大山阿夫利神社をめざすも・・・

もともと日向林道という山道を知っていたわけではない。最初に興味を持ったのは、大山中腹にある阿夫利神社
ここには達筆の神職がいるらしく、以前からぜひ御朱印をいただきたいものだと思ってた。
ケーブルカーの駅まではけっこうな坂道のようだし、ついでに山の向こう側の七沢温泉にも行ってみたい。
と、地図を見てたら、大山と七沢の間に、よさげな山道があるじゃん。舗装してある道?
伊勢原市役所の道路整備課に聞いたところ、たぶん舗装してあったと思う、という心もとない返事。
車も通れるから自転車でも大丈夫ですよとのこと。
・・・・・
で、神社用の御朱印帳をウエストバッグに押しこんで、朝9時過ぎ、大山めざして自転車を走らせた。
鎌倉街道、R16、県道51、R246。伊勢原市役所入口の交差点で右折して、大山方面に。
上り坂が続くようになったあたりで、走ってる人がところどころに。マラソン大会でもある?


●大山方面の山向けてなだらかな坂、練習中のランナーも

大山の町並みに入ると、大山登山マラソンのポスターが。阿夫利神社まで、延々の階段を登るみたい。
なかなか面白そうなイベントだ。ゲストランナーは元日本代表の有名選手ばかり。


●ようこそ大山のゲート付近では、市制40周年のイベント、大山登山マラソンってのがあるんだ

自転車止めて写真撮ってるとランナーに抜かれ、また自転車で抜いて。結局、終着点までその繰り返しだった。
道沿いに豆腐屋があって、人気っぽい。豆腐料理のお店もある。名物らしい。


●温泉宿が並んでるあたり、昔ながらの風情がある

バスの終点に着いた。その先には階段の参道がある。マラソンはこの階段を登っていくらしい。
左の細いコンクリート道を進んでみることに。


●参道の登り口、ケーブルカー駅まで1km弱、階段が続く

この道の勾配がけっこうきつく、和田峠に登ったとき以来、数ヵ月ぶりにリア28Tを使った。
ところが旅館の駐車場で行き止まり。戻るしかない。せっかく登ったのに。


●狭いコンクリート道、結構な坂、でも行き止まりだった

途中まで下って、階段を自転車担いで登った。200-300mほど。でもケーブルカー駅はまだ先。
とりあえず神社に行くつもりも、もうすぐ昼。時計を見て迷いながら。


●参道の入り口に目立ってた小さな稲荷神社

駅に着いて、ケーブルカー乗って、御朱印いただいたとして、戻ってくると、う〜ん、1時間半かかるか?
すると、七沢への林道を走る時間が無くなるかも。御朱印と林道、どっちを選ぶ?
というわけで、潔くここで引き返すことにした。


●美味しそうな豆腐料理店の前で、豆腐の入ったしし鍋?食べたい

参道脇には、美味しそうな豆腐料理店が何軒か。しし鍋って書いてある店も多い。
2000円前後から。腹も減ってるし、食いたい〜。でも時間ない〜。
今度、他の人と来た時に、ぜひ入ってみたいと思った。


●こういう階段がほぼ50mごとに、両側には旅館や料理店や土産物屋、まったり寛ぎたい青空

あとで知ったけど、ケーブルカーの中間駅まで登る林道があったみたい。
かなりきつそうな道。いつかこの道を登って、今度こそ阿夫利神社へ。

日向林道を走ってみたい

大山から坂道を下り、日向林道に入る登り口に。標識も何もない。
最初の1kmほどは荒れていたが、その後の舗装はとてもいい。ゲートのようなものもあるが、開いてるので進む。
途中、一般車両通行禁止って書いた看板があるも、民家もあるし、市役所の人に通れますって言われたし。
と、都合よく解釈して進むことに。


●日向林道の登り口、逅子坂のバス停近く

道路はすごくいい状態。広いし荒れてない。落ち葉もない。丁寧な勾配標識がところどころに。
一番きついところは14-15度と思われる勾配が1-2km続く。


●こういう勾配標識がいっぱいあった、自転車への思いやり?

それにしても車も自転車も、一台も出会わない。やっぱ通行禁止ってこと?
こんなに整備された林道も珍しいのに。すごーくもったいない。


●14%の標識が一番急だった、途中から伊勢原や厚木方面が見えた、ガードレールの落書きが残念


●向こうに見える山は、ヤビツ峠のあたりかも

もうそろそろ登りも終わる頃だろうと思った時、曲がり角の先に通行止めのゲートが。あちゃ〜。
でもゲート脇に、多くの人が通り抜け、土を踏みならした跡がある。結構自転車が通ってるかも。
一応、電話で伊勢原市役所の人の許可もらってるし。


●通行禁止のゲート、その先には道が分岐している

どっちに降りればいいんだろう? スマホで地図見ても、電波が届かずわからない。誰も通らないし。
一か八か、道がきれいな左側に進むことにした。

ありゃ、林道が無くなってるよ

そろそろ下るはずだと思ったのに、だらだらの上り坂がいつまでも続く。
日向林道・起点から3km、という標識が。ということは、先ほどの分岐点が起点ってこと? そんなはずは…
道路状況がよく理解できないまま。とりあえずこのまま進めば終点に行けそうだ。


●徐々に道が荒れてきて、落ち葉が多く、ところどころ落石跡が目立ってきたのが心配

数キロ進むと、徐々に落石跡が目立ってきた。尖った石が転がってるので、パンクが怖い。下りでもゆっくり。
ヤビツ峠方面と思われる山並みを見ながら走る。


●ちょっと開けた路肩で、尾根下をずっと進んできた、どこに出るのか分からない

分岐から3-4kmのところで、突然ガードレールに行く手を遮られた。え〜っ行き止まり!
今日2回目の行き止まり。せっかく登ってきたので、ちょっとショック。
そこにマウンテンバイクが一台走ってきた。道を聞こうかと思ったところ、終点の手前で引き返して行った。
たぶんルート良く知ってる人なんだろう。まぁいいや、引き返そう。


●突然、道が途切れた、その先は崖、道路のかけらもない


●そうですかぁ、ここが日向林道の終点なんだ

ゲートのある分岐点まで戻り、もう片方の道を進もうか、元の大山方面に戻ろうか迷ってると、トラックが一台。
道路工事車両のよう。ゲートを開けてる運転手に聞くと、右の道を行けば七沢に行けるよ、とのこと。
助かった。そこからは下り坂一本。ずっと日陰なので寒かった。
日向林道の入口まで降りると、頑丈な通行止めのゲート。こっちからだと、登るの止めてたかもね。
道路わきの山水をタンクに入れてる人が2-3人。有名な涌水なのか?


●日向林道の入り口まで降りてきた、ここにははっきり通行止めのゲート

薬師林道で、七沢温泉へ

さてさて山道から、周りに田んぼが見える風景に変わってきたあたり。七沢温泉への分かれ道。
その途中に日向薬師があるはず。ここから日向薬師までは、ほんの1kmほどだった。


●薬師林道への入口、その先に七沢温泉がある

日向薬師は、峠の少し手前。雰囲気のあるお寺。屋台も出てるし寄ってみたいけど、時間も限られているのでパス。
この先の道が分からないし。七沢温泉でいい風景に出会えるかもしれない。
日向薬師のすぐ先が、峠だった。


日向薬師の前、駐車場には十数台の観光客、ハイカーも多かった


●薬師林道の峠辺りで、展望台からはたぶん厚木方面の風景が

薬師林道を下ると、七沢温泉の温泉宿が見えてきた。美味しそうな甘味処も。
道路わきにでっかい酒樽が置かれていた。中には手入れされてる様子の観音様。
温泉街の道路はけっこうな勾配。逆方向のルートは、けっこうきつそうだ。


七沢温泉のとある旅館の前、苔むした大きな酒樽の中に観音様が立っていた


七沢温泉の宿屋が並ぶ辺り、坂道登るのはきつそう

七沢温泉と別れを告げ、県立七沢森林公園に行ってみた。遊歩道は自転車進入できないみたい。
トンネルをくぐるだけで、森の里の住宅地と、企業の研究所が立ち並ぶ一角をぐるっとして、厚木方面へ。


●県立七沢森林公園の立派な歩道橋、この先のトンネルを抜けると森の里の住宅街

森の里のいくつかの研究所には、仕事で何回も来たことがあるので懐かしかった。
この時点で、まだ午後3時前。日向薬師に寄ってくればよかった、とちょっと後悔。
でも走り甲斐のあるいいサイクリングだった。

2月26日のルート

府中〜大山〜日向林道 ←クリックすると別ウインドウで地図と走行データを表示

(C)ルートラボ Powered by Yahoo! Japan





↓クリックしてもらえると嬉しいです。更新するモチベーションになります。

にほんブログ村 自転車ブログへ
にほんブログ村・自転車ブログのトップページへ

にほんブログ村 自転車ブログ ポタリングへ
ポタリングブログの一覧ページへ

にほんブログ村 自転車ブログ 輪行へ
輪行ブログの一覧ページへ



↓いろんなコメント、ぜひお寄せください m(_ _)m