政治家の皆さん!!

いよいよ選挙ですね。

政治家の皆さんは毎夜毎夜、遅くまで、本当に大変な仕事だと思います。

今回の選挙は、「年金問題」と「憲法改正」ですね。

2つとも後回しにされた問題。年金は、もう20年前から、問題だったし、憲法に関しては、高度経済成長の頃から、改正すべき内容だったのではないでしょうか?

年金は、現役世代が、高齢者の年金を支えるというシステムです。もともとのスタートが戦後だった為、戦前に年金支払いのなかった世代は、現役世代に年金支払いをせずに、年金受給していました。これはこれで、この時代は良いシステムだったと思います。

高度経済成長の時代も、年金システムはとても素晴らしいシステムでしたが、この時、既に、高齢者の人口比率が高まる事とはわかっていたし、年金の運用も、右肩上がりだけの想定で運用されていたので、成長しない経済状況では運用がうまくいかない事もわかっていた問題でした。

更に、職業が多様化した為、サラリーマンではないライフスタイルが増加し、年金未払い問題も発生しています。

将来を考えれば、年金未払い者に「年金は支払いません」というシステムでは、社会全体が立ち行かなくなります。年金未払い者には結局の所、「生活保護」など、人間としての最低の保証が必要となり、これもまた、税金で支払われることになります。

そもそも、年金のシステムは「助け合いの精神」から生まれたシステムです。
現役世代が老齢世代を助けるシステムです。

しかし、現在の日本の預貯金の70%は60歳以上の高齢者が有しており、若い世代、特に、30代〜40代世代は、ほとんど預貯金がないというデータがあります。

年金システムはもう既に、崩壊する事はわかっていたことですし、壊さなければ、後がない状況になったのだと思います。結局、最後は全員に「最低保証年金」を支払い、後は何らかの基準で差をつける事しかありません。

「年金を支払っただの支払ってない」というのは、もう既にわからなくなっている状況ですので、「払ったかどうかの証明」をする必要はないのです。逆説的にいうと、「国は個人が未払いだという証明」をしなければならない状況なのです。これは不可能ですね。こんな事に、調査費用をかけたり、議論をするよりも、システム変更への道をとった方が近道なのです

国はいざとなれば国民を裏切ります。性善説を信じて、国を信じたいのですが、歴史においても、戦後、国債を紙切れにしてしまった過去があります。年金支払いも60歳だった支払い年齢を65歳に引き上げました。国も生き物です。

経済的に困れば、国民を支える事ができません。

今回の選挙は、重要な選挙になる事は間違いない所ですが、しがらみを排して、システムを変更できるのは、少なくとも与党では無理と思いますが、皆さんはどうでしょうか?

 今日は、政治コラムで済みません・・・・