あえて『スケバソ刑事』と呼ぼう。

スケバン刑事 コードネーム麻宮サキ』は、まっこと口惜しい映画だった。
あややはいい。例の決めセリフにはダダ泣きしそうになった。ちょっと泣いた。石川はともかく、美勇伝の残り二人も頑張っていた。
が、話がなんだか中途半端。吉良=竹内力の存在意義が非常に薄いのも気になった。
なんか主題歌が黒バックとアレで、アイドルの姿が一切映らないのは如何なもんか。知世版『時かけ』を見習うべきだ。
とにかく、深作健太がタコ。「映画秘宝」での『映画芸術』発言は嘘でもギャグでもなく本音であることがわかったーただし、それは大きなカン違いに基づいているのだが。とにかく見てる間ずっと"たぶん、こいつの好きにさせると『キャシャーソ』みたいなおかしなもん作りそう"という思いが頭の中をぐるんぐるんしていた。
どっか"子供用でしょ"ってなめた態度がす(す)けて見える。子供用だろうが、何だろうが真剣に作れば、それが結果的に広範囲の年齢の人に感銘を与えられることもあるのだ。健太はこの秋放送される『映画 クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲 [DVD]』や『名探偵コナン?天国へのカウントダウン? [DVD]』を改めて見るべきだ。
あーあ、あのキャスト・スタッフで監督だけ和泉聖二や長谷川安春、橋本一に入れ替えて今すぐつくりなおしてほしい。
というか、那須博之は『デビルマン』ではなく、『スケバン刑事』をつくるべきだったんじゃないのか!!
え、てことは『PART2』は金子修介に…それでは『あずみ2』になってしまうじゃん。

で、パンフ収穫

でもって、トリアス久山。例によって一麺亭のラーメン→ブックオフビレッジバンガード
ブックオフでパンフをそこそこ。
『ひまわり』『凱旋門』『ある愛の詩』『卒業』のリバイバル上映用。
ミッション・トゥ・マーズ』『バトル・フィールド・アース』『ブルー・サンダー』
でもって、『ストリート・オブ・ファイヤー』と『再会の街』が嬉しい。

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なつかしブログ本

で、『元祖怪獣少年の日本特撮映画研究四十年』の後半。
まっじで退屈。テイストが思わずブログをはじめちゃったおじいちゃんの思い出話で読んでるようで正直辛い。
あと人の呼称があまりに揺れすぎ−同じ人を呼び捨て、君、さん、監督などなどーてるのもどうかと。
発行年度の2001年というのを考えるとこの人がいかに過去に生きてるかかが分かる。それはそれで貴重なんだろうけど。

どっちが先か・・・どっちでもいい

札幌2児虐待死 「少年時代父にから暴力」 逮捕の男が供述
日刊スポーツの紙面にはもっとえげつない見出しが

容疑者は元ホストとソープ嬢
(前略)札幌の繁華街ススキノでホストとソープランド嬢の関係で出合っていたことが、1日、関係者の話で分かった。
(略)道警では、最初に出会ったのがソープランドかホストクラブか、経緯を調べている。

ホントどっちでもいいんだけど。
それにしても"凶悪"殺人事件が起きるとゲームや映画のせいになっちゃうんだけど、おんなじ思考回路ならもっと今回"ホストクラブバッシング"がおきても良いような気がする。でも数字のとれる"ホスト礼賛"番組の放送を取りやめたりしないはず。

ある愛の詩たち

昨日みたトレーラー、『虹の女神』『ただ、君を愛してる』『7月24日通りのクリスマス』みんな恋愛映画−純愛映画かな。
特に岩井俊二プロデュース『虹の女神』ってのは『ラブレター』が韓流を通って戻ってきてってな感じ、まあ発端は『ある愛の詩』でしょ。
でもって『ある愛の詩』のパンフに載ってる意見(そう書いてある)。

                     16歳(女性)学生
愛がささえあう二人のバイタリティに感動した。
背景の雪景色がとても素晴らしく、その白さがこの二人の純愛を象徴しているようで素敵だった。

テンプレとして使える。『虹の女神』はまんまでOK。『ただ君』は「雪景色」を「森林」に、「白さ」を「青さ」に、『724』はそれぞれ「町並み」と「ゴチャゴチャさ」に置換すれば完成。