tannenbaum居眠り日記💤

観戦者の目による、おもに自転車(おもにシクロクロス)関連のすみっこネタブログです。

かなづちのバッソが海に放り込まれたときの顛末。

以前11月10日の日記でCSCの軍隊トレーニングについての記事をみたとき

「去年の合宿ではバッソは泳げないのに海岸から3キロ沖の海に投げ込まれた」

というのがあったが、ドイツのARDSportsにリースのトレーニング法についてのスライドショー形式の記事があり、そこにバッソの受難について載っていた。

6枚中1枚目、チームカーで不敵なニヤリ顔のリース監督、迫力満点でこわいよう。現役時代の細長い顔はどこに。。
バッソは6枚中4枚目の写真。その説明のドイツ語を英語翻訳にかけてみると。

Thus, for instance, non-swimmer Ivan Basso with his colleagues "was "exposed" to three kilometers before the coast in the sea. His seven team companions had to bring him on a Surfboard, fitted out with only three pairs of swimming fins, back to the island. Basso means: " This was no normal day. "

海岸から3キロ沖合に放り出されて、泳げないバッソを7人の仲間たちがサーフボードに乗せて、3組しかフィンがない状態のまま島に泳ぎ戻ったと。この海にまっさかさまに飛び込んでる人の足、バッソですか?

・・・ところで5枚目のイェンス・フォイクト、渋!ドイツのサイトだからフォイクトの写真にいいのを使ったのか。。

ヤン・ウルリッヒを16年間指導したペーター・ベッカー前コーチインタビュー(2)

昨日の続き。

明らかに可能である。ヤンはライダーとしてベストな年齢にある。彼はいままで真に疲弊しきったということはない。ブレイクしてもいつも復活してきた。彼の体はまだ蓄えがあると思う。

  • ではなぜウルリッヒはいつもレースシーズンへの準備で苦労するのか。

私の見方によれば11月から2月までのすごし方によるのだと思う。Tモバイルチームは1月初旬にいつも公式トレーニングをマジョルカで始めるのだが、チームメートのアルダグ、ツァベルなどは8割方フィットした状態なのに、ヤンは準備不足で体重増えすぎで免疫システムが弱くなっていてその結果風邪を引いてくる。彼は3月にようやくスタートできる状態になることがしばしばで、それはツールに間に合わせるには支障ないかもしれないが。

ツールは彼にとって一年のクライマックスだと思う。しかし私の意見ではヤンは4月のパリ〜ルーべで勝つことだってありうると思う。春に勝利したものがツールではフィットしないというのはナンセンス。クラシックレースだけでなく5,6月におこなわれる小規模なステージレースに出場してツールに備える。そうすれば彼はトップコンディションでツールをスタートすることができる。

  • T-モバイルは彼にとって最適なチームだと思うか?

この点はすでに考えたことがある。ヤンは良い友人達に囲まれている必要があり、T-モバイルにはそれがある。しかしここ近年チームにおいては過ちがあった。人事方針は彼にとって望ましいものではなく多くのライダーが彼のためにすべてを尽くしてはいない。ほかの成功したチームをみてみるとUSポスタルやCSCにおいては2つの方針があるなどということはない。T-モバイルはリーダーが必要だ。

春のクラシック、石畳のドロドロレースでランスとガチンコ対決、という構図もありなのか。。見てみたいかも。ってチームがどういう方針でくるかわからないけど、今年はウインターブレークも短めでせっせと練習にはげんでいるようなので、調整は早めなのは事実か。

ウルリッヒの体はまだ「貯金」があると。蓄えって脂肪のことじゃなくて体のパワーってことだよね。去年はガリガリになっちゃってオリンピックのときとか人相が別人だったけど。