乾燥した空気
昨日車の中がやたらと乾燥していたせいかのどがいたいです。
咳が出て昨日なかなか眠れませんでした。いかんなぁ。
今日は読書感想文です。
絶叫城殺人事件

- 作者: 有栖川有栖
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2004/01/28
- メディア: 文庫
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推理小説なのでネタバレは無しで・・・
「感動」禁止!

- 作者: 八柏龍紀
- 出版社/メーカー: ベストセラーズ
- 発売日: 2005/12
- メディア: 新書
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この日記を読んでくれている方は意外に思われるかも知れませんが、私は感動することが少ない人間です。本を読んで泣いたことは記憶にある限り一回だけ、めぞん一刻最終話だけです。映画やテレビでのフィクションでなくことはまずないです。むしろスポーツの方が泣けてくる。泣くことを意図して書かれたような物には泣けないんですよね。
笑いについてはもうちょっとしきいが低いけど、テレビのバラエティで大笑いするようなことはめったにないです。漫画読んで吹くこともかなり少ない。
公開の場に読書感想文を書くようになって、いろいろごちゃごちゃ書いていますが、自分の感じたことを若干誇張して書いていることは否定できません。3D地図の高さ強調みたいな物で、そうしないと平板で書いて手も面白くない物ができあがってしまいますから。
そもそも、見聞きした物に大して純粋に泣いたり笑ったりするよりも、分析にかかってしまうんですよ。それはこの日記書き始めてから自分で気づいたことです。考えてみればマジックやイリュージョンを見ても、種が気になるだけですごいとは思わなかったりする。(引田天功を生で見たときはすごいと思ったけど、斜め上という角度からみても全然わからなかったからすごいと思った)
その当たりの話が取り上げられていることを半ば期待しつつ書いたのですが、内容はちょっと違ってました。残念。
筆者の方は私よりも年長の方です。2ちゃんねるについてもいろいろと書かれています。私もいまそれについて書いているわけですが、この方とは違う結論に達していますのでそのうち書きます。
作り手としては感動させたい、受け手としては感動させて欲しい。その欲望自体は極々自然な物だとは思います。しかし消費される感動は本当の感動なんだろうかという想いはあります。スポーツなど、ある程度偶然が支配して生まれる感動というのは確かに消費されてしまうという側面があります。先日のNFLコルツVsスティーラーズなんかはほんとに引き込まれてしまったけど来年の今頃覚えているかというと怪しいです。
しかし、作り込んだものが消費されてしまう、消費するためだけに受け入れてしまうというのはちょっと違うんじゃないかなと思っています。作り手としては、この先何年何十年と人の心を揺さぶり続ける物が作りたいと思うし、受け手もこの先何年何十年と後に尾を引くような物を本当は求めているのではないかと感じています。
今日の読書感想文ではハヤテに関しては触れないで書くことを目標としていたのでここまでにしますが、この後触れます<意味無いじゃん(笑)
まぁ前にも書いたと思うけどこの手の本を読むようになったきっかけはハヤテのごとく!との出逢いと十日間を書いたことなんですよね。それまではあまり興味がある分野ではなかった。物の評価ってのは人がどう書いていようと関係ない、自分自身の世界で完結していればよいと思ってました。ところが自分自身の世界を公開するとなるとそうもいかない。自分の書いた物読んでくれる人が少数であってもいらっしゃる以上は他の人のも読まないとね。マインドはずいぶん変わりましたね。
さて、今回読んだ本のテーマ「感動」。先日日記のサブタイトルに使っています。
ハヤテのごとく! なんかよくわからないけど感動した第66話
このサブタイトルは自分的にはすごく気に入っています。私はそもそもよくわからないけど感動するなんてことが無い人間なんですよ。感動するにはそれなりの理由があるはずで、それがわからないと感動することすらできないというひねた人間(笑)
そんな人間があのサブタイトルのような感想を持った。結局その後分析をして、二人の少女の切なさが炸裂している事が理由ではないかという結論に達してはみた物のなーんか自分でも納得いってないわけですよ。理由も無しに感動するなと。
自分自身が変わりつつあるのか、あの作品が特殊なのか。それはわからんのです。私自身としてはかなりびっくりしているわけで、そのあたりが出ているサブタイトルだなと自画自賛していますが私の内面は私にしかわからないので読んでくれている方には伝わりませんね(笑)
今日はこの辺で。
追記:オリンピックを見ていて思ったこと。ずっと前から思っていることだけどスケートと自転車は似ている。明日その話でも書くか。
一度くらいは感動できるような物を書いてくれと思ったら。。。
