そろそろ峠巡りロングライド、行ってみっか

長い冬の間、たとえ東京都内であっても、峠道は凍結が怖い。ロードバイクで峠を登る気にはなれない。
3月になり、ときに最高気温が15度を超える日も。そろそろ峠サイクリングに行っても大丈夫かな。
4月17日のツール・ド・草津の練習、ほとんどやってないし。1ヵ月切ってさすがにやんないと。
通販でミノウラのローラー台も買ったけど、震災の関係もあり、まだ届かない。
・・・・・
そこで立てたサイクリング計画。走行距離150kmと獲得標高2500m。なまった体には、ちょっときつめ。
五日市街道と檜原街道を通って風張峠。小菅村経由で鶴峠へ。R20で大垂水峠を越えて自宅、というもの。
もうひとつの目的は、ライディングフォームの改造。長らく自己流だったので。
人の意見も聞いて、本も読んで…。注意したのは、以下の3点。
1. 肩甲骨を開いて、骨盤を立てて、リラックスする。
2. ハムストリングと腹筋・背筋を意識して、体幹でこぐ。
3. 150kmと各峠までの距離を考え、マイペースで走る。
・・・・・
やってきたのは、檜原街道にある上川乗の交差点。都民の森や風張峠への登り口。
自宅からここまで、ゆっくり2時間弱。5分休んで、都民の森までのタイムを計ってみたかった。


●ここを右に行くと都民の森や風張峠、左へ行くと山梨県に抜ける甲武トンネル

都民の森の手前、5km〜2kmのあたりで、中央大学の自転車部のユニフォーム、10人ほどに次々に抜かれた。
一番ゆっくりペースの学生3人に付いてみた。やっぱ無理だわ。100mしか付けない。ペース乱しただけ。
あとで調べたら、中大はインカレで優勝を争うトップクラスの自転車部みたい。失礼シマシタ!


●東京の峠好きローディには有名な都民の森、たぶん標高970mほど

上川乗の交差点から都民の森まで55分。距離11.5km、標高差550mほど。
この先100km近く峠を走ることを考えると、上々でしょ。半年前は、絶対に1時間じゃ登れなかったはず。


●春〜秋はロードバイク乗りで賑わうのに、今日は誰もいない

都民の森の売店には、美味しそうな焼き味噌饅頭がある。この前に来たとき、香ばしさに惹き寄せられた。
今回ぜひ、と思ってたら、震災の影響で売店は閉まってて、食べられず。ザンネン。
都民の森からは、澄み切った冬の青空。遠くの山々もきれいにのぞめる。


●雪が残ってまだ寒い空


●道路の向こう側、檜原村の山並み、東の方向になるのかな、少し逆光

風張峠から、奥多摩湖経由、小菅村へ

都民の森から風張峠まで、さらに150mほど登る。標高1146mの峠は風が強く、さすがに寒い。
ふもとの五日市駅辺りは7-8度はあったと思うけど。ここからの下り、濡れた路面は注意して走らないと。


●雪がまだ多い風張峠、標高1146m付近


●気温0度、だったのにカメラ構えたら1度になった

風張峠からの下りは、ホントーに寒かった。北側斜面なので日陰が多く、道路がぬれて黒光りしてるところも。
ブレーキ掛けるのが怖い。ゆっくりゆっくり。峠下りでは、一台の自転車も出会わなかった。


●風張峠を少し過ぎた見晴らしのいい風景、北西方面の山並み


●月夜見山駐車場付近から見下ろした奥多摩湖がきれい


●有料道路だった頃に名残、料金所の跡

奥多摩湖まで下りてきた。三頭橋を渡り、突き当りを左に。ここを右に曲がると、青梅街道や奥多摩駅方面。
多摩川の支流、小菅川に沿って山梨県小菅村に向かう。


奥多摩湖を渡る三頭橋、突き当りを左へ行くと山梨県


多摩川の源流に少し近づいたか、かなり水量が少ない

のどかな小菅村から、急坂登って鶴峠

山梨県に入った。考えてみれば、ロードバイクで山梨ってのは初めて。祝!初山梨!
しばらく小菅川に沿ってアップダウン。小菅村は、多摩川源流を売りにしてるらしい。看板類が多い。


●初山梨ってことで、ワンショット

風張峠の売店がやってなかったので、小菅村で食事ができないと、困ったことになるぞ、と少し心配。
空腹なので、本来曲がるべき村役場前を通り過ぎ、屋並みを少し行くと、あったょ小さな商店が。
ヨカッタ。ここで何とかパンとコーヒー牛乳を調達して、ハンガーノック予防。
元気を取り戻して、鶴峠に向かうことに。小菅川を渡ると、すぐに登り坂が始まるはず。


●村役場前の橋を渡る、小菅川下流方面


●こっちは小菅川の上流方面

で、鶴峠に向かったわけだけど、途中、道を間違え、松姫峠への坂を登り始めてしまった。
おかしいぞ、と気づいて同じ道を下る。登り損。アリャアリャ。その後に、鶴峠への急坂が。
距離は短いながら、たぶん10%を越える坂が続く。想定外…。道間違えも手伝って、思わず足つき。
この一ヵ所だけが、今日のサイクリングの反省点。


●ハイ、この急坂の途中で、本日唯一、予定にない足つきしてしまった


●たぶんここが鶴峠かな、と思って写真撮った

鶴峠は、短い切り通しになってる。はっきりわかる、登り坂のてっぺんというような地形。
ここも風張峠と同じく、風の通り道になってて寒かった。
地元のおばあさんが一人、作業着でとぼとぼ坂を登ってきて、どこまで歩くのか、下って行った。


●そのすぐ先に、鶴峠っていうバス停があったよ

あとでわかったことだけど、鶴峠は、小菅村から登るときつく、反対側から登るとなだらか。
せっかく登るわけなんで、キツイ方から登って正解ってことで。

R20で、最後の峠は大垂水

鶴峠を過ぎると、R20に出るまで、あと30km弱。ずっと下りかと思いきや、山村の中の凸凹がそれなり。
道幅は広くなったり狭くなったり。何ヵ所も工事中。のどかな風景がつづく。


●ちょっと細い山道に入ってみた、ここを通ってもR20に行けるはず

R20に出たものの、道幅が狭くて走りにくい。路肩はほとんど無いし、トラックが多い。神経が疲れる。
この辺りを含めて、相模湖付近のR20は、できることなら走りたくない。けど他に道が無いのがツライとこ。


●R20沿いの木立から垣間見える相模湖

大垂水峠への登りに入ると、路肩がやや広くなって走りやすい。神奈川側から登るのは初めて。
最後の峠なので、足が売り切れてもいいと、アウター2枚残しで、自分なりに飛ばした。
けっこう体力が残っているのには、自分ながら驚き。


大垂水峠、通称ルミちゃん、とロードバイク乗りは呼ぶらしい

やっぱロングライドには、ライディングフォームが大切、と感じてしまった。ちょっと意識しただけなのに。
フォームが最後まで崩れなかったのもヨカッタ。体全体が均等に疲れたって感じ。
お股以外はどこも痛くないし。お股も、これまでの100kmライドほど痛くはないっぽい。


●自宅近く、R20石田大橋から見下ろした多摩サイ

自宅近くの石田大橋を通ると、見慣れない鉄塔が立っていた。見ると、天然温泉掘削中と書いてある。
ということは、温泉ができる! 完成したらぜひ行ってみないと。楽しみがまたひとつ。


●“天然温泉掘削中”の文字が

今日は、ほぼ150kmと獲得標高2500mを、8時間半で帰ってこれた。体力を残し、まだ50-100kmは行けるかも。
当初考えていた3つのテーマも、かろうじてクリア。200kmブルベも、何とか視野に。
次はぜひ、200km超え、もしくは獲得標高3000-3500mな〜んてやってみたいと思った次第。

3月26日のルート

府中〜風張峠〜鶴峠〜大垂水峠 ←クリックすると別ウインドウで地図と走行データを表示

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