ジャックダニエルを呑むサウスポーのドラマー

ひぐらしのなく頃に

がやっと終わった。









思えば「とらのあな」に勇気を出して行き、

ボーイズラブ(同人)」

だの

「触手」

だの理解不能な物品の陳列された中から目当てのものを選んで


もう二度と来なくて良いよう
シリーズ全部(単価が\1000と安い)持って、



なぜか長蛇の列(平日なのに客が多い!)になってるレジに並んで


一見の普通そうなのにイロイロ説明してくれたお兄ちゃんが


セレクトしてくれたシリーズ全部。



やっとッやり遂げたよ!
感想。














・・・ん長い!
ひとシナリオ終わるのにどんだけかかるんだ!!









こういう事言うとあれだけど、





こういう世界(フロム電脳街)に免疫の無い俺には
最初、結構ストレスがたまった。
なんだその展開は!
とかつっこみどころ満載なんだけれど












たしかに面白かった。
一気にやってしまった。








どの話しも
同じ条件でスタートしてるパラレルワールドなんだけど、
(主人公は違うんだけどね)
この出来事があってこの事件が起きてこういう惨劇が生まれるってのが
張り巡らせられてるんすよ。
このタイミングで恐ろしいイベントが発生する確率が高いのは
誰かの強い意志(絶対にこうする!みたいな)が絡んでて、
それをサイコロの目って例えてたけど。
あとで発生するイベントを無効化できるのはこの人がここで物語の舞台に立たないといけないとか。
んでその結果、次のステップへ行けて。


でも、毎回バッドエンド。





じつは背景が説明されるかどうかの違いだけで
出題編も回答編も一連の流れなんだよね。
(正解率1%なんて謳い文句してるけど、その辺に期待すると後悔する。推理モノの反則ネタ使いまくり)
村ごと全員皆殺しとかは結構無理があるかなーとか。
まあ、想像を巡らすのが一番楽しいって事なんだけどね。








どうしてだろう?
どうすれば次のステップでこんな事が起こるんだろう?
今回はアレを発生させちゃいけない!



毎回のシナリオのスタートで
仕切りなおせてないヤツがいる。



そいつが本当の主人公でありサウンドノベルのプレイヤーだってことです。






サウンドノベルって一体なにさ?
って所に一つの答えを提示していると思う。

もしかしたら、サウンドノベルってジャンル自体『「かまいたちの夜」に対する返答』が一つのテーマなのかもしんないね。


それが出来てるのって
「街」
ひぐらしのなく頃に
だけのような気がする。






一つの最悪のシナリオがあって、
それを分析して
犯人を捜して
どうすればそういう展開にならないか工夫して
一番幸せなルートを見つけるため何回も初めからやり直す。





これってサウンドノベルの基本。
醍醐味ですわ。











パズルのピースをはめ込みたいのは
人間の根源的な欲求なのかも知れない。
誰だって一個だけ穴が空いてるパズルがあったら
埋めてみたくなるよね。




んで、そのパズルのピースには一つ一つ
趣の違う絵が描いてあって
スンゴイおぞましい絵とか
腹をかかえて笑える絵とか
そのピース自体に興味が沸く。
そのパズルを構成する一つ一つを全部見たくなってしまう。





それをストーリーとして見せちゃうのが
この物語。


その頃には、
物語自体に親近感が出てしまい
終わるのが寂しくなってしまう・・・




いや、やばいぞ!
ドアをノックしてしまったかもしれない。






本当にそう思ってるのかは疑問だし、
ひっくるめてしまうのも違う気がするけど
あえて言わせてもらう。






日本オタクカルチャーは侮れん!!

詳しくは書かない。やりたいやつはやってみてくれ。
最後まで一気にやっちゃって寝不足が続くか
(ホント社会人には向かないよ。文章量が多すぎて。)
途中で間が空いちゃって忘れてしまうかのどちらかだ!




ちっこいPC(バイオとかで出てるやつ)で
電車の中でやるとかならステキかもね。
多分三ヶ月は持つ。



いや、ホント面白かった。

ありがとう。竜騎士と名乗る人。
あなた、相当サウンドノベル好きだよね。












そんで、余計な事を言えば、

自主制作ってやっぱすげえと思う。
軸を自分に引き寄せて、自分の軸を大切にして物事を作っていく。
創作活動ってのは芸事とはまったく別なんだ。

やっぱインディーズってのはこうあるべきだ!







The Ugly Organ (import)

The Ugly Organ (import)

本当の創作って、
作ってる本人に一番価値のあるもんなんだよなと思う。

中島らもがエッセイで書いてたんだけど、
作ったのが人間で
評価するのも人間なら

表現者の本当の誠意とは
自分を掘り下げる事を繰り返す事にあるという。
深く深く掘っていって面積を広げていけば、
同じ人間がぶつからないハズはないと信じてる。

太宰さんも同じ様なこと書いてたかも。


そんな事考えながらカーシヴ聴いてたら、
ポンッと背中を押された気がした。