インフレ恐怖の起源

承前*1


銅鑼衣紋 2009/11/09 19:54
まず、主力であり必要条件は、金融政策なので政府が馬鹿でも日銀が利口ならできます。また、インフレを鎮圧するだけなら、未だにデフレであることを見れば分かるように十二分に可能です。鎮圧不可能なインフレは、生産力が低く国民の最低限の需要を満たすことができない状態で、苦し紛れに国債を発行し、それが市場で消化できず金融緩和というか日銀引き受けでファイナンスする場合です。ですが、生産力なら(まだ現時点では)過剰なわけで、北朝鮮ではない以上、必ずインフレは抑えられるのです。

社会主義者は、社会主義経済の失敗の結果、生産力不足に常に悩まされ、潜在インフレ(物価は統制しているので表向き上がらないが、お店の前にいつも行列ができて、駄目駄目な商品ですら列の後ろの人は買えない)だとか、北朝鮮の大インフレとかに悩まされているので、インフレ恐怖なのです(嗤)
http://d.hatena.ne.jp/Baatarism/20091107#c1257764044 (cited in http://d.hatena.ne.jp/sunafukin99/20091110/1257805809

そもそも不況というのは生産諸力(生産設備+労働力)が過剰になっていて、使用されずほっぽらかしになっている状態をいうのではなかったか(例えば、小野善康『景気と経済政策』)。
景気と経済政策 (岩波新書)

景気と経済政策 (岩波新書)

ところで、東京三田の慶応大学の近くにやたら行列の長いラーメン屋があって、傍を通ったとき、思わず社会主義建設頑張って下さい!と待っている人の肩を叩きそうになったことがあったのだ。