極冷ボンベ 2014年夏
【1.皆様のおかげです】
ブログのアクセス解析なんぞしてみると、意外な物にヒットする事が分かってきます。
人気な記事はやはりJP1がらみ、LPICやMCp、CompTIAなどの資格関連で良くヒットしているようですね。
意外な物としては、最近頑張りだした自動車関連の記事で、コーティングのキーワードで訪れる方の多い事。
労力やお金がかかる事は、やっぱり皆知っておいたり元気づけられたいものですよね。
しかし、最近のアクセス解析で最も意外だったのは『極冷ボンベ*1』でした。
【2.再会のボンベ】
極冷ボンベの記事を書いたのはずいぶん前で、2010年の8月8日でした。
調べてみると、どうもあれから毎年夏は限定品としてファミリーマートで販売されているらしい。
宮崎でも飲めるのかと二軒梯子してみるとありましたありました。
そんなわけで、昔懐かしい極冷ボンベとの対面となりました。
シルバーグレイのいかにもボンベという外観、霜が降ったような演出。
注目すべきは、左側のメーターが100を振り切って針が折れている事でしょうか。
よそさまの去年のブログを見たところ、去年はまだメーターは100に届いていないようでしたので、満を持して送り込んだ決定版と考えるべきなのでしょうか?
グラスに注いでみると、色は淡い水色。2010年の濃い色合いはありませんんでした。
味わいはラムネ味。味覚までは詳細に覚えていませんが、あまり変わっていないとおもいます。
【3.ボンベはいいものだ】
メカ好きとしてはやはり武骨なボトルというのは訴求力が強く、味わい以上にこのパッケージングや演出が気に入ってしまっているようです。
自分でもアホだとは思うのですが、最近鹿児島の尚古集成館の別館で似たようなものを見かけました。
薩摩藩第11代当主島津斉彬は開明的な藩主として知られていますが、彼は最新式のボンベカノン砲(ベキサンス砲)に憧れて、自ら湯飲み茶わんを作る時、それを模した形にしてボンベンと銘打ったのだとか。
この場合のボンベは爆弾を意味するbombをオランダ語読みした物だと思われ、ボンベカノン砲はすなわちただの鉄球ではなく、中に火薬を詰めた破裂弾(現代の榴弾に相当)を撃ち出せる当時の最新式の大砲でした。
好きな物を食べ物や器に活かすのは、ザクとうふやキャラ弁、マミさんケーキを食べる現代の我々と感覚的にはひじょうに近い物を感じます。
遊び心というのも何かを成し遂げるのには必要だし、こうした茶目っ気のある方に見いだされた篤姫や西郷隆盛はいい上司に恵まれたと思いました。
*1:「ごくれい」ではなく、「ごくひえ」と読むようです。