「おじクロ」 北九州芸術劇場中劇場

teru10162012-11-23

13時〜 4000円 ラッパ屋
久しぶりのラッパ屋、コアで同年代な役者さん大好きなんだけど、今回は頑張ったね〜〜  ももクロやりましたよ。 名前をかすかに知ってたこのももクロ、ネットで調べて、ふ〜〜ん、という感じで臨んだ観劇だったのだけど、いやすごいわ。 ももクロもすごいんだけど、それをやろうっておじさん、半端じゃないわ。
下請けで経営悪化の某工場、社長と副社長は親友同士。 副社長の持ち物である寮(舞台そのもの)を売却して赤字を解消しようと苦渋の決断。 それと同時にイベントでももクロをやろうっておじさんたち(汗) いや確かに元気は出ると思う。 これからの人生に希望が出るかもしれない。 でも故障者を数名だして代替えを数名だして、やっとこぎつけた当日。 ラストシーンはももクロデビュー曲、「行くぜっ!怪盗少女」だったと思うの^^;  違ったらごめん! 40〜50代のどうみてもくたびれた中年男性によるももクロ、切なくも涙ちょちょぎれの舞台でした。 驚いたのはサビでの巨大クラッカー! きらきらのテープが頭上に舞い降りました(2列目) ここは博多座か?ww  派手な部分はめだつけど、実際は中小企業の経営難の中で働くさまざまな人や、その家族とか、仕事に悩んで出戻り休職中の副社長の娘とか、社長の娘とその恋人とか、彼女の知り合いで実家の一番の取引先のサンシャイン電気?(だったか)の社員だとか。 たくさん出てきたんだけど、それぞれの問題が重くて、でもなんだかみんな一生懸命で自分も頑張ろう! と思った公演だった。 鈴木さんがももクロにはまってくれてよかった。 私も今やYOUTUBE聞きまくりのにわかももクロファンとなりました☆(^^)v 紅白初出場、おめでとう!(*´∀`)o∠☆゚+。*゚PAN!!★゚+。*゚

「機械が見れる夢が欲しい」 北九州芸術劇場小劇場

18時〜 2800円 飛ぶ劇場

1996年初演、2001年再演、そして今回再再演となる。 ちらしはロボットみたいなパーツみたいな固そうなもので、これは人を模っているのだろうか。 題名から察するに、人間になりたがってる機械、という風なイメージを持っていた。 実際はバーチャルと現実の世界の間を揺れ動く人間を表しているというか、TVゲームをなぞっていく話のようだった。 原作者の泊氏がゲームメーカーにお勤めのときに書いたというから、かなりのリアリティがあるのではないだろうか。 当時小学生だったうちの子は確かにTVゲームに夢中だった。 自分の子供時代とのあまりの違いにとまどっていた記憶がある。 
舞台をはさんで両側に観客席、反対側の両側にドアとその外に衣装が下げられている。 ゲームメーカーに勤めている妻(ムツミ)は忙しい、子どもができないこともあって仕事に没頭していたがある日いなくなった。 夫(サトル)は妻を探してゲームの世界に入る。 そこでゲームの登場人物たちと謎解き?をしながらステージごとにクリアして先に進んでいく。(これがゲームの手法らしい)。。。。 もしかして解釈が間違ってるかも^^;  ときどき上部スクリーンに映し出されるTVゲームらしきものの名前がわからない。 ソリティア、麻雀とかだけはなんとかわかったけど。 内容はわからずともゴキブリからゾウアザラシ、そしてピヨコに改造されていくリリィは笑えた、特にゾウアザラシバージョン(高野由紀子)が一番可愛くて、ピヨコになるためにダイエットをするところが最高だった。 あの着ぐるみ欲しいなぁ〜w  人生変更ゲームは一見幸せそうな家族から悲劇に向かう様がけっこう痛かった。 信長の野望お市の方(内山なおみ)はきれいだったな〜〜  打掛をぞろびいて歩くものだから洗濯が大変だろうなとはらはらした。 最初と最後に登場したビハインド・ザ・ガールの歌と踊りは楽しかった。 やっぱりうわさの木村さんが最高だったね。 そして圧巻だったのが最初にも車椅子で登場した百田彩乃さん。 すぐにダンスの人だとはわかったけど、その起伏のある体型や動きのなめらかさ、他の人物との絡み方が抜群。 ステキだったな〜〜  サトル(寺田剛史)とそのアバター(脇内圭介)以外は一人数役をこなす。 ムツミも数人で演じられて結局リリィも彼女のアバターだったようだ。 一番しっくりきたのが鵜飼さんのムツミかな。  結婚、妊娠、夫婦の会話、すれ違いなど実にリアルだった。 他にもベテランから新人まで飛ぶ劇場の25周年を豪華に演出していた。 かなり見ごたえがあった。