クラナドは面白かった。渚ありがとう。

 今日、D.Nさんと一緒に難波パークスへ映画を見に行きました。
 その映画は「CLANNAD」(劇場版CLANNAD)。
 アニメ好きな人でしたら、最低でも聞いたことがあるとは思います。
 冬Kanon、夏Airと続くkey3部作です。
 kanon東宝ver)と聞けば僕にとっても中学時代にお世話になった作品だということを思い出します。
 CLANNADもゲームは少しやったことがありますが(友人に借りて)、それ以来です(笑)
 でも中原麻衣が出演してるし、古河渚(現:厚生労働大臣)も好きなので見に行く決意をしました。


 さて、映画を観る時の必須アイテム(?)「カルピス」を購入した後、D.Nさんと一緒に席に着いた。
 楽しみ、楽しみと思いながら急に中原麻衣の声(古河渚)で館内の注意アナウンスが流れた。
 激しくGJ!!
 簡単なストーリーを紹介しておくと。

岡崎朋也は、父親に問題を起こしたのをきっかけにずっと心を閉ざしていた。
 ある日彼は、病気休養が理由で1年振りに高校に通う古河渚中原麻衣)と出会う。
 廃部になった演劇部を再建すべく渚は朋也を巻き込む形で奮闘していく。
 いつしか朋也と渚の間に恋心が芽生え、彼自身も人生から立ち直ろうとしていたのだが……】
  
 
 たぶん、こういう感じのあらすじでいいと思う。
 監督は「劇場版Air」にも参加した出崎統。 
 今回は劇場版なので、渚を中心にしたストーリー構成となっている。
 冒頭から述べると、




 ストーリーが神!!



 本当。
 シナリオはうまくまとまっているのかが採点の焦点のひとつでしたが、これがうまくまとまっている。
 特にテーマ性を重視し且、うまく2時間で伝えているのもこの作品の出来の表われだろう。
 「大切な人をなくしたことがありますか?」というキャッチコピーにもあるように、この作品のテーマは大切な人に対する絆と愛だ。
 随所に挿入された一枚絵の演出が、そういうテーマを訴えている。(こういう演出は個人的に好き)
 1枚絵はキャラクターの心情が変化している時に挿入されており、それがテーマを再確認させている意味合いを持つように感じてならない。
 絆とは何か愛とは何か、この作品では、絆は人間を変化させられる力を持つと描かれている。
 主人公の夢の中(※幻想物語)が心の防衛機制により、つまり自分の殻に閉じこもっているというシーンがある。 絆がどういう力を持つのか、主人公をどう変化させるのか、その効果を物語を通じてみることがこの作品を楽しむコツだと思った。
 絆や愛があれば、どれほどノイローゼや心の病もなくなるのか。
 斧女のときもそうだけど、人の優しさ・つながりがどれほど精神安定剤よりも効力があるのかがわかる作品。
 皆さんも感涙しながら再認識してみればいかがだろうかと思う今日この頃。


 
 ※採点【300点満点】
 キャラクター 100点
 ストーリー  80点
 キャスティング 70点
 OP・ED曲(挿入歌)30点
 CG(色の見栄え 他)  20点
 を総合的に判断して5段階評価を付けたいと思います。

 秀 285点以上【殿堂入りアニメ】
 優 270〜284点
 良 200〜269点
 可 150〜199点
不可 150点以下

 という基準なのでよろしくお願いします。


 
 ?キャラクター
 渚・坂上智代を初め女性陣のキャラは俺をうならせてくれた(渚&智代は俺の嫁)。
 テーマを通じて主人公の変化を支えた男性サブキャラクターも抜け目なく描かれており完成度も非常に高い。

 よって満点の100点。

 
 ?ストーリー
 ストーリーがキャラクターを凌駕する作品も俺の中では少数。
 この作品は前述にあたりテーマ性にも話題を触れたが、テーマから考えさせられるまとまったシナリオは非常に緻密かつ、原作のイメージもほとんど壊しておらず(大幅な設定変更はあるのだが)、それが劇場版において原作にはない新しい世界をかもし出している。
 見てよかったと思う。
 (ゲームでは結構ギャップがあったと感じたが、俺の場合は一本の独立した作品として鑑賞)


 よって満点の80点。



 ?キャスティング
 中原麻衣桑島法子広橋涼を初めとする実力派声優を始め、男性声優も名の知れた実力声優を随所に配置。
 これ以上はない豪華さ。
 
 よって満点の70点。



 ?OP・ED曲(挿入歌)
 良かったと思う。
 またフルで聞きたい。
 
 よって満点の30点(オマケ分含む)


 
 ?CG(色の見栄え 他)
 作画は問題ないし、映画館で見れる独自の色合いに酔いそうだ。
 演出の1枚絵は個人的には好きな演出。
 
 よって満点の20点



 <結果>
 


 300点満点の






 
 ↑劇場版「CLANNAD」チケット







 
 古河渚テレカ(渚は俺の嫁







 窓見れば 少女が歩む 桜坂

 何か冒頭シーンを観て思いついた駄作といっていいほどの俳句。