受動的読書週間。

活字好きなのでなんでも読みます。頭の中で映像化しながら読むタイプなので、ドラマを見るのと同じ感覚で楽しいです。今週は、いろんな人が「これおもしろいよ」って貸してくれた本ばかり。

サウス・バウンド

サウス・バウンド

これはスゲーおもしろい。だって奥田英朗だもの。心のつぶやきが、いちいちおもしろすぎる。
一気に読むのがもったいない気がして、分厚い本を1週間持ち歩きちょっとずつ読んだ。主人公以外の登場人物まで丁寧に描かれていて、長編だけど最後まで飽きることがない。西表に引っ越してからの二郎の思考は小6レベルをはるかに超えていたが、親父の存在と話の展開を思えば違和感はなかった。すでに映画化されているので、脳内では"一郎→豊川悦司"と"さくら→天海祐希"!イメージどおりのキャスティングだと思うけど、映画には興味なし。

赤い指

赤い指

1時間ちょっとで一気読み。1/3くらいで展開が読めたけど、結末に少しだけ泣かされた。ミステリーというよりヒューマンストーリーかな。ハラドキな展開が好きなのでちょっと物足りなかったなぁ。

容疑者Xの献身

容疑者Xの献身

上司から借りた。(仕事絡みもあり、話題についていくために読んでおかなきゃ)ってノリだったが。どういう結末なのか、いや、結末がどうこうというよりも"石神"が何を考え、ナニを語るのか、最後まで引き込まれっぱなし。そして感動がじわじわと・・。これは傑作です。

読み終わってから、映画では"石神"役が堤真一だと聞く。えーーー?!「ダルマの石神」が・・カッコよすぎやしませんか。

親孝行プレイ (角川文庫)

親孝行プレイ (角川文庫)

さいごに、この脈絡の無いセレクト。どうなの!?「アルジャーノンに花束を」のくだりでは、バスの中で声をだして笑ってしまった。学会で論文を発表しているような語り口が最高。やっぱ、みうらじゅん、天才。