B型肝炎恒久対策会議(大阪)

 やはり、忙しい一週間であった。10日(火)の10時半過ぎに徳島に帰ってきて、その日の午後2時半から中国語教室。夜は我が家であわ9条の会の事務局会議。11日は守大助さんを支援する徳島の会の行動で、徳島市にまで行ってきた。今年度の会費の集金と会員拡大が目的。事務局長の川上さんと行動したのだが、とにかく彼女はねばり強い。お陰で、会員が5名増えた。
 12日は連れ合いに誘われて映画「スター・トレック イントゥ・ダークネス」を見に、北島シネマサンシャインヘ行ってきた。スター・トレックと言えばずっと昔、テレビのアニメにあった。その後テレビドラマにもなったのだが、今回のは映像もすごく展開も早いし音響はうるさいし、閉口した。時代が変わるとともに、宇宙もスピードがましてきて狭くなってきている、テレビ時代ののんびりとしたスター・トレックの方が見ていても安心感があり、懐かしい。13日は翌日に全国B型肝炎の恒久対策会議が大阪であるので、野暮用を先に済ませた。

 昨日(14日)は今週2回目の大阪行き。先日高速バスのチケットを予約したら、いつもの時間(9時27分発)の土成から阪急三番街行きは満席と言われた。仕方がないので6時57分発に乗車した。これも若い女性が多くて満席。皆さん連休を関西方面で楽しむのだろう。帰りは最終の19時半のバスに乗って帰ってきた。そう言えば、奇麗に着飾った若い女性や礼服姿の高齢者が多く見受けられた。手帳を調べてみると、昨日は大安。皆さん、結婚式への参加でした。

 昨日の会議には、全国から90名ほどが参加した。今回の議題は、学習会(障害年金障害者手帳)、大臣協議(8月2日)の総括と今後の行動提起、各地の取り組み報告(大阪を中心に)、沖縄での会議開催について等であった。

 障害年金障害者手帳は現在の規定が、B型肝炎患者の病状・生活実態ににあっていないので、先日の大臣協議でも改善を求めたもので、その内容を原告・弁護士もよく知ろうとして学習を行ったものである。

 大臣協議については、1時間という極めて制限された時間の中で、肝硬変・肝がんへの助成・支援に絞った提案を大臣に対して行ったが、一定の成果はあった。また、昨年の小宮山大臣の答弁を引き継ぐということについても、その発言水準を維持・確認するということも重点課題とした。とはいえ、多くの課題も残され、今後の改善を図ることになった。その一つとして、原告・弁護士への情報提供・情報共有について不十分な点があり、全国・各地の動きを伝えるものとして「恒久対策ニュース」を発行することになった。見本を見たが、写真もたくさん入り読みやすい内容であった。
 今後の運動としては、①肝硬変・肝がんを含め全ての肝炎医療にかかわる医療費助成制度の創設、②障害認定の基準緩和 が大きな課題となる。そのために国を動かすことが求められるのだが、地方から声をあげて行くことの重要性が強調された。川崎市議会や横浜市議会に対してこの2点について国に対し意見書青挙げてもらう取り組みが始まった。徳島でも12月議会に向けて準備が進んでいる。
 
 次回の恒久対策会議は当初沖縄で開催する予定だったが、北海道原告団弁護団では、7月13日に大阪で講演した八橋弘先生(国立病院機構長崎医療センター 臨床研究センター長)を講師に医療講演会を行うので全国からも聞きに行こうということになり、札幌での開催(12月15日)となった。沖縄での開催は、沖縄でのB型肝炎訴訟を進めることも大事な課題になっているので来年1月25日の開催となった。

 会の最後に何人かが発言したが、そのうちの1人が、原告数が1万人になり和解者も4千人近くなったが、今まで運動にかかわってきた人が和解と同時に運動に加わらなくなってきている。どうこの活動を持続していくのかは大事な問題であるという趣旨の発言をされた。確かに大阪でもその通りである。大事な課題であるので時間をかけて論議するということになった。





我が家の絵馬  岩手・中尊寺・弁天堂



どどいつ入門(中道風迅洞 1986年 徳間書店
○たとえ姑が 鬼でも蛇でも ぬしを育てた 親じゃもの
○こぼれ松葉を あれ見やしゃんせ 枯れて落ちても 二人連れ
○及ばぬ恋とて 惚れまいものか しずの伏せ屋に 月がさす