経営者研究会

一条真也です。

東京に来ています。
17日の午後から全国冠婚葬祭互助連盟(全互連)の今年最初の理事会、経営者経営研究会、そして新年賀詞交歓懇親会が亀戸のアンフェリシオンで開催されました。
全互連は、いわゆる平安閣グループです。わたしは、副会長を務めています。


                  経営者研究会に参加しました


昼食を済ませた後、12時半から理事会でした。
雪の影響で、多くの理事の方々の到着が遅れました。
やはり、大寒の時期の会議は開始時刻を遅くしなければなりません。
理事会が終了した後は、経営者研究会です。
今回は、2人の講師の先生をお招きして勉強しました。


                     伊藤社長の講演


1人は、(株)一六社の伊藤俊吾社長です。自ら起こした会社が3年で年商60億円に急成長したにもかかわらず倒産、その後、不死鳥のようにITビジネスで甦った方です。
日経ビジネス」誌に“敗軍の将”として取り上げられたこともあるとか。
講演テーマは、「敗軍の将が再起、又敗軍の将に、そしてまた神風が吹いたようだ? 七転八起の人生『一生一度、人生色々』で経営を楽しんでいます!」というものでした。
特に、ネットのSEO対策の話が参考になりました。
一六社さんは札幌市の市長選のIT戦略なども手掛けられているそうで、ブログとツイッターの威力について力説されていました。
たとえば、1日のアクセス数が1万件のブログがあるとすれば、毎日1万人規模の大集会を開いているのと同じだというのです。
「鉄砲によって戦国時代の戦い方が変わったように、ITによって選挙は変わる」という伊藤社長の言葉が非常に印象的でした。
サービス業でも、社長のブログの存在が今後は非常に重要になってくるそうです。
伊藤社長が、「この中で、ブログを書かれている社長さんがいたら手を挙げて下さい」と言わないかと思って、ドキドキしました(笑)。


                     藤間所長の講演


もう1人の講師は、藤間公認会計士税理士事務所の藤間秋男所長でした。
体も声も非常に大きな方でしたが、講演テーマは「100年企業を創るための、お客様満足、社員満足向上経営術」でした。
「100億企業を創るよりも100年企業を創ろう」というテーマで、ドラッカー松下幸之助稲盛和夫、その他いろいろな人々の名言を紹介しながらの講演でした。
藤間先生の事務所そのものが創業120年だそうです。すごいですね!
日本に100年以上の長寿企業は20304社、200年以上は1241社あります。
ちなみに、200年企業は中国では9社、インドでは3社、韓国では0社だとか。
そして、500年以上の企業は日本に34社あるそうです。
また、社員と共有する経営理念の存在が最重要であり、経営理念がある会社とない会社は「1.76倍」もの経常利益の差が出るとのこと。
2人の先生方による講演を聴いて、大変勉強になりました。


2011年1月18日 一条真也



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全互連・賀詞交歓会

一条真也です。

経営者研究会の後は、全互連の新年賀詞交歓会が行われました。
会場は、亀戸のアンフェリシオンという結婚式場です。
全国から集まった同業の方々をはじめ、来賓の方々など約60名が参加しました。


全互連・新年賀詞交歓会のようす



最初に、全互連会長である(株)あいプランの新道社長が挨拶されました。
次に、前会長である(株)日本セレモニーの神田社長が挨拶されました。
続いて、来賓を代表して互助会保証㈱の藤島社長が挨拶された後は、㈱日冠の小泉社長が乾杯の音頭を取られ、宴が始まりました。


カンパ〜イ



多くの同業の先輩経営者に話を伺いし、非常に勉強になりました。
特に、新藤社長や、(株)ユーアイベルモニーの上田社長とたくさんお話させていただきました。新道社長は札幌の冠婚葬祭王で、上田社長は広島の冠婚葬祭王です。
他にも、名古屋とか静岡とか姫路とか下関の冠婚葬祭王もいます。
全互連加盟の互助会は、各地でトップシェアを誇る企業が多いのです。



また、副会長として何か挨拶をするようにと壇上に立たされました。
突然の指名だったので「何を話そうかな」と迷いましたが、読んだばかりの島田裕巳氏の『人はひとりで死ぬ』(NHK出版新書)という本が心に浮かびました。
その本は、なんと「無縁社会」を肯定している内容です。
近いうちに、書評ブログで感想をしっかり書くつもりです。



わたしは、「昨年以来、無縁社会などという嫌な言葉が流行していますが、気づかないだけで、わたしたちの周りには縁が溢れています」と言いました。
そして、わたしの次女と同じ小学校に日本セレモニーの神田社長のお孫さんが入学してきたこと、さらにはバス亭が同じで毎朝バスで一緒に通学していることを話しました。
ちなみに、神田社長のお孫さんは1年生で、わたしの次女は5年生です。
もしかすると、小学校の運動会で神田社長とお会いするかもしれません。
まさに、「縁は異なもの」だと痛感しました。
最後に、わたしは「みなさん、今年もたくさん結婚式やお葬式のお世話をして、ぜひ有縁社会をつくりましょう!」と結びました。
そして、ユーアイベルモニーの上田社長による中締めで、賀詞交歓会は無事に終了しました。翌日は、(社)全日本冠婚葬祭互助協会(全互協)の新年賀詞交歓会が同じアンフェリシオンで開かれます。



2011年1月18日 一条真也



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書籍広告

一条真也です。

昨夜、飲み過ぎて二日酔いです。
全互連賀詞交歓会の終了後、赤坂見附で「出版寅さん」こと内海準二さんと合流。
ショットバーで今年最初の出版に関する打ち合わせをしてから、「東京の止まり木」ことカラオケ・スナックDANに向かい、大いに痛飲したのです。
久々のDANでしたが、ママもマスターも大変喜んでくれました。
毎日わたしのブログを読んでくれているそうで、忘年会で「バス・ストップ」を、新年会では「ジェンカ」を歌っていることもお見通しでした(笑)。


                   「朝日新聞」1月18日朝刊


ブログ「東京講演のお知らせ」で紹介した22日の東京自由大学での講演に内海さんもマスターも来てくれるそうです。本当に、ありがたいことです!
その日は、講演後に新刊『満月交感 ムーンサルトレター』上下巻(水曜社)の出版記念イベントも行います。もちろん、鎌田東二先生も一緒です。
ところで、同書の広告が今朝の「朝日新聞」一面に出ていました。
いわゆる「サンヤツ」と呼ばれる書籍広告です。
かっこちゃん」こと山元加津子さんは、著書『満月をきれいと僕は言えるぞ』(三五館)の書籍広告が「読売新聞」の一面に出たとき、泣かれたそうです。
というのも、新聞広告、それも全国紙の広告費用は非常に高いからです。
出版界の丹下段平」こと三五館の星山佳須也社長の顔が浮かんできて、山元さんは泣けて仕方がなかったそうです。
わたしも、山元さんに負けないぐらい感激屋で涙もろい人間です。
今度、かっこちゃんと「泣き虫同盟」を結成したいと思っています(笑)。
でも、今朝の書籍広告を見て、わたしは泣きはしませんでした(笑)。
でも、版元の水曜社さんに対して、心から感謝の念を抱きました。

出版界の預言者」こと仙道弘生社長、どうも、ありがとうございました。



ふと、『満月交感 ムーンサルトレター』の広告の2冊お隣を見れば、現代書林の書籍広告も出ています。現代書林さんも、わたしと非常に縁の深い出版社です。

出版界の真実一路」こと坂本桂一社長の顔が浮かんできました。
深刻な不況が叫ばれて久しい出版業界ですが、新聞の書籍広告には出版社や著者の願い、いや、祈りが込められています。
ぜひ、多くの心ある良書が多くの方々の手元に届きますように。


                   「朝日新聞」1月18日朝刊


出版業界といえば、最大のイベントである芥川賞直木賞の受賞作が決まりましたね。
「きことわ」で芥川賞を受賞した朝吹真理子さんは26歳の若さとか。
それを知って、20歳で同賞を受賞した金原ひとみの「蛇にピアス」を思い出しました。
というのも、昨夜、ハイボールを飲みながら、「ハイボールのCMに出てる吉高由里子って可愛いねぇ!」とわたしが言ったところ、内海さんが「でも、映画『蛇にピアス』でバンバン脱いでたよ!」と言っていたのを思い出したのです。まったく!(笑)


これから、青山にある伊藤忠商事の本社で打ち合わせをしてから、再び亀戸のアンフェリシオンへ。全互協の理事会および新年賀詞交歓会に出席する予定です。
それでは、今日も頑張ります!


2011年1月18日 一条真也

コンプライアンス研修会

一条真也です。

東京に来ています。
伊藤忠商事本社での打ち合わせ後、伊藤忠の方と青山でパスタ・ランチをしました。
その後は、昨日と同じく亀戸へ向いました。アンフェリシオンで、(社)全日本冠婚葬祭互助協会(全互協)の理事会、研修会、賀詞交歓会が行われるのです。


                    アンフェリシオンの玄関


13時半から15時まで理事会が開かれ、わたしは広報・渉外委員長としてテレビCMの製作、映画「手塚治虫ブッダ」の支援などについて進捗状況を報告しました。
そして、15時半からは研修会が開催されました。
今日の講師は、みずほ総合研究所コンサルタンティング部・主席コンサルタントの水沼一郎氏。テーマは、「コンプライアンスの意味と体制整備の必要性について」でした。


                     水沼氏の講演


コンプライアンス」とは、「法令遵守」という意味です。
偽装表示、欠陥隠蔽、詐欺的販売、個人情報漏えい・・・・・。
消費者の信頼を揺るがす不祥事が続発しています。
こうした企業の多くが法令違反を問われ、社会から厳しい批判にさらされています。
行政処分によって、業界の最大手企業が忽然として消滅する事態も現実に起こっています。まさに、正しいことをしないと損をするのです!
企業においては、消費者保護をより一層重視する姿勢が求められています。
消費者に対して儀式サービスを提供する冠婚葬祭互助会も例外ではなく、わが社では、これまで以上に消費者保護を意識し、コンプライアンス委員会を設置しました。
もともと日本は法治国家ですから、法令遵守は当たり前の話。法律を超えて消費者の視点に立ち、国民が安心して暮らせる社会を目指さなければなりません。


               わが社の「コンプライアンス管理の実践」


わが社では、「コンプライアンス管理の実践」を次のように3項目にまとめています。
一.私たちは、営業をする際、社名・氏名・目的を告げて、人間関係づくりに努め、必要以上の契約は致しません。
一.私たちは、加入意思のないお客様に対し、執拗な勧誘は致しません。
一.私たちは、不実告知、不利益不告知、他社の誹謗・中傷をすることなく、説明責任を尽くし、誠実に営業をします。


                     本日のまとめ


今日の研修会での講演は、パワーポイントを使って大変わかりやすかったです。
講演はたっぷり2時間近くありましたが、勉強になりました。
本日のまとめとして、以下の3点が挙げられました。
コンプライアンスとはどういうことか?
→ 自社の価値観を基に約束をまじめに守る
●何のためにコンプライアンスがあるのか?
→ リスクマネジメントと安全安心・信頼される企業への土台作り
コンプライアンスのためにどのように行動すればよいのか?
→ コンプライアンスという土台の上に、商売は成り立つという経営者の姿勢を示す
以上、今日学んだことを忘れずに、社員にも伝えていきたいと思います。


2011年1月18日 一条真也



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