紺野あさ美写真集全ページレビュー

紺野あさ美写真集 「ASAMI KONNO」

紺野あさ美写真集 「ASAMI KONNO」

紺野あさ美写真集 「ASAMI KONNO」

既報どおり、紺野写真集の破壊力はamazonランキングをやすやすと制圧しあさみかんの名は天下にとどろくばかり。ついでに動ナビにまで轟いてしまって遺憾だけど、あさみるくの凄まじいポテンシャルは伝えられた。というわけで全ページレビュー。数字はページ数。

  • 表カバー 爽やかさを前面に押し出すあまりにピンボケ、清純派=スカート丈長という公式がいまでも成り立とうとしているのが不可解。ということを無理やりひねり出さねばならないくらいの良好なカバー。平積みされている写真集群がアイドルをガツガツと押し出す中で背景も含めたカット自体が魅力を浮かせているのは秀逸。
  • 表表紙 本編では使われていない青ドレス。こういう衣装を石川梨華とは違うベクトルで違和感なく着抜くのは、「おどおど」という栗田梨子と紺野ぐらいしか持ち得ていないキャラクターの賜物だろう。
  1. セーラー服で背伸びをし腹を繰り出すという王道カット。その王道を真っ向から堂々と進んでいく。心地よさげに余所を見やる紺野の表情に加え、あえてへそを隠しのぞかせた腹のおとなしいふくらみ。注目すべきは顔のぷくぷく具合からはやや細身の二の腕で、それは細さを保持したままやわらかさをたたえるという奇跡を体現している。
  2. 写真集初の顔接写でそれは表情のポテンシャルを一気に広げたカットが求められるが、存分に答えた。内巻きという稀有な唇を持ち惜しむことなく押し出した。驚くべきは目の濁りのなさで、これだけ白目と黒目が美しく対比されているのもすばらしい。薄い茶髪も違和感なくセーラー服に収まる。
  3. 半身で顔だけ傾ける。半身とは胸のふくらみを確認させることが一義としてある。この場合はセーラー服の硬さもあるのか胸が目立たない。胸につっぱられるセーラー服の脇からバストにかかる部分の張りもあまりなく。それを補うのが顔のやわらかさ。たれ眉が髪に隠れて見えないことでおどおどよりも明るさが読み取れる。
  4. セーラー服で大ジャンプを下方から撮。あー、撮ってるときはパンツ見えてんだろーなークソ、と嫉妬してしまう常を越える魅力にはいまひとつ。ただ白い雲と同化して非常に爽やかさはでているが、エロ先入観がかもし出されたあとでは。
  5. 着地。あー、撮ってるときは(中略)。ぐーを握る格好は言わずもがな、体を動かしたときに染み出る笑顔がそのやわらかい顔をさらに引き立てる。
  6. おでこアップの接写、極端にやわらかさを噴出する右手甲がすばらしい。もちろん微笑もすばらしく、おでこアップによって顔パーツがはっきりとさらにやわらかさを見せる。左右のまぶたが形を違えていることががっちりとした印象を避けて自然味をだす。
  7. 見開きのために風景
  8. 見開き
  9. 白地に紫花柄のワンピース、ワンピースを腹で絞るのはおしとやかというステレオタイプに躍動感を加える。浜千咲ばりの手先まで尖らせるポーズが逸品。やや笑いきれていない表情もおどおど感を底に携えていてイナフだ。
  10. 凶悪な白ビキニ。顔のやわらかさから連想されるほどふくよかではない、意外なといえるくびれが傷ひとつない肢体のなかでひときわ輝く。
  11. 内巻きの唇がもの言いたさげに活躍している。黒目に光差すことにより非日常感を漂わせ、これからか何を言うのか、という連想をさせる。
  12. 影が指しているのがもったいない。表情の明るさに誘われゆく。前ページで感じた不安が一挙に解決されるという構成が美しい。
  13. なんといっても尻。小ぶりさも紺野のスリムさを引き立てる。スリムさがやわらかさを同時にたたえるというミラクル。
  14. どうしてこのカットがアップでなかったかと思うと狂おしい。おそらく背景の島と下方の海砂のきれいさを表したかったのだろうけども、水着グラビア然としたポーズが遠いのがもったいない。
  15. 顔の色がやや不自然だが胸を強調させかけた座りポーズ、もちろん、横腹から腰、尻、太ももへとかけるラインこそ賞賛されるべきすばらしさ。
  16. 見開き
  17. 太陽を上にしながらも日陰で寝そべる見開き。表情がはじけているのにやはり影。
  18. 水中の足
  19. プールサイドに座り足だけ水につからせる。覗き込むようにして唇を突き出すと浜千咲に近づく。
  20. 風景カットの見開き、下方に小さく手を広げる紺野、スカートめくれ上がり。
  21. 見開き
  22. 防波堤にすわり目を閉じ気持ちよさげに風をうける。髪が顔にかかることが風を見出させる。したからのカットだと内巻きしている上唇もはっきりと現れて別種の魅力を増す。
  23. ややパットが大きいかと思わせられる風を真正面から受けるカット。前髪が舞い上がっていることによって表情のはっきりとしたかわいさ、それはたれ眉とたれ目、そしてたれほっぺが爆発している。
  24. 黒ドレス? 冠を見に付けこちらを見切っている。内巻き唇のために口が閉まらないことが多い紺のだが、このカットのようにきっと結ぶとやわらかさから鋭さをつきだしてくる。
  25. 白とびピンボケ
  26. ミニスカプールサイドで太陽を背に浴びる。いい表情なのに遠い…。
  27. アイラインが黒くがっちりとだされているためにガツガツとした印象を受ける、やや「melon」版浜千咲。が、浮き輪に押し付けられた胸はそのやわらかさを視覚で感じさせるために妙にやらしいカットになっている。
  28. 水に濡れたデニムというフェチ心を生む。浮き輪に寝そべる見開き。腰から尻にかけてのふくらみが生尻まで心を飛ばす。
  29. 見開き
  30. 白とびでお菓子の袋を加える。内巻き唇の人がさらに唇を内側に巻くと期せずしておどけたような可愛さを出す、代表例は加護亜依
  31. 食事をするオフカット。ほおばり目を細める紺野の表情は夢のようだ。
  32. 緑のカットソーを着て伸び。ここにきてようやく胸が強調される。おっきーじゃん! 胸胸! と騒ぐ前にココロオドルのは胸以上に意外性を感じさせられた長く伸びた脚! 太もものスリムさが長さにむすびつくのだろうけれど、これは見事。
  33. ウンコ座りで真正面から。こういうカットでは股間が強調されることが多く、実際に目が行くのもまず股間だったりするが、ここは明るめに撮った顔がメイン。口を閉じきることにより今度はおどおど感を消した微笑みをもたせた。
  34. ミニスカにキャミソールみたいな。ポニーテールで廃れた町並みを背にすることにより、意地をはったおどおど感が現われる。
  35. ソフトクリームを食べ、町を歩き、何かを待つ。
  36. 見開き
  37. 見開きでバットを持つ砂場。水着グラビアでは海岸でさまざまなことをやらかすが、自然なはじける笑顔。ただ人物は写真が荒く微妙、せっかくのヘソも見開きのためにページの次目にくる構成のミス。
  38. 左カットの胸よりも、右カットの背中肉のゴージャスさに異次元を感じる、すばらしい。つまみたい。
  39. 出た! シャワーカット! 雨に濡れると頭のかたちから輪郭までしっかりとでる。紺野の場合はそのほっぺた、まさにほっぺたと呼ぶにふさわしいほっぺたが、切られていることにより露出多くみえるその脇から胸の肉感とコラボレーション! ゴージャス過ぎる! 左カットは小倉優子っぽい、おそらくまつげと口の開き方が、こりん。
  40. もう少し顔の画質がよければベストともいえるカット。顔を傾けこちらを流し見る表情の愛くるしさはもちろん、胸のふくらみ、腹のふくらみ、二の腕のふくらみ、太もものふくらみ、といった紺野のふくらみの全てが爆発している。影がもったいない。
  41. 目をぱっちりとさせてこちらを見つめる。上唇の薄さは可愛さの要因のひとつとなりうる。
  42. 見開き
  43. 見開きで水際を蹴り上げる。何がすばらしいかというのは文句なく左尻がはみだしていることに因る。肋骨マニアにはたまらないところも。浮き上がる肋骨すらやわらかく思わせるところはさすが。
  44. 見開きで浴衣。祭りの後の疲れと心ここにあらず。
  45. 見開き
  46. 花火をもちはしゃぐカットだが、意図的なぶれ。
  47. こちらも意図的なブレ、紺野にしては珍しい、葉を出して微笑みたれ目ではなく目じりが上がる表情なので、ブレがもったいなさすぎる。
  48. 緑のシャツでぶら下がりカット。ぶら下がりといえばマイフレンドのときのZARDだが、こちらは胸強調に加えて腹チラ、太ももという魅力を持たせる。そして二の腕。
  49. 左上のやや舌が覗く笑顔が文句なし。耳の形まではっきりと目立つカットは貴重。
  50. 見開きで浜辺に寝そべる白ビキニ。こういう硬めに縫製している水着は寝そべってもあまり意味はない。
  51. ビキニ場合、胸のリボンは邪魔者以外のなにものでもない。それさえ除けば紺野の考えられる魅力が文句なしに魅せられたカット。やはりほほのふくらみは体全体のやわらかさを代表している。
  52. 笑顔系の表情ではベストカット。くどすぎない笑顔がぎりぎりのところまでアピールできている。横向きでも胸は目立たないが、脇にわずかに余る肉、吸い込まれるようだ。
  53. 花をまとっているがブレを見せるカットなので興味なし。
  54. 下へとかがむ表情、まつげが黒目と同化して下唇、ほっぺのやわらかさとともにかわいらしさに結びつく。
  55. ミニスカで椅子に寝る。影になっているのがもったいない。
  56. 最も肉感の出ているカット。個人的ベストカット。胸の肉はもちろんのこと、二の腕、脇、下腹、横腹、太もも上部という肉のフルコース。口を閉じる紺野は意地を張っているようで愛くるしい。
  57. 見開き。これが見開きではなく1ページカットならば文句なしに伝説に残ったはずだ。写真が横になっているのも許されることではない。読者はいちいち写真集を横にするか頭を横にするかする手間をかけることを忘れてはいけない。白水玉ビキニ上下生地のやわらかさがたまらない。
  58. 表情はじつにすばらしく、ビキニにシャツをまとい岩場に座るというシチュエーションも王道のものながらしっかりと答えている。なんといっても表情の、紺野らしくない「しっかり」とした印象が。
  59. 尻。ただ緩んでいるビキニがもったいない。
  60. 砂場に絵を描く。ハートが半分波で消されているのは暗示的。ここでの注目点は背中と後ろ腹の肉のふくらみ。
  61. 唇を尖らせる紺野。Mr.ムーンライトのプロモで投げキッスをするときの表情。コレだ! そしてこの写真集一の胸の谷間。
  62. 背中。
  63. 花を手に遠くを思いやる。口角までたれる紺野。
  64. 茶髪に加えて目のパチらせ方から矢口真里を連想させかねない。可愛さは文句がつかない。
  65. ポラが並べられている。
  66. 見開きで部屋に座るおでこ丸出し紺野。たれ目たれ目。
  67. 見開き
  68. チャリにのる紺野。自転車カットで大事なのはサドルに押し付けられる尻なのにそこがピンボケ。
  69. 部屋カット4点。下カットは締まった太ももが心地よい。中央カットの口角を楽しげに上げた表情が可愛すぎる。
  70. 見開き白水玉ビキニカット。右端に紺野。ほほの辺りに柴田あゆみが降臨。
  71. 見開き
  72. テーブル上の近所を見つめる紺野。おどおどでなければ放心するしかない紺野。
  73. パンダ人形と鼻をつける紺野。二の腕がピント合わずなのがもったいない。おでこから眉毛が池脇千鶴
  74. 寝そべってひざをかかえる紺野。ふとももと二の腕が接近。
  75. 金魚
  76. 紺野。笑顔がほっぺにより重たさを持つ。
  77. 路面電車線路上で風に舞われるセーラー服紺野。傘が強風に曲がり雨に濡れ紺野。
  78. 駅のホームで紺野。少し疲れをたたえて宙を見つめる笑顔。鼻の大きさが目立つかわいさ。
  79. 電車の中で本を読む紺野。やや平原綾香っぽい下唇に。
  80. 見開き
  81. クレジット
  • 裏見返し 海を見つめるセーラー紺野の後姿。
  • 裏表紙 黒ドレス紺野。ミステリアスさとホラー感もそもそもの紺野の可愛さであるほっぺで中和。いやむしろ可愛さが勝ち気味か。
  • 裏カバー 11ページと同一だが顔アップで色良好。表のさっぱりさにこの裏を持ってくるすばらしさ。
  • ポスター 不安をたたえた表情はすばらしいものがあるが、セーラー服にするアドバンテージが活用されていない。とはいえ可愛いなぁ…。


全体としてはせっかくのいい表情、ポーズなのに影になっていることが多くて残念だ。また、写真集において見開きは邪魔だと思うのだけど、特に横向きカットなんかにされた日にはわずらわしいやらもったいないやらで癪だ。
とはいえ紺野の魅力は全開で、おじゃマルシェ版紺野以外はふんだんに詰め込まれていい写真集だと思われる。しかし、さわがれているようなエロエロを大期待して買うのはズレてしまう恐れがある。