小暑末候

 七月十八日からは七十二侯の小暑末侯、鷹乃学を習う(たかわざをならう)。鷹のひなが、飛びかたをおぼえるころです。巣立ちをし、獲物を捕らえ、一人前になっていきます。

 立秋前の十八日間を夏の土用といいます。2018年の立秋は八月七日なので、土用の入りは七月二十日です。

 三陸地方に吹く、夏の冷たく湿った北東の風を山背(やませ)といいます。山背が続くと稲が育たず、凶作をもたらしてしまいます。


  出典 白井明大=文・有賀一広=絵『日本の七十二侯を楽しむ』(東邦出版)