なにげなくレノファ応援日記

レノファはどこから来たのか、レノファは何者か、レノファはどこへ行くのか

レノファサポーター上下遠征に行く

こないだの4月21日、レノファレディース応援に広島県の上下町まで遠征してきまして、上下の街が実に素晴らしかったので、ブログに書いておきます。


レノファが上下町で試合をするのは、トップ・レディース・ユース含めてクラブ史上初めてのこと。調べたら上下町は観光の見所も多いみたいで試合ともども楽しもう!てことで、試合前日の4月20日から上下に行ってみました。


上下という珍しい地名の由来は、町の真ん中に日本海側と瀬戸内海側の分水嶺があって、上下に水が分かれることから来てるんだそうです。(出典:ウィキペディア
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%8A%E4%B8%8B%E7%94%BA%E4%B8%8A%E4%B8%8B


上下町に着いてみると、さっそく町のあちこちに分水嶺の看板が立ってました。



町の外れで見つけたこの水路。
右の水路は日本海へ、左の水路は瀬戸内海へ。
こんな水分れスポットがあるこの上下町、分水嶺好きにはたまりません!


上下町はかつて幕府領(天領)で、石見銀山の銀を運ぶ交通の要衝だったらしく、今も歴史を感じさせる白壁の街並みが残ってます。アタシも折角なのでレノファユニを着て白壁の町を徘徊。何すかこの町は。エモい。エモすぎる!





たまたまこの日から「じょうげ端午の節句まつり」が始まってたらしく、町屋に鯉のぼりが飾ってありました。上下歴史文化資料館には山本勘助が着たという鎧も(ホンマか?)




上下町に一軒だけあるレコード店「じょうげレコード」さん。かわいいおばあちゃんが店長さんで、店内には世界でこの店にしか置いてなさそうなお宝のレコードやCDばかり。ワタシはユニコーンの名盤『ヒゲとボイン』を購入。


もう一つの上下町お宝スポットは「眞野資料館」さん。メガネ店兼時計店の2階にある資料館(入館300円)には幕府領だった上下の町に残る鎧や火縄銃などのほか、幕府老中の名で出された高杉晋作や西郷吉之助の手配書も展示されてました。渋すぎる!


上下の町の夜は「焼き鳥かかし」さんで楽しみました。レノファサポなら見逃せない「鶏の唐揚げネギまみれ」というメニューを発見!美味しくいただきましたー。


その夜は、まさにザ昭和な「あらき旅館」さんに宿泊。なぜか部屋にマンガ(シティーハンタースラムダンク沈黙の艦隊、パイナップルアーミー、部屋においでよ、美味しんぼガラスの仮面などなど)が揃えてありまして、ついつい読みふけってしまい眠れない!笑


さて試合当日の朝を迎えました。
会場の上下運動公園はピッチレベルで観戦できる素晴らしい球技場。


この日の対戦相手、スフィーダ備後府中さんの試合運営は素晴らしいの一言。グッズ販売&スタグルブースが出てたほか、Jリーグ並みの場内アナウンスにハーフタイムの軽妙なトークショーなどなど。レノファ選手のハットトリックまでアナウンスしてくださいました。ありがたやー。
ある来場者さんに聞いたら、なでしこリーグでも(特になでしこ2部は)ここまでできてるクラブはなかなかないとのこと。レノファレディースにもぜひ真似してほしいぞ!


肝心の試合ですが、レノファが6-0でスフィーダさんに見事な勝利!
今季のレディースは、トップチームと同じく4-4-2のフォーメーション(どっちかっつーと4-4-1-1気味)。新加入選手がみんな上手い!そして今までの選手たちも明らかに伸び伸びとプレーできてるというか、明らかにこれまで以上に実力を発揮できてるというか、良い相乗効果が生まれてますね。
特にこの日4ゴール決めた10新井優紀選手は本当にすごくて、例えるならユースに昇格したばかりでほぼ毎試合ハットトリックを連発してた高校1年時代の河野孝汰さんを彷彿とさせる感じで、アライさんのプレーはマジでエグいのだ!


さて、試合の後は上下町の隣にある旧甲奴町の「カーター記念球場」に行ってみました。ナイター完備でバックネット席もあり。第39代アメリカ大統領ジミー・カーターを記念した球場らしく昔から気になってたんですが、なぜこんなところに!?


というわけで初めての上下遠征は素晴らしい思い出になりました。
もし上下に行くチャンスがあれば絶対オススメです!
ではでは。

2024開幕直前!レノファゴール裏で飛び交う「カット」の謎に迫る

今シーズンもいよいよ開幕。
どんな一年になるのか楽しみですね。

そこで今回は、レノファゴール裏から聞こえてくる「カット!」の謎に迫ってみたいと思います。
相手のゴールキーパーゴールキックを蹴ってきたとき、レノファゴール裏ではよく「カット!」という声が上がっていますが、実はこれレノファ独特の風習なのです。

通常、サッカー応援で、相手がゴールキックを蹴ってきたときにサポーターが叫ぶのは
「クリアー!」とか
「はじけー!」とか
「はね返せー!」とかですよね。
しかしレノファゴール裏では「カットー!」と叫ぶ人がなぜか多い。

私はこんな仮説を立ててみました。

どうでしょう?この「ママさんバレー用語」説。
かなり説得力ある仮説ではないですか?
逆にレノファ以外でも「カット!」と言ってるゴール裏があるのか気になるところです。
(もしあれば教えていただきたくm(_ _)m)

というわけで、いかがだったでしょうか?
今年もみんなで楽しくレノファを応援していきましょう!

この世にレノファが存在する意味

こないだこーゆーツイートを見かけました。



この話は本当に心に染み入ります。もともと自分は「地元山口のクラブだから」と思ってレノファを応援し始めたので、別にJリーグにいようがJFLにいようが中国リーグにいようが山口県のクラブである限り応援できる!と思ってたワケですけど……


中国リーグだった頃「Jリーグにいなくても山口県のクラブってだけで応援できますよね!」と周りに言っても賛同してくれる人は全然いなくて、実際レノファがJFLに上がるとサポーターが激増し、Jリーグに上がるとサポーターはさらに激増し、現実を思い知らされました……笑


やっぱ上のカテゴリーに昇格しないとお客さんは集まらないのか?
でも思うのです。松本山雅なんて地域リーグ北信越リーグ)時代から毎試合、普通に数千人~一万人くらい集めてたんです。だから一時はJ1まで上がれたでしょ!?と(今の山雅がJ3というのは置いときまして)……


なのでクラブの成績(勝ち負け)をクラブフロントの力量のせいにするみたいな話は嫌いでして、クラブの成績(勝ち負け)を左右するのはぶっちゃけその地域の熱量だと思うんですよ。応援してるクラブの成績が悪くてフロントを批判するのは筋違い、悪いのはクラブを十分応援しきれてない地域でしょ?と


でもこーゆー話をサポ仲間にしても反応悪いんですよ。みんな悪いのは自分(or自分たち)とは思いたくないですもんね。自分以外の誰かが悪いと思いたがる(そこで誰が悪い?と考えればサポなら誰も選手に矛先を向けたくないから矛先は自然とフロントに向かう)、それが人間です。


何が言いたいかと言いますと、今のレノファも「J2だから見に来てる」って人が結構いるでしょ?そうじゃなくて「レノファ(山口)だから見に来てる」って人を大半にしなきゃクラブの未来はないやろなーと思うワケですよ。


そもそもなんでレノファがこの世に存在するか?という存在意義を考えると「山口県の人らを楽しくさせる」とか「山口県の人らの生活に彩りを添える」とかであって、「J1に上がる」なんてそのための手段(もしくは結果)に過ぎないワケでしょう?言ったら今J2にいることすら奇跡的な話であって。


なのでこれからのレノファは「別にJ1だろうがJ2だろうがJ3だろうがJFLだろうが中国リーグだろうが、レノファがレノファである限り、レノファを応援し続けるよ」という人をいかに増やすかがキモなのかなーと思っております🦁


30年前、10クラブで始まったJリーグは今回60クラブで枠を締め切りることを決めました。この30年間、60-10の50枠を埋めるため上位カテゴリーに昇格する競争が繰り広げられてきましたが、ついに枠は埋まってしまいました。上を目指すシンデレラストーリーの終焉です。


今までは「上の枠が空いてた」ので昇格しやすかったワケですが、これからは「上の枠は埋まってる」状態なので昇格するには今までより比べものにならない(数十倍くらいの)エネルギーが必要となります。そこまでして昇格することが果たして良いことなのか?考えるべき時がついに来てしまいました。


なのでレノファには「目指すべきはまず(J1とかではなくて)山口県民に愛されるクラブになること」で「その結果としてJ1に上がれたらラッキー」ぐらいの大らかな気持ちでいて欲しいなーと思うのです。


山口県民に愛されるクラブになれば自然とJ1も見えてくるハズです。仮にJ1に上がってファンや観客が増えたとしても、J1から落ちたらその人たちは潮が引くように一気にいなくなっちゃいますよ。


まずは「山口県のクラブだからレノファが好き」「降格してもJリーグから落っこちても山口県のクラブだからレノファを応援するよ」って人をとにかく増やす。そうやってクラブの土台を固めてゆけば、いつかJ1に手が届く日も来る。ワタシはそう思っております。

今夜「月」の見える「岡」に

今年2022年レノファのシーズンも終わりを迎えようとしてますが、まだ今週末にレノファU18の中国プリンスリーグ参入戦が残っております。

この試合、選手の保護者さんのみ観戦可能だそうでして、ワタシども一般レノファサポは山口から念を送るしかすべがございません。

しかし思えば今季、県リーグ1部を見事に制してプリンス参入戦への出場権を勝ち取ったのは素晴らしいの一言!

レノファU-18による中国プリンス参入戦への出場は、2018年以来、実に4年ぶりのことです。
(↓当時のワタシのブログ記事)
root-for-renofa.hatenablog.com

(↓一緒に見に行ったジェイちゃんのnote記事)
note.com

ぜひとも、クラブの悲願とも言えるU-18の中国プリンス昇格をなしとげてほしい!と心から願っています。

そして今季レノファU-18は、県リーグ制覇&中国プリンス参入戦への出場だけでなく、真夏の7月下旬にはクラブユース選手権での快進撃という大きな足跡を残してくれました。

レノファU-18がクラブユース選手権に出場したのは今回が2回目。5~6月に行われた中国ブロック予選を勝ち抜いて、ようやく手中に収めた出場権です。

もう半年も前のことになりますが、この中国ブロック予選の最終戦、レノファU-18×ブリロ東広島FCの一戦(6月11日、長門スポーツ公園)を見てきました。
応援するのはもちろんレノファU-18。
ですが、ワタシにはもう一つの目的がありました。

対戦相手ブリロ東広島FCの監督は、月岡利明さん。かつて中国リーグ時代(2010~2011年)にレノファ監督をつとめ、我々レノファサポには決して忘れられない恩人の一人です。
この月岡さん、元々はサンフレッチェ広島の育成組織に長くおられまして、森崎兄弟、駒野、森脇、槙野、森重らを育てた方なんです。
ja.wikipedia.org

2011年末、たまたまその晩、湯田温泉で忘年会をしてたレノサポ軍団が、レノファ監督を解任されたばかりの月岡さんと街角でばったり遭遇し、一緒に次の店に入って、別れの盃を交わしたのがもう10年以上前のこと。
あのほろ苦い夜のことを思い出し、また懐かしい「月さん」の顔が見たいな……とレノファ×ブリロ戦を見に行ったのでした。

久々に会った月岡さんは、相変わらずでした!
(以下の掲載画像はいずれも某レノファサポさんからご提供いただいたものです)


この試合、ワタシの近くでレノファ石原GMも観戦してたんですが…


(月岡さんがレノファ監督だった頃、石原GMはレノファ選手でした)

そして試合後には、10年ぶりに月さんとお話することもできました。

ブリロ東広島さん公式サイトを見てみると、月岡さんが書いてると思しき「おさるのひとりごと」というコラムがあるんですが、実に月さんらしい心に染み入る味わい深いコラムになっています。
burillo2012.jimdofree.com

月岡さんと共に戦った過去の日々を思い出しながら、レノファユースが新たな未来への扉を開けてくれることを願って!

J2レノファ2022第2節のレビュー・分析ブログさんまとめ

こないだの秋田戦(2022第2節)勝ちましたね!
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しかし前半30分過ぎまで秋田に抑えられっぱなしだったのに、気づいたら狙ったサッカーができるようになってて、2-0の鮮やかな勝利。
レノファは一体どんな修正を加えたんでしょ?
サッカー素人のアタシにはまったくわかりませんでした。

いくつかのブログさんが、この試合のレビュー・分析記事を書いてはりましたので、ちょいとご紹介してみようと思います。

note.com

cross-reno.hatenadiary.com

nandemoiijanai.hatenablog.com

note.com

ふむふむ、なるほどー。
一番気になる「試合途中で流れが変わった原因」のとこですけど、意外とみなさん見解が分かれてるんですかね。
それだけサッカーが奥深いスポーツということなんでしょうけども。

しかしレビュー・分析を読むのはおもしろいですね。
いろんなモノの見方があるんだなー、とホンマ勉強になります。
本当はこーゆー話(自分なりのレビューや分析)を試合後の居酒屋とかでやりたいんですよねー(やってるけど)

ではでは!
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