僕のアダナを知っているかい?

sakurasaku20052007-07-14

「僕のアダナを知ってるかい?朝刊太郎というんだぜ」
「母ちゃん、早く元気になっておくれよ、俺らやっと新聞配達になれたんだ」
山田太郎さんの「新聞少年」って曲を知っている人はこの中に何人いるだろう。山田太郎といってもドカベンでも、ニノ(二宮和也君)と吹石一恵さんの山田太郎ものがたりのことでもない(汗)
(写真は須坂市動物園のインコ。何か唄っているようにも見える(笑)


「作太郎さん、どうぞ〜♪」
突然、診療室の扉が開き、若い女性の明るい声が僕の目の前に飛び込んできた。
彼女の手まねに誘われるように重い扉を押し開けた。
なんくるないさー♪」さくちゃんの甲信越ブログランキング(笑)
「少しだけ問診させてもらっていいですか」
「いやだな、看護婦さん、さっき聞いたばかりじゃないですか。」
ワタシが先生です。--------−w( ̄▽ ̄;)wワオッ!!
意外にも博多人形のように細心で眼鏡をかけた若い女性が先生だった。
「熱もないし、風邪の症状はないようですがどうされました?」
「7月の初めころから咳が止まらないんですよ。段々ひどくなってきて」
「咳が止まらない?どこか旅行に行かれませんでした?」
彼女は質問しながらおもむろに僕の前でマスクを取り出し、その口をふさいだ。どうやら彼女の中で僕は疫病らしい(汗)。
「先生よくご存知で。義父を連れて渋温泉に1泊旅行に行きました♪」
「温泉じゃありません。アフリカや東南アジアなど海外に行かれませんでした?」
「先生、僕はね。一等飛行機が苦手なんです。」
「では、タンとかでませんか?血痰が出たりしない?」
「血尿が出たことはありますがタンなんてタンでもない・・・(冷汗)」
「では、副業できのこなんか作ったりしたことありませんか?」
「ハハハ、先生、面白いことを言う。サラリーマンは副業にキノコなんか作ったりしません。クビになっちゃいますよ(笑)」
「では、まじかで動物にさわったことは?」
「あー、そういえば須坂動物園にいきましたね。アカカンガルーのハッチ君を見ました。」
「作太郎さん」・・・「もう少しまじめに答えてください┏(∴`┏ω┓´∴)┛」
「あのー・・・・これでも十分まじめに答えているのですが・・・」
クスッ♪ここで先生が初めて笑った。笑った顔は普通の若い女性となんら変わらない。ただその時間は長く続かず、
「私は患者さんの前では笑わないようにしているんです。」彼女はそう答え再び、埴輪の面をかぶった。


それからいくつも検査をした。
彼女も僕も検査を散々したが、原因は不明のままだった。
僕のアダナを知っているかい?なぜだろう。今日はこの歌詞が頭から離れない。「大人になっても奇蹟は起こるよ♪」魔女の宅急便のキキのように勤労少年は夢をかなえた。http://www.hi-ho.ne.jp/momose/mu_title/i_yasashisani_tsutsumaretanara.htm
僕のアダナは作太郎♪・・・(^^♪今宵も長い。


追伸:台風4号が本格的に日本列島に迫ってきた。沖縄、鹿児島、宮崎の3県では突風で転倒するなど計20人が負傷したと聞いた。九州地方ではまた大雨が降るという。四国、近畿、東海地方でも注意が必要だ。皆さん、気をつけて。

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