60歳からの自分いじり

恥の多い生涯を送って来ましたが、何か?

ほぼ、初夏


今朝の法学部棟。


帚木蓬生『やめられない』集英社、2010


副題は、「ギャンブル地獄からの生還」。
昔、この人の安田講堂ものの小説を読んだことがあるなぁ〜
だったが、その後も創作を続けている現役の精神科医
ギャンブル依存症に関する著作が、他にもある方のよう。


小説家だけに、患者の体験談が生々しい。
こりゃ、闇金ウシジマくんだわ。
ギャンブル依存の治療に深くかかわっていることに敬意を表するが、
小説家としての収入もあるがゆえに
あまりお金になりそうにない(薬物の投与のしようのない)
こうした症例にも対応できてるのでは、と思ってしまう。
もちろん、薬漬け医療を擁護する気はないが
(メシアの批判するように「メンヘラは医療によってつくられる」
側面は大いにあるだろうが)。こりゃあ制度的な対応がないと
どうにも解決のつかん問題なのだろうなぁ、という気がする。


依存症と言えば、アルコール依存の夫との格闘記でもある
映画「毎日かあさん」を録画してあったので、ざっと見る。
元夫婦が演じる、夫婦の別れと関係修復の物語、って
あざとすぎるのではと感じ、未見であった。
どうなんだろうと思いつつも、ラストが木村充揮というだけで
いい映画と認定。ケセラセラ


今日は、午前中学生の対応などした後、街に下りて用事。
夕方からは、会議〜