満喫!モラトリアム。

・もうすぐ冬ですね。
NFの合言葉の変遷がおもしろい。
(http://www.kyoto-u.ac.jp/notice/05_notice/ippan/051109_21.htm)
どこに「切れ目」を見出すか?
自分が見たら、1981から1983の3回、かな。
「学生」が「子供以上社会人未満」になった時期。
「統一テーマ」が「キャッチ・コピー」になった時期。*1

=○=
・驟雨。
暇なので上野公園を散歩。
岡倉天心展が終わっていたので子ども図書館でのんびり読書。

原色の街・驟雨 (新潮文庫)

原色の街・驟雨 (新潮文庫)

淳之介流―やわらかい約束

淳之介流―やわらかい約束

日本文学の特徴は、「読者との距離感の近さ」「共感のしやすさ」「同質性」だと思う。
それは文藝領域に限ったことではなくて、マンガ雑誌でも、「全国のお友達からのメッセージ」とか。
といってしまうとかなり怪しい説だけれど・・・
昨日の話で、こういったこともそう射程の短い話でもないのかな、と思ったので、一言だけ。
3万円あったらシナジョはなしだと思う。

*1:かといって「世代」という言説に取り込まれる気はないけれど。

透明人間

・師走の波。
新宿南口も後楽園も綺麗になってきた。
今年のイブはいつになくわくわくする。
ひとりで、或いは敗走した友人を呼んで七面鳥焼いてクリスマス・ケーキ作って、『クリスマス・キャロル』じゃないけど何かいいこと少しでもやって、自分なりに1年を締めることが出来たらよい。
屈辱的になる必要など全くない。
誰かの幸せと対等な条件で、自分の幸せも十分にあるはずだから。*1
=○=
・時間と自由。
自分の居合わせることの許されなかった時間の特権性を、自分には閉ざされた形で思い知らされるたび、人はどうして嫉妬してしまうのだろう。
目の前の相手が、「結婚を約束した人と過ごした日々」や「過ぎ去った誰かとの日々の楽しかった思い出」を、あらかじめ失われたものとして語ってくれるのに耳を傾けるにつけ、そんな記憶の全てに対して自分は小さな存在で、単にそれを聞くだけ、そして何の痕跡もとどめることなく消えていく…
切なさは、透明であることへの恐怖かもしれない。
透明人間の孤独?

*1:が、ここにやわらかい連帯感を与えてくれるような宗教があったら、自分などそこに身を委ねてしまうだろう。