【見る】日本プロ野球

 今シーズンも阪神と日ハムとを応援しているけど、幸い両チームほど好調なので嬉しいネ。特に日ハムがオリックスから移った山崎福也(さちや)のお蔭もあって、優勝確定のソフトバンクに次ぐ2位というのは素晴らしい! その他を言えば西武・オリックス戦はどちらを応援すればイイのか迷っているヨ。西武は球団創設以来応援していたし、そもそもライオンズという名称は子供の頃にファンだった西鉄ライオンズのものだったしネ。一方のオリックスは(西鉄の選手だった)仰木監督の頃から応援しているしネ。西武の2人の右腕エースは吾が2つの故郷である前橋と宇都宮の出身だし、西武ファンのアスミンを思えばやっぱり西武を応援するのが当然かな、そうしよう!

 

 セリーグでは昨年から新井監督の広島も応援しているけど、巨人から中日に移った中田を日ハム時代から応援しているので(ヤンチャなのがタマに傷だけど)、中日も今年こそAクラスに残れるようにガンバってもらいたいネ。子供の頃からのアンチ巨人だけど、長野をはじめ小林・吉川・門脇・戸郷など(それに菅野までも)好きな選手もいるので原監督晩年のように弱い巨人だとセリーグがツマラナイ。監督が代ったのをきっかけにチームが生まれ変ってもらいたいネ(変りつつあるのは嬉しい)。

 横浜も三浦監督はじめ好もしい選手も少なくないので、今中メジャー行きの穴を埋めながらガンバってもらいたいネ。今中やバウアーもいて期待できた昨年もダメだったくらいだから、今年もダメかな。ヤクルトは村上の打撃のお蔭で、一昨年まで2年も優勝できたのだから今年も5・6位でイイだろ。

 パリーグは吉井監督のロッテはローキ佐々木込みで応援しているけど、オリックスほどじゃないナ。楽天ソフトバンクはオーナー(?)がカネに汚いイメージなので好きになれないネ、選手は嫌いじゃないけどサ。

 

 

【呑み部(釣り部)】日本酒余るほど、赤ワインはサイコー

 釣り部の夜の呑み部について書き忘れていた。

 シロギスが釣れなくなったので早めに上り、ボクは昼寝で他の仲間はいつものアマッチ差し入れの高級ビールを呑んでいた。風呂上りの夕食は想定以上に美味で感心したネ。驚いたのは魚尽くしで魚以外は野菜の塩もみみたいのもので、これだけは不味くて皆さん残したようだ。焼き魚・煮魚・フライ・刺身の中でも焼き魚が前代未聞のホウボウだったので、ボクのみならず皆さんビックリ! 本来はブツ切りにして鍋にする魚だろうけど、女将が言うには(断面が四角形に近いので)手間をかけて4方向から焼いたそうながら、実に美味かったネ! 

 ホウボウも昔はシロギスの外道で釣れたこともあるけど、最近は実績がないネ。ちなみに通っている床屋の主人もキス釣りをするのだけど、外道で釣れるホウボウは見た目からコワいのでヒトに上げてしまうとのこと。140キロのデブだけどネ。

 小鍋に火が点いていたので何かと思ったらエビ(クルマエビより少し大きめ)だったヨ、ヤセエビに合わせたわけじゃなかろうが美味かったネ。煮魚の種類は分からなかったけど、フツーに美味かったかな。刺身も船盛でたくさん付いていたけど、最近刺身に食指が動かないボクは手を出さなかった(たくさん余ったのをフニャ君が部屋に持ち帰ったのを後で食べたヨ)。ビール(残念ながらアサヒ)は6本呑んだけど、魚(肴)に合いそうな日本酒(ボク等の隠語ではミズ)はユウ君ペアはじめ全く呑まなかった。

 部屋に戻ってからは、前回呑めずに持ち帰ったユウ君ペア差し入れの赤ワインが絶妙の味だったネ。昔アマッチが北見で呑ませてくれた赤ワインが生涯サイコーの体験だったけど、それ以来の赤だったネ。日本酒はフニャ君の辛口から始めたものの、キツ目だったせいかその後に開けたヤセエビの一升瓶の方がペース早く減っていった。一升瓶だけに呑み切れずに少々余ったネ。その他日本酒はパンサーのせっかくの熊本土産・ダンちゃんの差し入れとフニャ君のもう1本別のものと3本も余って持ち帰って次回まわしとなった。

 ボクが予備で用意した赤ワインの安物も持ち帰ったけど、ワイン用のツマミで小さなチーズ各種の詰め合わせを2種類持参したのは上手く行ったようだ。刺身もあったせいかその他用意した肉類(タン等)2種も、那珂湊で買ったホタルイカ2種も開けずに終った。部屋は4ツ用意してもらったので、酔った順に寝室に引き上げた。部屋も風呂も女将も悪くなかったけど、下働き(?)の主人だけは使い物にならず残念だったネ。

【見る】ショーヘイを他の日本人と比べても無意味  

 先日ショーヘイが175本のホームランを放ったら早々と松井秀喜と並んだと騒いでいたけど、松井がカワイソーだヨ。松井は日本人の体型ながらも精一杯ガンバってホームランその他の記録を残したところを評価すべきであって、ショーヘイはそもそも日本人の枠を破ってコスモポリタン級の体型の野球選手になったのだから、日本人の代表である松井(やイチロー)と比較するのは意味がない。比べるなら過去・現在のメジャーの強打者とすべきであって、単純にメジャーを代表する選手としてのショーヘイを楽しむべきだネ。

 日本のプロ野球の話を書こうとして、前振りに以上を記したけど眠くなったから機会を改めてネ。

【近況】仲間と《つながる》ことで孤絶(悩み)を解決しよう!

 釣り部で実に久しぶりに会うことができた2人のお蔭で、心中に湧いてくる嬉しさを噛みしめたネ。期待した稚鮎は釣れなかったけど、釣り場を内房から変更して良かったヨ。釣りを止めて釣り場に座り込んでダンちゃんの悩みを聞いたので、目の前の生徒を中心にやっていくように助言したのは釣り部報告に記したとおり。その後ヤセエビが合流したものの2人は直接話す余裕と機会がなかったというので、ダンちゃんの相談相手としてこの上ないヤセエビに連絡するように手はずを整えた。結果は大成功でダンちゃんから以下のメールがきてボクも大喜び(もちろん個人が特定できないように伏字にしてある)。引用したのはボクがくり返し強調してきた「つながり」が、ダンちゃんのカッパ口から自然と出てきたからだネ。これが最後の仕上げの喜びだ!

 独りで悩んでないで、遠慮なく仲間に相談するのが解決への道だネ。

 

関谷先生、こんばんは。 
〇〇のカッパこと、〇〇です。 
おかげさまで、〇〇先生と連絡がとれ、いろいろ相談に親身になって暖かい言葉やアドバイスをいたたけました。 
ありがとうございました。 
自分の信じた道をゆく、子供たちのためになるかどうかで、判断して進みたいと改めて思いました。何かあったら、〇〇先輩かいる!と思えるのは心づよい限りです。つなげていただき、ありがとうございました。 
暦より暑い日々が続きます、ご自愛ください。 

【状況への失言】最首悟(さいしゅ・さとる)さんは尊敬できる稀な人  新刊『能力で人を分けなくなる日』(創元社)

 ブログにも何度か書いてきた人だけど、最首悟さんが先日の「東京新聞」に新著紹介をかねて取り上げられていた。写真を見ると最首さんもだいぶ好々爺(こうこうや)の雰囲気を出すようになったナ、と思ったら87歳とのこと。それでもお元気そうで何より。そもそもこのトシで新刊を出すのだから老人呼ばわりはできない。その新刊も中高生3人と車座になって語り合ったものだというのだから、精神の若さはハンパナイ! 

 《頼り頼られるのはひとつのことです。一方が自立したり、一方に依存していたり、ということはありません。》

という深い言葉が中高生に簡単に伝わるとも思えないけれど、記事には《「私」という存在がまずあるのではなく、「あなた」との関係がまずあって、「私」ができていく。最首さんが提唱する「二者性」の概念だ。》という解説が付されているのを読んだら、学部生の頃に同級生の故・木邨雅文が教えてくれたマルティン・ブーバー「我と汝」の考え方との共通性を感じたネ(岩波文庫にもあるから絶対おススメ!)。

 ブーバーの思想はユダヤ教に根付いているとのことだけど、最首さんの場合はダウン症の三女(47歳)との暮らしの中から得られた知恵だそうだ。この娘が幼い頃に一緒に撮った新聞掲載の写真を見た時の感銘は未だ忘れられない。娘がサイコーの笑顔で抱かれているのだけど、最首さんの表情もこの上なく嬉しそうで信じがたかった。障害のある娘を抱いてこれほどの喜びを表していることが、素直に受け止めることができなかったのだネ。その逆に不幸な子を強いられたと暗い表情で生きている親を少なからず見てきたからネ。

 

 全共闘運動のさ中、駒場の第八本館をバリケード封鎖をしていてボク等のクラスが与えられた部屋は、駒場全共闘の精神的支柱だった最首さん(当時は助手という教員の立場)の隣りの部屋だった。大工道具を借りに訪れたこともあったりで、親しく口をきいてくれた最首さんが今や何をやっても及び難い存在になっているのだから、吾ながらジンセイの奥行きの深さを感じるネ。ダウン症の娘さんのことを知ったのは、だいぶ経ってからの新聞の記事だったけど、それ以来は畏敬の念が深まるばかりだった。

 今回の記事で初めて知ったのだけど、東大助手時代には石牟礼道子本人から懇願されて水俣病の学術調査団に加わったのだそうだ。さらに驚いたのは津久井やまゆり園事件の被告から手紙がきて以来、今もやり取りをしているとのこと。最首さんがダウン症の娘の人格を認めて共棲しているのを知って、知的障害者ら45人を殺傷した被告が最首さんに論争を挑(いど)んだのだろネ。ボクからすると被告は(新興宗教信者や杉田水脈と同じく)話しても通じる相手ではないと思うけど、最首さんは見捨てないのだネ。

 新刊のみならず、最首さんの著書を漁ってみるつもり。

【読む】大橋毅彦『神戸文芸文化の航路』には圧倒される

 大橋毅彦さんといえば、むやみと上海に詳しい人というイメージが強いけれど、本書は地元の神戸を舞台にした副題の「画と文から辿る港街のひろがり」を論じた興味深い研究書だ。琥珀書房から2800円+税というのだから安価なのは、関西学院大学からの助成金のお蔭かな。「画と文」だけに限らず目次を見たらマン・レイコクトーなどの名前が出てくるのみならず、バレエやら朝比奈隆まで並んでいるので大橋さんの守備範囲に圧倒される思いだ。朝比奈隆といえば日本のブルックナー演奏を支え続けた指揮者で、その道のファンからすれば神様のような御仁で、ボクも何曲か録音・録画してあるヨ。

 テーマが狭い時空間に限られている印象のとおり、無名あるいはそれに近い名前が取り上げられている中に、有名どころでは小田実陳舜臣の名があるのは極端な対照で苦笑が洩れる。個人的にはこの小田実についての論に関心があるが、詩の研究者には必読の文献なのでおススメ! 「あとがきに代えての雑信」を読んでいたらむかし愛読した木原孝一が、日中戦争下の中国に兵士として赴いた少年詩人の頃は「木原」ではなく「樹原」だったというのは初耳だったけど、樹原孝一を調べる過程で浅原清隆という画家の存在に出遭ったという。

 こんな具合に実際に足を使って調べるうちに貴重な発見・出会いに遭遇するというのが、大橋さんの研究がブッキッシュではない信頼すべきものだという確かな手応えだ。末尾に奥様である大橋秀美女史が研究を支えてくれた老をねぎらうのみならず、装丁画まで手掛けてくれたことに謝意を付しているのは思わず微笑みが洩れるネ。

 大橋さんもいよいよ定年退職と聞いたけれど、研究者としては現役であり続けていることにも圧倒される。こちらが先般「後期高齢者」になった身で、研究からいっさい「足を洗」って久しいのでいっそう頭が下がるネ。

【釣り部】次回は6月22・23日

 まだ先のことながら、次回の釣り部の予定を報せておくヨ。6月は定時制の同窓会や学大の学会があるのでそれ等を避けて日にちを選んでもらったヨ。

 6月22・23日(土日)

 宿は北見で釣り場は金谷や保田の漁港を攻める予定。

 参加希望の人は連絡ください。