SATOXのシテオク日記

~ふもっふ、ふもふも~

東芝、家電のファーム配信にAmazon EC2/S3

東芝がウェブホスティングクラウドサービスのAmazon EC2/S3を利用すると発表したんだそうな。
ファームウェアの配信を行う流量には時期によって波があり、負荷が下がった際にリソース量をコントロールできるAmazon EC2/S3の利点を生かした形となります。
例えばかなり独断と偏見ですが、ソニー辺りなら無駄にお金を掛けてシステムを構築してしまいそうなものですが、この東芝の柔軟な対策はなかなか評価できるかと思います。ノウハウとか安定性とかの面では古くからやってるのでAmazonが優れていると思うんですよね。

東芝は、薄型テレビやHDDレコーダーなどのデジタル家電のファームウエア配信システムをクラウド上に構築した。クラウドサービスには米Amazon Web Servicesの「Amazon EC2/S3」を採用。システムの負荷が下がったときに、借り受けるシステムのリソースを減らすことで、コストを削減する狙いだ。配信するファームウエアの第1弾は、海外の特定地域で購入された数十万台の機器が対象。2010年3月に配信開始の予定である。

興味深い話としては、仮想マシンの増減制御にはAmazonが提供しているオプション「Auto Scaling」は使わず、「Wakame」という別のソフトを使うんだそうな。東芝曰く「アクセス数が増えたとき、仮想マシンが勝手に増え続けるのはコスト面などで不安」とのこと。
まぁAmazonの思うつぼにはならないという事なんでしょう(笑)。面白いですね。

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