曇り空

4時に起きて、テレビ観ながら出掛ける準備して、全然余裕だったんですけど、出る直前に、ふみからのメールを返事して、

結局10秒ぐらいの差で、6時8分の電車乘れなかったです。

次は6時22分。

あ〜、電車、目の前に行っちゃって(◎-◎;)

ほんとうに暖かくなりまして、こうやって朝早いうちに外に出ても、もうつらくなくなったんですね。

ふみからのメールはというと、「注文しましたか」との一行です。


手術したら、ご褒美として、カメンライダーのなんとか、と、なんとか、が欲しいと。
最新のカメンライダーのベルトと弓、らしいです。


高いものですけど、ま、いいかな、手術や入院、これで最後だと思いますから。


昨日、雨の中、新宿西口の電器店に行って、そのベルトと弓の正式名称(ふみからの口述)が打ってあるスマホの画面を店員さんに見せた途端、
「どっちも品切れですね。人気商品なので、ほかの店舗もないと思います。こちらの入荷すら、はっきりいつになるのかは、わからない状態です」と店員さんは少しも躊躇なく。

( ̄□ ̄;)!!

諦められず、歩いて三丁目の電器店まで、
「…こちらは人気商品でして、いつ入荷すら、…」

(*_*)


疲れたから、バスで帰ろう、バス停は電車駅よりうちに若干近いですから、
バスの時刻表を見たら、あと10分、諦めて、地下鉄へ。


うちに着いたら、ふみからのメールがあって、買いました?と。

なかったから、ネットから注文すると返事して。
さっそく朝早々、ふみまた聞いてきましたね。

ネットの注文も、入荷してからの発送なので、4月になる、とのことです。


7時過ぎ、パパとバトンタッチして、わたしは病棟に。


ふみは、体調も気分も、さらによくなったようです。

痛み止めの点滴も止めたから、痛くなるのかなって思ってたけど、まったくなくて、ありがたい、ありがたい。



看護師さんは、来週の月曜に、診察がありますから、その時に、もしかして、ギプスを取って、もっと短めの包帯にするかもしれない、と。





同病室の小さい子のHくん、もう随分長く入院して、両足は義足のようなサポーターをつけて、毎日午前はリハビリ、来週月曜に、やっと手術に。

昨日、先生が手術の説明にきて、術後も、何日も集中治療室、一旦部屋を引き上げて、集中治療室から出られるようになったら、また部屋に戻る、それからまた先の見えない入院生活。

夕べは、Hくんちょっとお腹が緩くなって、お母さんは、今回の手術を逃したら、次は何ヵ月後になるから、なんとか調子よくなって欲しいと。

Hくん、「おやつは?おやつは?おやつ食べたい」と泣いて、機嫌悪くなり、

そのお母さん、Hくんをおんぶして、「はい、はい、もうちょっと我慢してね、しょうがないよ、すぐよくなるから、もうちょっとね…」と、廊下を歩きます。


泣いてHくん、お母さんの背中でだんだん落ち着いてきました。




この病棟、ふみみたいな子は、あまりいないです。

みんなはもっと深刻なことで。

小さい子が両足高く、天井に向かって吊るされてるとか、
頭に包帯が巻かれ、そこからコードが繋いでいるのとか、

お母さんたち、付き添って、ベッドのそばでわが子の手を握ったり、体をさすったり、

抱っこか、おんぶして、廊下を歩いたり、
時々、子をおんぶして歩くお母さんから、歌を歌うのが聞こえます。

小さい声で、断続的で、柔らかくて、
わたしはそれが聞こえると、茫然してしまいます。



キリスト教の結婚式の誓いの言葉に、「…健やかなるときも、病めるときも、富めるときも、貧しきときも、 死が二人を分かつときまで、命の日の続く限り…」というのがあるように、
親になると決めた時に、このような誓いも発生してるんだなって、思いました。



Hくんのお母さんがわたしに、
「私は、ちょくちょく下にお買い物とか、トイレとか、息抜きになりますけど、この子はずっとここですからね、外に出られないし、ストレスですもんね…」と。



わたしは、あまりHくんのお母さんと、おしゃべりしていないです。


なんか、自分が薄っぺらで、なに言っても、薄っぺらで。