スカスカなバッグ

大学生になってからというもの

俺のバッグはいつもパンパンだった

別に勉強道具がいつも入ってるわけじゃない

弁当だったり水筒だったり
サークルの練習着だったり

そんなバッグたちは役目を終えるときはボロボロだった

そりゃあんなに重くてパンパンなら悲鳴もあげるよな


そんな6年間もあと残りわずか。

スカスカで薄っぺらいバッグに憧れてた
軽くて肩に食い込まないバッグに


でも今は重いバッグしょってる時間
大事にしようと思う

豊かさ

「うちは給食費を払っているのだから
うちの子にいただきますを言わせないでほしい」
とある小学生の親が言ったという話は有名である。


去年僕は小学生と一緒に初めてお米を作った。
本当に貴重な経験だった。


いただきます


この言葉の美しさを以前書いた気がするが
「いただきます」は
「つながりの言葉」ではないか、と思う。


目の前にハンバーグとライスがある。
ハンバーグを見て牛の姿を想像できるか。
食事中に牛を思い浮かべるのは少し気分が悪いかも知れない。
牛が牧場で草を食べる
世話をする農家がいる
肉になる
肉を運ぶ運送屋がいる
ハンバーグを作る人がいる


米が田んぼで育つ
田んぼで生き物が育まれる
世話をする農家がいる
米を運ぶ運送屋がいる
ご飯を炊く人がいる


牛や米の命をいただいている
そしてその命を自分にくれる人がいる
自分一人で生きているわけではない


命のつながり


「いただきます」はその目に見えないものを
つなげているのではないか。


都会の人は孤独を感じやすい
つながりを感じられない
とよく言われる。
お金はあってもそれは豊かなことだろうか?

いろんな人や動植物、自然環境とつながって支えられて生きていること、
それを感じられて、感謝しながら生きられることが豊かさではないだろうか。


僕と一緒に米を作った子どもたちに
そんなことが少しでも伝えられただろうか。


今年も田んぼと多くの人と自然に感謝しながらまたお米を作っていきたいと思う。

牧場の裏側

今日は市内の小学校で行われた酪農体験に飛び入り参加(参観)してきた。
最近は研究の調査ついでに小学校の稲刈りや畑仕事に参加することが多いけど、
家畜を授業に取り入れているのは非常に稀だ。
今回に関しては調査ではなく、
「酪農を授業に活用するにはどんな可能性があるのだろう」
という興味本位での参加。


まずは子どもたちはエサやりからスタート!

おそるおそるな子もいるけど、みんな結構慣れたもので。


続いては畜舎内の掃除。

中央部の床下にはバーンクリーナーという糞を集めて舎外に出す装置があり、
子どもたちは床に残った糞をバーンクリーナーに落とす作業。


最後はお待ちかね乳しぼり体験。

観光牧場といえばソフトクリームと乳しぼり!
というくらい大人気な催しだ。
ほとんどの子たちが乳しぼりをしたことがあるらしく、ウマい!


というかこの小学校はかなり古くから農業に力を入れているため、
やはり子どもたちも低学年のうちからそうしたことに慣れている感じ。
もし同じプログラムを他の小学校で実施しようということになっても
子どもたちはここまで積極的になれるかは疑問だ。
また保護者の協力体制も非常にしっかりしているのも特徴で、
講師がこれやれ、あれやれと子どもに指示するシーンは見られなかった。


都市部で酪農・畜産を営む上で最大の問題点が
臭いや騒音など、周辺住民との関係であるといわれている。
「後から住み始めたのに、何で文句言うのだろう、勝手なもんだな」
なんて僕は疑問を持ってしまうけれども、そんなことを言えるもんでもないんだろうな。


でもだからこそ、子どもたちに体験させることは
そうしたことに対する理解につながるだろう。
またそこに保護者層がかかわったり、家庭での話題になることが
二次的に理解者を生み出すことにもつながるかも知れない。


今日の話の中で
「高齢になった乳牛は、経済動物である以上、廃牛にすることになる」
「はいぎゅうってなんですか?」
「廃牛ってのは…」
というやりとりがあった。
家畜はペットではない。
経済的に非効率的になった場合、処分して肉にすることは経営上当然の選択肢になる。
そうした事実を子どもたちに正直に伝える。
どこまで理解できるかはわからないけれど、包み隠さないことが大事なのだと思う。


多くの消費者が大好きな肉や牛乳等の畜産物が
どうやってできているのか。
その生産課程が身近に感じられる場所の存在はものすごく大きいと思う。
畜産・酪農農家数が市内でも減少する中、
僕は何とか農家さんを応援していくための手段を探したいと思う。



そういえば話の一番大事なことを書いていなかった。
子どもたちが帰った後、夕方のえさやりを手伝った。
さらに搾乳まで!!!
搾乳はミルカーという機械を使うのだけど、
普通は部外者はこんなことは手伝わせてもらえない。


農家さんは牛一頭一頭の特徴、性格、病状など
すべて頭に入っていて、
それぞれ搾乳のときの注意点も異なる。
こうした愛情が質の高い、おいしい牛乳生産に欠かせないのだなと感じた。
エサやりから搾乳まで、およそ3時間半。
その大変さのほんの一部を味あわせてもらった。
本当に貴重な体験をさせてもらった。
忘れられない一日☆

田んぼでの研修会

takeo_takeo2009-08-26

今日は瀬谷区の小学校から先生が田んぼに来てくださった。
総合の時間の活用方法を考える研修会で、僕は去年に続き2回目の参加。
去年、瀬谷市民の森で行った研修会で、水生生物を担当して講師もどきをやったが、
それをきっかけに実際に小学生たちと市民の森に一緒に行くことができた。


今回は初の田んぼでの開催となり、
一応講師としてどんな話をすればいいのかなぁといろいろ考えてみた。
もちろん田んぼでの米作りや生き物を通じた学習方法などは必須だ。
でも何より多くの先生が一度田んぼに来てくれることがうれしい。
田んぼの魅力、楽しさをほんの一部でも味わっていただければ。


僕が話したいことの一つは、やはり農業と食の問題。
それをぜひ田んぼを通じて考えてほしい、と。
願いは大きいが、いざ話を考えるとやはりまだまだ難しい。
単なる若者の主張に過ぎず、客観性も乏しい。
研修の講師という立場上、やはり熱意よりも中立的であるべきだろうとは思うのだが。




僕は人前で話すのが苦手だ。
というより予想できない場面が苦手。
だからこそ人一倍準備に手をかけなければいけないことがわかってきた。
今日話す内容の準備に昨日5時間もかかってしまった。
お風呂では必ずイメージトレーニング(笑)


いざ本番になると、結構言葉が出てくるものだ。
ちょっとは成長したのかな。


伝えたいことは、すべて言い切った、そんな満足感があった。


研修会では座学のようなお話もあるけど、やはり田んぼの生き物を先生自身でつかまえてみよう、
ということでザリガニ釣りとガサりだ。
きっと先生の中には子どもたちに虫を見せられて逃げる方もいるだろう。
でも子どもがやって楽しいことって、実際大人でも楽しめることが多い。
ガサるのだって、大人の方が夢中になることはよくある。
子どもに負けられないというプライドや、昔を懐かしむ気持ちがあるのかも知れない。
逆に大人が楽しみを知って、それを子どもに伝えること、それも大事だ。


農業の話題はとかく暗くなりがちだ。
でも大人が楽しそうにしている姿、誇りをもってかっこよく働く姿、
それなしには農業の魅力を伝えることは難しいだろうな。


今日の研修では、小学校でお世話になった先生との再会もあって
嬉しい一日になった。

虫取り少年take

takeo_takeo2009-08-10

学生最後(予定)の夏休みに入り、
学校に行ったり、家で研究作業をしたり、遊んだりの日々。


最近の出来事。


☆8月1日
・ピーマン収穫
庭のピーマンがようやく収穫できた。
今まで花は咲いても実がならなかったので心配だったが、
これを機にどんどん実ができるようになっている。


神奈川新聞社花火大会
何年ぶりの花火だろうか。
場所取りは失敗したけど、やっぱり花火を近くで見るのはいいものだ。


☆8月3日
お台場合衆国に入国
いずれブログでも書こうかってとこだけど、
最近のmyブームは女子アナ(笑)
特にめざましどようび山縣苑子アナが急上昇中↑↑↑


そんな女子アナに1%くらいの確率で会えるのではないかという淡い期待を抱き、
いざお台場合衆国へ。
めっちゃ暑い一日、平日にも関わらずものすごい人!
横浜のY1○0のイベントとは大違い(苦笑)
適当に回りつつ、めざましの大塚さん提案の米粉パスタを食し、
デザートは山縣アナ考案のイチゴフロートでクールダウン♪


あとは適当に過ごし、めざましライブキマグレン
と張り切っていたけど、相方の「帰ろう」の一言で断念。


が、しかし…


そのライブには山縣アナが見に来ていたという…


人生最大のニアミス!!!!


本当に1%の願いがもうすぐ叶うところだったのに。。。涙



☆8月7日、8日
・学童のお泊り会
瀬谷の田んぼに何度も来てくれている学童で
恒例のお泊り会があった。
イベント目白押しってことで、急遽お手伝いに行って来た。


まずは初日の午前中、田んぼでのザリガニ釣り。
この夏一番の暑い日になって、往復の徒歩でがっつり日焼けをした。
お昼ごはんは田んぼでおにぎりを。
ん〜最高☆


続いて午後は学童に戻ってからキッズ(幼稚園児)たちとお散歩♪
日が傾いてもまだまだ暑さは健在。
散歩は長屋門公園まで行って、雑木林探検。
翌朝のカブトムシとりのためにトラップを仕掛けて帰った。


夜は花火〜のはずがまさかの土砂降り。
予定変更で銭湯行ったら、雨も止み、花火をちょこっとして就寝。
そういや寝る前に台所に現れたゴキブリを捕まえ、
処分に困ってザリガニの水槽にIN!
ザリはゴキを食べるのか!?実験開始。


翌朝は予定通りカブトムシを捕りに出発。
無事1匹の♂ゲット〜!!!!良かった、良かった!


ちなみにゴキはバッチリ食べられていました。
さすが、ザリは何でも食べるんだな。
ゴキの処分に困った方はお試しあれ!


さぁ、そしてメインイベント、神奈川区のうさぎ山公園にピクニック☆
昨日ほどの暑さではないものの、夏らしい日が続く。
子どもたちは公園のプレイパークというところで、
自分の好きなことをして遊ぶ。
そこに大人の指示はいらない。
安全管理だって最低限はするけど、危険も子どもが判断する、といった感じ。
子どもには子どものルールがあって、その場にいる他の子ともいつの間にか打ち解けているような、
そんな面白い場所だった。写真はプレイパークで小屋によじ登る子どもたち。


昼はみんなでカレーづくり〜
おいしいカレーを食べよう、と思いながら、
俺はバイトのためここまで。
みんなカレーは食べたのかな??


という具合に、初めての学童のお手伝いは本当に楽しくて、
童心に帰って虫捕り(ゴキブリ含む)をしていたtakeなのでした。

デビュー!?

今日、2年前より調査に入っていた今川公園にて
カワニナの大放流会が行われました。
「園内にある小川にホタルを復活させる」
を目的に、
今年はそのエサとなるカワニナを定着させるために
暑い中、近隣の小学生と保育園児総勢150名が集まりました。
公園は横浜市緑の協会が管理をしており、今日の企画運営も行ってくれました。
さらに横浜ホタルの会会長さん、市会議員さんといった豪華なメンバーです。
コーディネーター役の方がかなり力を入れていたのでしょう。


僕が以前から公園の調査をしており、
データ提供や自然再生の提案をしていたこともあり、
特別に声をかけていただきました。
ただそのときにはすでに段取りもすべて決まっていたため、
今日は外から見守るだけだと思っていました。


ホタルやカワニナの放流には様々な議論がなされており、
当然ホタルの会さんもかなり気をつかってらっしゃると思います。
できれば放流にいたるまでの段階で関わりたかったというのが本音ですが、
せめて放流前に今の小川の現状をつかんでおく必要があると思い、
職員の方のご協力をいただき、生き物調査を実施しました。



そして調査終了後、子どもたちが到着。

とれた生き物は子どもたちに見せたい、ということで展示しました。
ありがたいことに、放流前に生き物の紹介する時間をいただき、
ノープランながら今いる生き物と小川との関わりについて触れました。


子どもたちが一人7,8匹のカワニナを持って川に並びます。

無事放流を終えた後は、子どもたちは展示した生き物に興味深々。
僕よりとても詳しい子もいましたが、嬉しい限りです☆


今日の放流を受けて、子どもたちが少しでも小川に愛着を持って
来年、再来年とずっと気にかけてくれたらいいな、と思います。
今回の放流がただの「バラマキ」にならず、
ホタルの再生を通じてたくさんの生き物のすめる環境づくりへつながっていくよう
僕もできる限りサポートしたいと思っています。


今日、犠牲になってしまったオニヤンマの成虫。
羽が一枚折れてしまったため、飛べなくなってしまいました。
本当にごめんね。。。

3年目にやっと

3年目をむかえた庭のビオトープ
まず報告すべきはモツゴが生き残っていたことか。


ブログでも度々モツゴが話題になるが
去年全滅したと思っていたところ、
モツゴが1匹だけ生き残っていたことが判明。
でも…やたら小さい。
エサが少ないのかな?
3年たっても小さくて、メダカと間違えてしまった。


というのはメダカの繁殖に取り組むために
メダカを3匹ビオトープに入れたところ、
メダカは1匹になり、
その残ったメダカをつっつく素早い魚が…
⇒これはモツゴじゃねぇか!!!


という流れで発見された。
ちなみにメダカさんはいったいいつお亡くなりになったんだろう。。。
繁殖に取り組むはずが、メダカにとっては住みづらい環境を与えてしまったんだね。


続いて、最近こんなの見つけた。


ガマの穂!
今まで葉はものすごい勢いで出ていたものの
去年まではこのおなじみの穂を目にすることはなかった。
そういう性質なのか、はたまた土の養分の関係なのか、
3年目にしてやっと穂がついたわけで。
最近はガマが繁茂して繁茂してその生命力に少しイラッとしたけど
(学校ビオトープなんかではガマの地下茎などが強敵だったりするからかな)
穂がつくと、ホッとするもので(オヤジギャグですな)。


ただ、肝心な動物の方は相変わらずトンボが羽化することもなく、
生き物にとっての魅力的な空間にはなっていないということを
しっかり反省しなければならない。