男たち、野獣の輝き

旧映画ブログです。

Beauty Devaisethのファイナル・ファンタジー14新生エオルゼア奮闘記

恋愛小説家

恋愛小説家 [DVD]

BShiにて

何度も観ている映画だと画質の比較などが非常にやりやすいです。今回の『恋愛小説家』もDVDで何度も観ている映画なのですが、BShiの映像は大変素晴らしかったです。先ずタイトルバックのダスト・シュートの汚れが非常にリアリティ満点なのが確認できます。ホントにハイビジョンはディティールの再現が肝ですね。ニューヨークの街並みのディティールも素晴らしいです。勿論ヘレン・ハントの寝不足面やジャック・ニコルソンの顔面皺もバッチリです。
また、ボルチモアへの旅行が始まってからも夕方の日差しが非常に明確に感じられ、これを観た後だとDVDはかなり人口的なタッチに感じられそうです。

解像度などの部分で取りざたされるハイビジョン映像ですが、一番重要なのはソレに伴うこういった光の微妙なタッチや、映像の奥行きなどの再現がDVDなどとは比べ物にならない事です。映像を観ていて受ける印象が、すなわち演出などに直結しているわけですから(サウンド・デザインも同様)、なるべくハイビジョンで観るに越したことは無いんですね。

スコーピオン・キング

スコーピオン・キング [DVD]

地デジ日本テレビにて

ロック様がゲストとして演じた『ハムナプトラ2』のスコーピオン・キングが冒頭数分という出番で場をかっさらったために製作されたスピン・オフ作品です。ボク個人としてはチャック・ラッセルの監督作品としても単独で凄く大好きな作品。
ロック様の主演映画として製作されているので、恐らく対象年齢を下げていると思われる感じが非常にボクのツボ。スリの子供が絡んできたり、投石器を使ってロック様が吹っ飛んだりする展開など、絶妙にくうだらなくて好きです。
ご都合主義丸出しの行き当たりばったりな展開も大好きで、全てがロック様の肉体と知性溢れる眼光オールOKとなる極悪な説得力も重要です。中でも中盤のマイケル・クラーク・ダンカンとの肉弾戦における、”俺マッチョ対決”ブリは格別。キレテルキレテル!!張ってる張ってる!!!

あんなのが中盤にあるもんだから、『グラディエーター』のラッセル・クロウに対するあてつけとしか思えない貧相なボス・キャラとの戦いでは様々なギミックで補いまくっているのが涙を誘います。しっかし、本当に弱そうな奴だ!

ハイビジョンの見せ所としてはやはり筋肉祭りとも言うべき皮膚感の再現や、装飾具のディティールがすこぶる緻密に再現されています。また、ロック様が頭だけ出して土に埋められるという100%爆笑間違いナシの処刑シークエンスでは、蟻塚から出てくる殺人蟻の細かい動きなどが恐ろしいほどの高画質で堪能できました。あれは凄い!