杜の都

宿の8時15分のバスに乗って、新花巻駅まで。仙台への新幹線に乘りました。


仙台で、「るーぷるバス」に乗って、市内観光を。

まず瑞鳳殿の参拝へ。

長くて急な山道を登ります。

途中に、竹の杖が用意してあって、助かります。

なくてもかまわないが、あったら、手離せないのは、杖ですね。


道端に松の木が高く、その足元に、青と白の紫陽花が延々と続いて。


梅雨時季になると、鎌倉の明月院に紫陽花を観に行きたいと思って、
まだ行っていないです。雨と人混みを考えると、なかなか実行に移せないのでした。


しかしこの空気の美味しいですこと。


階段を登りながら、思わず深呼吸を。


やっと山門にたどり着き、入場券を買うところで、「ここからあとどれぐらいでしょうか、え!? 二時間!?」
わたしはびっくりして、
チケットを渡しながら、男性もびっくりして「二時間!? 二十段、です。階段のこと、あと二十段」

(^O^)


瑞鳳殿には、伊達政宗が地下に眠っています。

ふみは、戦国武将の中、伊達政宗を一番尊敬してますから、喜んで。

自分の持っているコインをお賽銭箱に入れて、手を合わせて、しばらく拝んでました。


わたしはお庭に座って、

山から、きれいな鳥の鳴き声が聞こえてきて、空気は相変わらず美味しくて。


そのまま帰ろうと、立ってたら、え?歩けないんだけど。
足が動かそうとしても、物理的に動けないです。心霊現象とか、病気とか、ではなく。


やがてわかった、下駄の底、大きなガムを踏んでいました。


は?どういうこと?こんな山道をのぼって、伊達政宗が眠っているところまでたどり着いて、ガムを吐く!?

考えられないことだが、いや、これはわたしを足止めしてくれてるわ、そうだ、わたしは、拝みに行っていないではありませんか!


さらに何段かの階段を登り、手を合わせて、「独眼竜」の伊達政宗に、ふみの目を守ってくださるように、お願いしました。


「ふみ、ふみはなにをお願いしたの?お受験とか?」

「ぼく?ただ安らぎに眠るようにだけだよ」

ありゃりゃ、わたしと比べて、ふみ、えらいな。


ずんだマカロンアイスという小さいアイスを買って食べました。



あまりずんだの味がしないんじゃないかな。



またるーぷるバスで、青葉城へ。





牛タンのお店で、牛タンカレーを頂いて、


ふみは牛タンいりハンバーグを。

柔らかくて、なかなか美味しいです。




広瀬川〜流れる岸辺
想い出は帰らず

時はめぐり また夏が来て
あの日と同じ 流れの岸

の、広瀬川です。


なるほど歌になる美しい川です。



仙台、さすが杜の都、街路樹がずらりと、緑のトンネルがきれいです。



とても行ってみたい晩翠草堂ですが、月曜日が休館日なので、残念でした。


杜の都、仙台、これで2回目です。きれいな町です。



今日は夏至、これからは、日が少しずつ短くなって行くのですね。


東京に帰ってきました。


夜、ふみは、明日の塾の宿題を機嫌よく完成し、
「そういえばさ、なんであそこで、あの青葉城でさ、あのお婆ちゃんさ、ほそぼそとラムネと焼きとうもろこしを売ってんだろうね」

ほそぼそとって、(*^.^*)

確かに、そんな感じでしたけど。

お婆ちゃん、ラムネを買うふみに、親切にラムネを開けて渡してくれました。