Hatena::ブログ(Diary)

Spintaro de France

2006-03-01 旅の終わりに

夢のような時間

無事、日本に帰国しました。


今回のパリ滞在は、僕の外国に暮らしたいという夢を叶えたひとつの形でした。その中で、いろんな人と出会っていろんな出来事がありました。今振り返ると、本当に夢の中の出来事のようです。


これから、この滞在の経験を糧に、人生頑張っていこうと思います。

2006-02-28 日本へ!

さようなら!小さな我が家!

ついに、日本に向けて出発する日となりました。住み慣れたこの小さな我が家ともいよいよお別れです。


午前中に大家さんのオーレリーさんの彼が来て(オーレリーさんは急遽来れなくなった)、部屋や食器の状態、電気メータを一緒に確認しました。電気代がいくらだからデボジットからその分を引いて、この金額を明日に口座に振り込みます、と明朗会計でした。日本もこのくらい分かりやすいと嬉しいのですね。今回の滞在では、オーレリーさんカップルには本当にお世話になりました。彼とお別れの挨拶をして、シャルル・ドゴール空港へと向かいました。北駅で列車を待っていると、電線がバチバチッ!とショートしてあたりが煙で白くなるなどのハプニングもありましたが、無事空港に到着し、我々のシンガポール航空へと乗り込みました。


帰りもシンガポール経由ですが、シンガポール空港では久々のアジア色を味わうことができて嬉しい気分でした。時間はかかるのですが、こういうのも楽しいですね。

2006-02-27 最終日!

感慨にふける

本当に夢のようにあっという間でしたが、いよいよ帰国前日となりました。


ひとりでパリの中をぐるりと散歩して、セーヌ河のほとりのベンチに座ってぼーっとしました。今回こうやってパリで暮らしたのは不思議な感じだけれど、若いうちにひとつ自分のやりたいことを叶えられたのは本当によかったなと感じました。


夜は、初めてムーランルージュのショーを観ました。住んでいるアパルトマンから徒歩1分なのに、帰国前夜になってようやく観るとは・・・。しかも、奥さんも僕も部屋でぐっすりと昼寝(夕寝?)をしてしまい、起きたらなんと開演10分前!慌てて準備をして駆け込む始末でした。でも、観て本当によかった!期待をはるかに上回るショーのクオリティの高さに、大変感動しました。


素晴らしいパリ最終日の夜となりました。

2006-02-26 リュクサンブール、クリストフさん

人形劇!

今日は、リュクサンブール界隈を散歩して、ずっと気になっていた人形劇を見ました。子供が、きちんとした質の作品を見る、ということがとてもいいなと感じます。


夜は、クリストフさんのお宅へ招待して頂きました。エキセントリックなフランス人女性と、かわいらしいイタリア人の女の子も来ていました。彼が大きな魚を焼いて振る舞ってくれて、かっこよかったです。お母さんが送ってきたという、今まで見たことのない吸引式コルク抜きも披露してくれました。


彼は日本の文化や作品が好きで日本語も少しだけ話すので、今回の滞在では何かとお世話になりました。今日の招待も、スケジュールがお互いになかなか合わない中、「まだどこかに会える時間はあるはずだ!」と彼がねばってくれて実現したものです。本当にありがとうございました。

2006-02-25 おばあちゃん

ステキな時間

今日は、午後から出かけて買い物をし、夜には同じ階に住むおばあちゃんを僕達の部屋に招待しました。


会話の中で、なんと彼女が若い頃、声楽を本格的に習っていたことが判明!少し歌ってくれましたが、年齢からすると驚くほどの美声を保っていました。本当は音楽学校に進みたかったのだけれど、親の反対により断念したのだそうです。その後彼女は医者になって、モンブラン近くの町で開業したのですが、その時に千匹ものウサギを飼っていた(!)ことや、事故で息子さんを若くして亡くしたことなど、写真とともに彼女の歴史を教えてもらいました。今は基本的には一人暮らしで、おそらくは寂しいと思うのですが、今晩のような時間を持つことができて僕達も嬉しかったです。

2006-02-24 最終日

いよいよ最終日

今日は、ついに研究所のみなさんとお別れをする日です。


いろいろと荷物を日本に送ったり、最後の後片付けをしました。ガラーンとした自分の部屋を見ながら、やはり少し寂しくなりました。僕は日本に戻ってまた新しい生活がスタートするけれども、その時にもここに勤めている人はここで変わらず働き、みんなで昼食に行き、議論したりおしゃべりしたりするのですね。当たり前のことなのですが、不思議な気持ちになります。


ともあれ午後はPOT THEOで、最近の僕の仕事を紹介しました。いろいろ質問してもらって嬉しかったです。最後に、今後自分がどういう仕事に就くのかを紹介して、みなさんにお礼を言って終わりました。


夜には、ジャン・ノエルさん達とリュクサンブール界隈のビール屋に飲みに行きました。外国で暮らすということに関してなど、いろいろ話せて楽しく、結構酔っ払ってしまいました。別れた後も楽しかったので、家の近所のアイリッシュパブにひとりで入って、さらにワンパイント飲んでしまいました。外国語の入り混じる喧騒が、酔っ払った頭にとても心地よかったです。


研究室の最終日の今日、お世話になったほとんどの人にお別れの挨拶をすることができました。受け入れ先の先生、マルコさん、アニュさん、マーク・ギャベ先生、ジャン・ノエルさん、ジャン・リュックさん、シルビアさん、ベロニクさん、アッティラ君、ステファノ君、アドリアーノ君、イヴァンナさん、オドレーさん、タキスさん、フランティスコ君…。この他、パスカル先生をはじめ残念ながら今日会うことができなかった方々もいますが、この短い滞在の中で、本当に多くの人と出会うことができたなあと改めて思います。


今回のフランス滞在を応援した下さった全ての方々に、本当に感謝しています。

2006-02-23 残り2日!

ベオグラードからの飛行機より

大学に行くのも、今日と明日だけになりました。


本当に早いものです。最近は、日々の通勤列車からの車窓の風景を、とても大切に眺めています。景色を見ながらボーっとしていると、フランスに着いてからのことが走馬灯のように思い出されます。何だか、夢のような特別な時間でした。いろんな場所を訪れて、いろんな人に会って、いろんな人と議論して、いろんなホテルに泊まって…。まるでここ数ヶ月であったとは思えないような感覚です。何にせよ、ヨーロッパに住むことは僕の夢のひとつだったので、若いうちにそれを叶えることができてとても嬉しいです。


お昼にジャン・ノエルさんと話していて、明日のPOT THEOの発表者が決まっていないと聞いたので、僕が立候補することにしました。ちょうど明日で大学に来るのも最後だし、こちらにいる間何をしたのかを知ってもらういい機会でもあります。そして何より、親切にして頂いた理論グループの皆さんにお礼を述べることができる恰好の場です。


明日の夜には、若いメンバーで飲みに行く予定もあるので楽しみです。

2006-02-22 サンジェルマン界隈でお食事

大学の最寄り駅

今日の夜は、受け入れ先の先生の提案で、College de Franceの近くにあるレストランで一緒に食事をしました。


僕と奥さんのほかに、実験家のマルコさんと、論文では名前をよく知っていたアッカーマン先生が招待されました。そのレストランには温泉タマゴ(``Onsen" eggと書いてあった)のスープがあったので、それを頼んだらおいしかったです。フランス滞在でビックリしたことは?と聞かれたので、素直な感想を述べました。それは、世界はどんどんユニバーサルになってきているので、ものすごくビックリ!信じられない!という経験はあまりなかったけれども、日常における「ほんの些細な」フランス人の振舞いや言動の中に、日本の文化との「大きな」違いを感じたということです。その違いを感じることができたのは、一定期間フランスで生活したことによる大きな収穫だと思っています。


そういえば今朝大学へ向かう列車の中で、なんと4人も演説をしてお金をせびる人が現れましたが、そのうちの一人が演説の最後に「お仕事頑張って下さい」と言っていました。「お前こそ頑張れよ」と心の中で思ったのは僕だけではないでしょう。

2006-02-21 パリへ

ホテルの窓から

今日はパリへ戻る日です。今回の滞在ではラドビック先生の他に、学生のステファン君(トビー・マグワイア似)とは本当によく議論しました。また、この街の寂しい感じもいろいろなことを通じて知ることができました。後から振り返って、不思議な3日間として思い出されることでしょう。ラドビック先生には、行き帰りのタクシーから滞在中の食事、そしてホテルまで全て用意して下さり、本当に感謝しきりです。


帰りの飛行機からは、どこかの街がクッキリと見えて楽しかったです。夜は、奥さんとピザパーティをしました!

2006-02-20 セミナー@ベオグラード大学

カレメグダン公園から

今朝は、大学に行くまで市内を散策しました。カレメグダン公園は起伏のある土地で、眺めがとても気持ちよかったです。と同時に、公園の中にはかつて使われた戦車や大砲が至る所に置いてあり、この場所を寂しげな雰囲気にしています。


今日は僕がセミナーをする日です。ところがなんと、セミナー開始直前になって大学とその周辺が停電になってしまいました。まだこういうことも起こりうる国なのですね。ホワイトボードを使ってやりますよ、とラドビック先生に話していたところ、無事復旧してプレゼンをすることができました。セミナー後にひとりの女性が僕のところに来て、「この大学ではふだんあまりいいセミナーが行われないけれど、今日は面白いセミナーを聞けてとてもよかった」と言って下さいました。よくある褒め言葉ではなく、心からそう感じて話しているのが伝わってきたので、僕もとても嬉しかったです。またこれは後で聞いた話ですが、セミナー中に何度か質問して下さった年配の女性は、パスカル先生の昔のガールフレンドだったそうです。


今晩はベオグラード最後の夜なのでひとりで街をぶらつきましたが、アジア人をほとんど(全くに近いくらい!)見かけないことに驚かされます。そのため、僕が歩いているとチラチラとこちらを見られるような感じがしました。またベオグラードのポストカードの中に、ベオグラード空爆の写真があるのが印象的でした。まだまだ戦争の爪痕が色濃く残っている(そして現在も紛争が続いている)街だからこそ、何とも言えない寂しさがこの街全体を覆っている感じがします。


ホテルに戻ると食堂の方が賑やかなので行ってみました。するとバンドが生演奏していて、なんと酔っぱらったオヤジがおなかを出して陽気に踊っていました。ヨーロッパでここまで羽目を外した酔っぱらいは初めて見ました。同じヨーロッパでも、場所によって本当に雰囲気が違って新鮮です。