べようという運動のスローガンに掲げたようです。現代の日本でこれができたら、まずは最高の贅沢といえますし、出来る条件があるとすれば、農村地域のどこかでしょう。
身土不二.comhttp://www.shindofuji.com/より


自給屋HPでも最初の頃は、この旬を知ってもらう目的で、料理や農作業を掲載していましたが、画面で見るだけではピンとこない部分もあるでしょう。しかし、ふれあいの里には、アップされたものが実際に売り場に並んでいるので、買いに行けば手に入ります。また、200人もの生産者が、様々なものを出荷しているので、花からキノコから果物に至るまで、すべての旬を掲載することができます。出荷されている農産物の移り変わりが、この地域の旬の食べ物の移り変わりです。

これを毎日チェックして、ぜひ旬を覚えて頂きたいと思います。そして、美味そうなものがあったら、買いに来て下さい。ふれあいの里は、年末始をのぞき年中無休です。我が家の総菜も月曜日を除いて毎日出荷しています。

ふれあいの里ブログ http://fureai.blogzine.jp/fureai/
吉井物産センターふれあいの里HPhttp://www.jagunma.net/yoshii-bussan/からも入れます