TKSGさん、SERPENTINE AFTER THAT

午前9時過ぎに体内時計の知らせにより起床。早速起きだして洋梨の朝食、そして部屋の掃除。ふと週末の予定を考えると日曜日は終日外出予定なので今日フラット全体の掃除をしないといけないなと気がつく。休憩後フラット全体の掃除に着手。12時過ぎに完了。シャワーを浴びてスッキリしたのちKUBO-CとFACETIMEをしながら外出準備を進める。13時前に家を出てPRIMROSE HILLのRESTAURANT Jへ。

待ち合わせしているTKSGさんが先に到着されていた。TKSGさんは友人のMKYより紹介を受けて今日はじめてお会いする。TKYMくんも加わり3名で食事をしながら色んな話をした。これからまだロンドンに長くいらっしゃるようなので色んなコミュニティーをご紹介してネットワーク拡張のお手伝いができればと思う。ランチ後PRIMROSE HILLの丘へ散歩、丘の頂上から景色を眺めロンドンを一望する。カフェに入ってお茶をして引き続き色んな話に華が咲く。夕方に駅前で解散。解散間際にVALENTINEのチョコレートをいただき驚く。そうか、日本にはそういう文化があったんだったと思い出した。お礼を言ってTKYM氏とチューブに乗る。

TKSGさんのお勧めのSERPENTINE GALLERYでのエキシビションへ急ぐ。光のインスタレーションをやっているそうで動画を見せてもらったのだがなかなか良さそうだった。会期が明日まで、今日夕方以降の予定は特に無かったので早速動いた。夕方にSERPENTINE GALLERYに到着。まずはオリジナルのSERPENTINE GALLERYへ向かった。

あれ、光のインスタレーションじゃないなと思いながら鑑賞。REINER RUTHENBECKというドイツのアーティストによる展示だった。光の方はSERPENTINE SACKLER GALLERYの方だったのだ。それにしてもこちらもまた興味深かったので鑑賞。ミニマリストな抽象的オブジェが並んでいる。固く細いスチールの線材と濃い臙脂色の柔らかいファブリックのストリップを使ったオブジェがよかった。素材の特徴を理解した上での幾何学の作り方がとても良く、想像力を掻き立てられる興味深い展示だった。


REINER RUTHENBECK 1


REINER RUTHENBECK 2

続いてTKSGさんお薦めの方へ。橋をわたってZAHA HADIDによるエクステンションSACKLER GALLERYへ。列ができており、期待が高まる。10分程並んで内部へ。入って直ちに、これはきて正解の展示だとTKYM氏と合点がいく。TKSGさんに感謝である。JULIO LE PARC、アルゼンチン人のアーティスト、光を科学的に検証しその美しさを引き出すためのキネティックなオブジェ群である。シンプルな幾何学をした素材と光の当て方を操作して豊かな光の現象を作り出すインスタレーションの数々、子供から大人まで楽しめる良い展覧会だった。シンプルに見える作品群だが、試行錯誤があっての現象であることは言うまでもない。光の反射とその動き方、揺らぎ方、そしてそれによってつくられる影。もちろんVIEWERの視点もしっかりと考慮されている。沢山のスケッチからそういった分析が垣間見える。風刺画を描いていた時代を除けば、ほぼ作者の興味は光である。光をドットで表現し、マテリアルとして色んな色を使って捉えている部分が興味深かった。このアーティストからすれば光もまた物質。その形をどのように造形するかの模索である。長々と鑑賞してTKYM氏とお互いに満足。偶然昔の同僚とも会えて簡単な近況報告立ち話もできた。


SERPENTINE SACKLER GALLERYへ


JULIO LE PARC 1


JULIO LE PARC 2


JULIO LE PARC 3


JULIO LE PARC 4

さて頭を使った後は腹が減った、ということで日本食料理のNAGOMIへ。茄子田楽と揚げ出し豆腐、そして鶏の水炊きを食べた。言うまでもなく美味しく満足。明日は二人共朝が早いので早々とチューブで帰宅。帰宅後シャワーを浴びブログを更新し寝ようかというところ。


映像をみると、1960年代の作品だそうだ。先駆的。今でも色褪せていない。