柔弱こそ真の強さ

おはようございます。

秋の彼岸会、ご先祖様への供養、充分に尽くされたことと思います。ご先祖様への供養はこれでいいということはありません、人生と同様です。利他はこれでいいということではないと同じです。これからも日々ご先祖様への感謝を怠らずにご精進ください。   
「にんげん学」小倉講座「老子を読む」ご出席の皆さんありがとうございます。二ヶ月ぶりにお目にかかり、思わず目頭を熱くしました。皆さんいろいろとご心配をおかけしました、皆さんと再びお目にかかれてとても嬉しく思います。
 これからは一層柔軟に対応し、ご心配をおかけしないようにしてまいります。ですが、ご心配くださる愛情深い皆様と出会えたことに幸せを感じております、ありがとうございます。
 良寛禅師のお言葉は老子の教えと共通しています。
「災難に逢う時節には災難に逢うがよく候。
 死ぬる時節には死ぬがよく候。
 これはこれ災難をのがるる妙法にて候。」。
 前にも書きました。生老病死は真理、誰も逃れることはできません。時に、どのように在るか、対するかだとしみじみ思います。そして「教えの言葉が心の中に在ることの幸せを実感しております」。心学の教えを伝えて下されたことに感謝しております。一層心学を伝えていかなければと気持ちを強くしております。
 老子は「柔弱なるものは生、堅強なものは死」と。とにかく頑固はダメということです。
 「強くありたい」誰もがそう願っていることでしょう。ただし、その強さを堅強さに求めているとしたら、「本当に強い人にはなれません」。追求すべきは「柔軟さ」です。「柔弱」は「無為自然な在り方です」「争わない在り方です」。
 何か問題が起きたとき意識して戦って勝ちを得ようとするのではなく、無為自然に「柳に風と流し」自分を見失わず、今置かれている現実を否定せず、使命を思い、対立せず使命を果たすことです。
 道理に則さない強さは頑固、自己顕示欲が強い人、自我意識、自己顕示欲が強い人は自らの強さで身を滅ぼす羽目になるのです。何か問題が生じたとき常に対立するような生き方は敵を多く作り、怨みを買い、その事に対応することで疲れる人生を自ら作り出しているのです。
 柔軟に対し、心を相手に奪われることなく、己を見失わず、じっくりと使命を果たしてまいりましょう。
 皆さん、これからも天命をいただいている間よろしくお願いいたします。苦楽共に愉しみ暮らしましょう。どちらに偏っても苦しみ悩みを生みます。二ヶ月ぶりに帰り関門海峡を渡る船の汽笛が命のこだまのように感じています来月は26日(金)、それまで元気に過ごします。
 今夜は「にんげん学」神戸居酒屋講座「論語を読む」、時習を愉しみましょう。今日も無理せずにお過ごしください。  
世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。

日々の徳目、勤勉・質素・社会と人のために一隅を照らす。 合掌
※どのようなご相談でも承ります。0774-44-5380。メールbonsan01@wao.or.jp。相談することの勇気が未来の幸運の扉を開けます、ノックをしましょう。
☆「にんげん学」小倉講座「老子を読む」ご出席の皆さんありがとうございます。来月もよろしくお願いいたします。来月は10月26日(金)です。