IT業界ではあちこちで勉強会なるものが開かれていて、一度何かに参加してみたいと思っていたところ、面白そうな研究会があったので参加してみた。
参加したのは、こちら
多分、細かい報告とかは誰か他の参加者がちゃんと書いてくれるだろうってことで、ここでは印象に残ったことや思ったことを五月雨式にメモしておく。
- 拡張現実感においては、必ずしも正しい物理法則に従ったコンピュータシミュレーションがリアリティを生み出すわけではない。たとえばゲームの世界においては、アリストテレスの運動方程式の方が、ニュートンの運動方程式よりもリアリティがある。
- 「不気味の谷」問題も、そこら辺と関係あるんだろうか。
- 拡張現実感においては、人間の錯覚の原理(視覚に関わらず5感のすべて)を研究するのがとても有用ではないか?そういうのを利用することで、人間にとって自然なユーザインターフェースがもっと色々とできそうな気がする。
- うちの研究室の学生が研究テーマ決める前にこの勉強会に参加したら、モチベーションも上がるし、とても良いのでは?と思った。
- 手作り入力デバイスとか、ハードウェアで遊ぶのはとても面白そうだ。簡単にプログラム可能なデバイスも出てきてるみたいだし。これとか。
- OpenCVやAR Toolkitのように簡単にコンピュータビジョン技術を使える技術のおかげで、予想以上に開発コミュニティが盛り上がっていたという印象。それは枯れた技術に限らず、PTAMのように最新技術でもオープンにした途端、面白いことをしたいハッカー達の間にすごい勢いで広がっていく。
- 「電脳コイル」の磯光雄監督が「こっそり」来てたので、思わずサインをお願いしてしまいました。