- 作者: 米長邦雄
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2012/02/01
- メディア: 単行本
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2010年に清水市代を負かしたあから 2010 は合議制多数決で差し手を決めたそうだけど(女流王将が苦杯を喫した将棋コンピューター「あから2010」とはナニモノだ!? - 日経トレンディネット)、そういう方法はコンピューターだからこそ出来る話で、人間の場合は「船頭多くして船山に登る」になってしまうそうだ。
手作りの尊さを忘れたときに、人間は機械に敗れます。
wikipedia:飯田弘之氏によると、差し手はコンピューターが100%決めて人はその指示に従うだけだ、としても、誰が座るか、で勝率は30%は違ってくるそうだ。そんなもんか。
座り方も問題で、胡坐(あぐら)では正座の8割の力しか出せないそうだ。
マスコミの約束は必ず破られるそうだ。
でも、将棋の世界では勝ち負けは2の次で「最善手を求めていくことが我々にとって一番大切なこと」なんだそうだ。だから、
敗れたのは米長であるが、勝ったのも米長である
なんだそうで。そんなんで、ググったらこんな記事もヒットした。:「電王戦」から1年、米長邦雄既に亡し…。その歴史、ドラマを本で振り返ろう - INVISIBLE D. ーQUIET & COLORFUL PLACE-
あと、最後の章では識者のコメントが紹介されていて、その中でwikipedia:森下卓の「対機械用のルールの整備を」という意見が目を引いた。