『幻想ギネコクラシー』1 読了

幻想ギネコクラシー 1

幻想ギネコクラシー 1

近所の本屋になかったのは前々日の日記に書きましたが、
別の本屋で買いました。

あとがきで、
「時事ネタの禁止」「メタ表現の禁止」「パロディをやる場合元ネタは古典のみ」
の制約を自らに課したとありますが、
それだとスラップスティックwwwな味があまり出ないのかな、
と思いました。ブラッドハーレーの馬車みたいな、
笑っていいのかいけないのか戸惑うような話よりは、まあ、よかったです。
頁52で、吸っているたばこがラッキーストライクであることが分かった以外、
なにも分かりませんでした。

これもあとがきで、
全体的に女性のおっぱいが多目に描かれている
とあり、読んでいてすぐ気が付いたのですが、
なんというか、貧乳だけれども乳頭に特徴のある、
エロというより、上手く描けるとしあわせ、というタイプの胸ばかり繰り返し出てきて、
青い鳥が実は自分の家にいるように、身近な素材をスケッチしたのかどうなのか、
と思いました。手塚治虫作品の女性の胸は、どんなに若くても親指みたいな乳首で、
三人のこどもに授乳した奥さんがモデルなんだろうな、といつも思っています。
作者も、確か以前の責め絵の画集ではいろんな胸に挑戦していたような記憶があるので、
いま安定したから同じタイプばかり描くようになったのか、不思議です。

BECK(5) (講談社漫画文庫)

BECK(5) (講談社漫画文庫)

胸を描くなら、BECKのグレイトフル・サウンドの時みたく、
「俺はああいう乳輪の大きい女は好きじゃないな」
「お、俺は乳輪の大きい女が大好きなんだよ」
と、胸を出したことへの様々な反応まで書き込まれていると、
もっとよかったのではないかと思います。
入唐求法巡礼行記 (1) (東洋文庫 (157))

入唐求法巡礼行記 (1) (東洋文庫 (157))

私も以前入唐を「にゅうとう」と読んでいました。恥ずかしい。刀伊の入寇

あとは、初期星野之宣とあるくだりが、別に初期でなくてもこんなんじゃないか、
と思いました。バトルブルー連載再開しないかな。以上