3月11日(金)3.11の記憶は既に薄れにけりな いたずらに。

 寒雨降ったり止んだり。終日5℃前後とさぶし。





 3.11大震災の記憶:

 もう5年も経ったのか!というのが正直な所。当日の記憶は、隅田川に掛かる中央大橋の太い釣りケーブルが、ぶるんぶるんと揺れていて中々収まらなかったこと。付近のビルから人がわらわら飛び出して来て、みんな不安そうな顔をしていました。その時はまだ原発大事故は報告されておらず、大津波も予想されていなかったので、パニックは起きていなかった。・・・その両者の壊滅的な実相が明らかになるにつれ、買い占め・買いだめによって、街から品物がどんどん消えて行ったのでした。その後は恣意的な電力停止に続く。・・・これはいつか来た道、いつか往く道。喉元過ぎれば熱さ忘れると。ショボーン





 

 地球環境学研究所:

 京都に赴任する奴の送別会で聞いたんですが、来るべき社会の農と食についての5か年プロジェクトが発足したとか。文系・理系を繋ぐ社会構造改革の探究です。都市農場とか都市水産業、あるいはバイオによる食の確保、あらゆる食物の粉末化による輸送・備蓄の効率化と廃棄率の減少、そしてその粉末を使って3Dプリンターでイロエロな形や硬さの食材を再現する技術などを研究するらすいのだ。粉末領域では日本は先端を行っているが、NASAもこの分野で宇宙食研究に力を入れているようだすぅ。ま、農林水産業に科学技術の手を入れて、それを社会実装するのは、今後の地球環境負荷を減らし、高齢化社会の労働力不足あるいは自然の保全にとって喫緊の課題であろうかと推察しました。

 彼から聞いた話で印象に残ったのは、「米作というのは連作が効く唯一の農業である!」つうこと。普通は連作すると土壌のバランスが崩れて収量が落ちるが、稲作は水の入れ替えによりバランスが保たれるのだとか。ふむふむ。あと最近の研究では、人体の細胞数約50兆に対して共生細菌はその20倍の1000兆もいるんだって。まさに人体の細胞は、共生菌によって生かされているっと。サプリメント神話でコラーゲンやビフィズス菌が持て囃されていまふが、それらは分解されたり腸まで届かなかったりして、ほとんど意味はないと。水素水やホメオパシーの如しっ!むしろ、腸内でイイ菌を育てる食物繊維を多く摂った方がエエらすいどっと♪

 ともあれ医学・栄養学つうのは経験学ですから、断言するようなマーケティングには気を付けた方がイイらしい。何しろ1日3食、時間に合わせて食べ、寝るっちゅうのは、高々数百年の歴史であって、習慣に過ぎない。人類数十万年の歴史の大部分は、食べれる時に食べ寝れる時に寝るっつう環境に合わせてるんすから、かだらもきっとそれに適応しているに違いないぞっ!どもども。