すばらしい新世界

すばらしい新世界』ハックスリー

米子でご一緒した時に、中谷先生に教えていただいた本。80年程まえの小説。

子どもは人工授精で培養ビンの中で育てられ、子どもをお腹に宿すことや、誰かをパートナーとして占有したいという気持ちは、野蛮な、穢らわしいこととしてみなされる時代。

一番印象的だったのは、そのようにして人の生産を完全にコントロール出来る時にも、あえてアルファからイプシロン(だったかな)までの人間の資質の高低を人工的に操作してでもつくり出す、という考え方。そうすることで社会的に安定する。と。

評はまとめられないけど、時々思い出す本になりそう。

http://www.amazon.co.jp/すばらしい新世界-講談社文庫-は-20-1-ハックスリー/dp/4061370014