日本史日誌

いまは旅行記で精一杯だけど・・・

北陸編/3日目/小松市・野々市町・金沢市


3日目は加賀南部へ。大聖寺へも行きたかったのですが、北陸フリーきっぷのフリーエリアが大聖寺の1駅手前の加賀温泉までなので、今回は断念。

9:10 金沢駅出発

特急雷鳥の自由席に乗車。平日でしかも金沢始発なので余裕で座れました。

9:30 小松駅到着

東口に下車。目の前にはコマツの工場と、だだっぴろい駅前ロータリーにタクシー行列。そして立派すぎる近代的な駅舎。んん・・・なんだかなぁ。

10:00 浅井畷古戦場

駅前より国道8号を南へひたすら歩くこと30分。約2.6km。あんまり歩いてくるところではないですわな。
関ヶ原の戦い前に金沢へ引き上げる前田利長を小松城の丹羽長重が襲撃したのが浅井畷の戦い。不意を突いた丹羽勢が序盤は優勢でしたが、数に勝る前田勢が結局は丹羽勢を退けています。
関ヶ原の戦い後、小松領は前田家のものとなったためか、古戦場には討死を遂げた前田家の兵*1の墓が建てられています。県指定史跡。



国道8号を北へと戻る途中、バッティングセンターを発見。折角なので一汗流すことに。体が鈍っているので無理せず少しだけで切り上げ。

10:50 本折日吉神社

有形文化財の御輿は、予想通り宝物殿に収蔵されていて見学できず。

11:05 莵橋神社

こちらにも市有形文化財の御輿がありますが、やはり見学は出来ず。

11:20 芦城公園

公園化された小松城三の丸跡。遺構らしきものは見当たらず。

11:35 小松城跡

小松高校グラウンドの西端に天守台石垣がドンと。あと井戸と本丸堀石垣が残っています。



次の目的地へ向かう途中、轟音が鳴り響く。そうだ小松には空港があるんだっけ。おぉぉ、飛行機が凄い低空を飛んでゆく・・・。急いでカメラを構えるものの、遠ざかってゆく姿が撮れただけ。


12:00 葭島神社

12:10 小松天満宮

12:30 来生寺

小松城より移築した長屋門があります。小松城唯一の現存建造物らしい。

12:50 弁慶富樫像

駅前に戻って参りました。東口の駅舎を撮影していると、通りかかったおじさんが声を掛けられました。
「向こうに弁慶の像があるよ」「おっ、こりゃどうも」

言わずと知れた勧進帳ですね。小松市には安宅の関跡がありますから。歩いていくにはちょっと遠いので今回はパスしました。

13:10 小松駅出発

小松始発の各駅停車黒部行に乗車。

13:35 野々市駅到着

なんかここも凄いハコモノ駅だこりゃ。

13:40 御経塚遺跡

縄文時代の集落跡で、公園として整備されています。国指定史跡。

14:15 チカモリ遺跡

約2km歩いてやって来ました。ここも歩いて来るところじゃなかったかなぁ。
さて、こちらも縄文時代の集落跡で、やはり公園として整備されています。国指定史跡。

15:10 新西金沢駅出発

野々市駅に戻るより早いので、といっても約1.9km歩いたわけですが。お陰で何かもーすっかりくたびれ果てて心が折れちまったぜい。
取りあえず北陸鉄道石川線に乗車。ワンマンカーです。地方に来たんだなぁ、って感じがして嬉しくなってきます。

15:15 野々市工大前駅到着、富樫館跡

車内の運賃箱にお金を入れて下車。駅前には富樫館跡の石碑が。町指定史跡。

15:25 喜多家住宅

重要文化財。戸が開いていたので暖簾をくぐって入ってみたのですが中は真っ暗。呼びかけても誰も出てこない。なんだか恐いのでそれ以上中には入らず出てきちゃいましたが、一体どうなっているのやら。

15:50 野々市工大前駅出発

予定ではこの後、3駅南の乙丸駅まで行って、富樫氏の墓地という御廟谷(県史跡)へ向かうつもりでしたが、そこまで行く元気も無く。この日はこれでお開きです。

15:55 新西金沢駅到着

16:05 西金沢駅出発

16:10 金沢駅到着

お疲れさまでした。天気は1日中いまにも泣き出しそうな曇り空でしたが、なんとか持ちこたえてくれました。夜になると物凄い土砂降りだったんです。

*1:しんがりを務めた前田家の重臣長連龍の配下9名。