Hatena::ブログ(Diary)

関谷ゼミブログ

2018-07-17

ブログの効用?

ン年ぶりかに○○ちゃんからメールが届いた。

読んで笑ってこちらが励まされた感じなので、匿名で紹介しよう。

数多いメールのやり取りもそうだけど、ハッキリ意識しないながらの、ブログの目的の1つが果たせている手応えを感じるネ。

《関谷先生

お久しぶりです。

お元気ですか。○○です。

(伏字)に気持ちが折れそうになり、先生にナキゴトを言おうと思っていましたが、先生のブログを読んでいたら、

なんだがバカバカしくなったので、がんばろうという気持ちになりました。

ありがとうございました。

また、お会いしたいです!》


【ボクの返信】

何に反応してくれたのか不明ながら、お役に立てたようで何より。

何ごとでも、バカバカしいと思える距離感をとる(メタレベルで見る)ことが大切だよネ。

ボクが女王様ジャミラの横暴に耐えて行けるのも、これだネ。

2018-07-15

芥川龍之介「地獄変」  主人公と決めるのは読者  有光隆司  石川淳「アルプスの少女」

漱石もそうだが、今どき龍之介の作品で新見を出すのは並大抵のことではない。

レポの木島クンの意気込みは伝わってきたものの、文学研究ではまだ初歩的な段階なので大事なところでつまづいた。

語りが一人称である点を軽視し過ぎ、叙述を客観的なもので信じられると受け止めてしまったのは致命的。

語り手がクドイほど大殿の弁護に言葉を費やしているのだから、語りを鵜呑みにしたら語り手の意のままに利用されるだけ。

《一人称の語り(手)は信じることはできない。》という教訓は死んでも忘れてはならない。

関心のある「芸術至上主義」を多少ズラしてテクスト解釈をしようという意気込みは評価できるものの、結論が面白味に欠けるのでザンネン。

クリスチャンの)宮坂覚さんの論に乗って「処女」と「地獄」を対比的に論じた点も怪しく、受講者から「処女」にキリスト教的イメージをかぶせ過ぎると批判されたのももっともだった。

グッチ君が欠席したせいか、日ごろ沈黙気味の留学生も含めて盛んに意見が出たのも面白く聴けた。

良秀の娘の位置付けも過剰で批判されたが、この娘は作品世界で大きな意味を担うには小さすぎるだろう。

最新の研究がどいう状況なのか知りたかったが、レポが引用したのは古いものばかりでボクの希望には応えられずに終わった。

レポが研究の基礎ができてないままの発表だったのでマイナスが目立ったものの、意欲と工夫する手付きには期待できる。

ボクの説明に対してマーさんから「主人公」についてのタイムリーな質問が出た(質問が出せるというのは勉強している証拠)。

結論だけ記しておけば、主人公を決めるのは読者であるということ。

誰を主人公とするかということから、テクストを《読む》作業が始まっている。

だいたいの作品において、主人公だとされるのは一致しがちではあるが、だからこそ千篇一律の作品理解が広まっているわけだ。

優れた作品論として紹介したのは有光隆司さんの「坊っちゃん」論、この卓論は坊っちゃんと呼ばれる若者を主人公とはしないで読み切った画期的な論(ルー小森が有光論の尻馬に乗った論を発表したのは醜悪)。

有光論ほどのレベルは無理としても、主人公が絶対ではないというのを理解するには知っておくべき「記録に残る論」だ、読むべし!

@ 次回は石川淳アルプスの少女」を淳の専門家であるグッチ君が発表してくれるので楽しみ。

7日の酒  マンゴー  紅秀峰(桜桃)  カンゲキの連発

宿の船盛(特別料理)はヒラメの刺身を中心に、サザエやイセエビの刺身も盛られて言う事なし。

ボッチを始め、イセエビが初めてという仲間がカンゲキしていたのも御もっとも。

風呂上りに呑み部長・アマッチがいつもの高級ビールを呑ましてくれたのもカンゲキだったけど、宮城のリューマンからの差し入れの地酒を始めとして、日本酒が6人(+二次会の2人)では絶対呑み切れないほど集まったのもカンゲキそのもの。

釣りの途中から釣り部長のユウ君が作ってくれたシロギスの昆布締めがまた、二次会のツマミのカンゲキの元。

釣行寸前に学大修士である台湾の林淑妙(林淑美ではない!)さんが送ってくれたマンゴーを沢山持参して、二次会に食してもらったけれど、これも初めて食べる人が多くてカンゲキしてくれたのも嬉しかった。

余った日本酒の中にはイヤラシ君持参の「獺祭」もあったし、先般の奥松嶋の釣行の際にサカポコとの間でお菓子と物々交換してもらってきた、ジュラ紀湧水仕込「祈水」の陶器入りもあり、その他すべて現地の蜂谷家に預けて夏合宿に備えてある(もちろん常に新鮮な野菜を食べきれないほど差し入れてくれる蜂谷家で消費していただいても構わない)。

という次第だから、夏合宿に参加する人は日本酒以外の酒・ツマミをご用意下さい。

サイモン・ラトル  マーラー

このところ実家の土地の件で少々忙しかったので、久しぶりにブログを記していたら、「プレミアムシアター」でベルリンフィル常任指揮者を20年務めたラトルが辞任するにあたっての特番が始まった。

楽員のインタビューが面白いので画面から目を離しがたいので、ブログに集中できないながら続けよう。

ラトルバーミンガム市響の指揮者だった頃から目立っていたので知っていたけれど、ベルリンフィル指揮者候補に名前が上がった時にはラトルで決まりだろうと思ったものだ。

彼の指揮で一番印象に残ってるのはマーラー交響曲第4番の出だし、それまで聴いたことのないリズムというか演奏だった。

ビデオに録画してあったのをDVDにダビングしたら聴けなくなってしまって残念至極!

この曲は極め付けだと思っていたホーレンシュタインの演奏のレコードで聴きなれていたので、それとは異なりながらも強く訴えてくるラトルの演奏にはビックリした。

アバドマーラーを振り始めた頃にこの曲を聴いたら全然イイと思えなかったので、最大級の尊敬の念を捧げる吉田秀和アバドの演奏を評価するのが理解できなかった。

今日は最終演奏曲としてマーラーの第6番(通称「悲劇的」)を放映するというので録画するために、ハードディスクから消去してもイイ曲を探していたら、何種類もの演奏で録音・録画してあるベートーベンの「合唱付き」があり、ラトルベルリンの演奏だった。

ラトルを消してラトルを録画するなら理にかなっていると思い、いちおう聴き始めたら素晴らしい演奏で消し難い。

仕方ないのでパーボ・ヤルヴィ指揮N響のマーラーの第6番を消すことにした。

同じ曲を異なる演奏で録画し直すとすれば、これも理にかなっているだろう。

ヤルヴィも素晴らしい指揮者だけど、マーラーならラトルでありN響よりベルリンフィルだろう。

2018-07-12

7月は休み

今さらの連絡ですが、14・15日のエントリーが無いので7月のゼミ部は休部とします。

8・9月の発表希望者を募っています。

夏合宿

既にお報せしたと思いますが、今年の合宿は8月4〜6日(土日月)の2泊3日です。

宿は2泊とも「北見」が取れました。

先週の館山はシロギスが久々の大漁だったので、ご期待下さい。

参加希望はイチローまで。

2018-07-10

シロギス大漁、巨大カワハギも!

2日間の釣行と呑み疲れで、帰宅後はずっと寝込んでいたヨ、いつも以上に。

真夏のような日差しを受けたせいもあるかな、顔と手の甲が真っ赤だヨ。

1週間前の予報では初日は雨だと覚悟していたのに、梅雨明け宣言も出て雨に降られることはなかったのは幸いながら、初日の強風にはマイッタ。

それでも型の良いキスがコンスタントに釣れたのは嬉しいかぎり!

初心者のボッチも含めて各自が結果を出し(疑念の釣果を含め)、竿頭(トップ)アマッチの6本を始めそれぞれが久しぶりの手応えに喜びイッパイ。

総数は20尾をユウに超えたと思われるけど、ユウ君が途中から得意のシロギスの昆布ジメを次々と作ってくれた。

その手際は年々磨きがかかってプロの味わいが具わってきたけど、昆布の味が浸みた頃合いに二次会のツマミとして食させてもらうのもキス釣りのだいご味。

メゴチも型の良いのがキスの半数ほど釣れたけど(天ぷらにするとキス以上に美味いと思う)、残りのキスと共に原住民のハチ家の食卓へ。

それにしても釣り部としては半年ぶりの大漁で、満足度はハンパナイ。

とはいえ2日目も同様の釣果と思いきや、早朝から釣り始めたイヤラシ・アマッチのペアが2時間ほどでキス1尾と聞いたままの状態が、朝飯の後も続いた。

でもその早朝釣りではイヤラシ君が28・5センチの巨大カワハギを釣り上げたのは記録に残る釣果! これまでの記録は三崎港で釣ったユウ君の25センチ以下かな。

2日間、呑み部長のアマッチがキス釣りがてらにメゴチ餌でマゴチを狙ったけど、全く反応が無かったのはザンネン、次回に期待!(記録は数尾あるし)。

ともあれこの日の釣果であるキス10尾程度(とメゴチ数尾)は早上がりして実家に戻るカネシローに土産として持ち帰ってもらったけど、その後は2日間の最大級のキスを1尾ボクが釣り上げただけで淋しい釣果。

それでも2日間の手応えは近来ないもので、久々の充実感を抱きながらの帰宅、これが釣りだよナ〜。

帰路寄った君津のパーキングで懐かしい(?)ゾク(暴走族)の大騒ぎ(とはいえ大騒音だけ)に出くわしたけど、集団に埋もれながら他人に迷惑をかけるだけの大騒音によってしかストレス発散ができない在り方も淋しいものだと考えさせられた。

彼らにも釣りを教えてやりたいものだ、ボクがジャミラの「暴走」にも耐えられるのも釣り部のお蔭なのだから。

2018-07-06

長谷川利行展

退職した身ながらなかなか観に行く時間的余裕もないし、身体にも余裕がないのはトシのせいかな?

最終日が8日の3日前の5日にやっと観に行けた。

素晴らしいし、めったにやらないだろう展覧会だから、残り7か8日にぜひご覧ください(ボクは釣り部で館山へ)。

入場料は900円と安価府中美術館、府中駅から100円のバスもあるし徒歩でも行ける。

リコウ(利行の通称?)は大正末から昭和前期まで、表立った活躍ではなくボヘミアン(放浪者)的生活を送りながら多産した画家。

多産も当然であまり書きこまない画風だからであり、それでいながらスゴイ迫力のある作品が多い。

一般には未完成のように見えがちだけれど、省筆でいながら描ききった感が伝わってくるから不思議。

アッという間に描き上げて料金代りに置いて行くことも多かったようなので、数年前に「何でも鑑定団」に出品されてトンデモナイ値段が付いたので会場のみならずボクもビックリしたもんだ。

ちょうど法政大院生が他の授業で発表したという龍胆寺雄「放浪時代」を再読していたのだけれど、語り手であり中心的人物である絵描きの「僕」の遥か上を行く無頼ぶりで生きたのがリコウだと言えよう。

時間をかけた作品として「岸田國士像」があって、珍しく描きこんでいるイイ絵なのだけど、その代金はもらいながらもその後も何度もオネダリに行って岸田と困らせた、という説明書きは笑わせる。

笑わせるのは大横綱双葉山土俵入」で、けっこう相撲取りを描いているとのこと。

意外なのは現在上映中(山崎努と樹希希林)らしい「熊谷守一像」で、常識を超える出不精の熊谷を描くチャンスがあったというのが面白い(熊谷青木繁同級生と知った時も驚いたけど)。

変人同士で気が合ったのかな?

靉光像」という作品も良かったけど、シュールな「眼のある風景」で知られる靉光(あいみつ)とは親交があっても不思議はないけど、靉光には無頼のイメージは無いから嫌っていたかもネ?

もっと意外で苦笑したのは「房州保田砂鉄工場廃屋図」という作品で、保田(ほた)といえば釣り部の定宿である北見に近い漁港で最近の釣り場だから。

明日、館山で釣れなければ保田に移動する可能性もあるからネ。

明朝は早起きしなければならないから、そろそろ寝なくてはならない、間もなくフランスウルグアイに勝って終るだろうし。

それにしても世界のレベルは高い、個人技ではかなうはずもないから、日本のサッカーは集団の結束で対抗しないと勝てないネ。

@ 時間に余裕があったので常設展も観たけれど、松本竣や小山田二郎の2人は以前府中で展覧会を楽しんだのだと思うけど、やはり他の画家より数段上だと確認したようなもの。

 常設展も含めておススメ、観るべし!