上海大学短期語学留学 ⑧ 许愿风铃 患者講義原稿作り

 上海大学での短期留学の日誌ができあがったので、今日からは4月7日の徳大新入生など400人向けに話す、患者講義のパワーポイントの作成に取りかかることにした。50分ほど話をしなければならないので、整理が大変である。明日は大阪でB型肝炎訴訟の裁判があり傍聴に行くことになっているが、その前にリハーサルをすることになっているので、それなりのものを今日中に作らなければならない。

 2月20日(月)徳島から来た2人は、朝食を私たちと学生食堂でとり(私はパンとコーヒー)、春秋航空の飛行機に乗って帰って行った。今回の旅行には大変満足したようであった。
お腹の調子が少し悪かったが我慢して、教室に行った。先週末で短期留学が終わった人やA班に移った人もいて、今日からは10人であった。20歳前後の若者が、70歳前後の高齢者と同じ教室で中国語を学ぶことについてどう感じているのだろうか。彼らにとって励みになっているとすれば幸いである。
 この日の学習は第14課「体育健身」(スポーツで体を鍛える)であった。パワーポイントで水泳競技などの、運動について紹介してくれた。授業の合間の30分の休憩には、若い人が好きそうなビデオを上映してくれていたが、私にはそこに登場してくる俳優の名前はさっぱりであったが、彼ら・彼女らはよく知っているようであった。皆も自分の好きな運動について紹介した。私は一応登山にしたが、H旗女史は日頃からしている太極拳であった。
并、要、倒、随着、などの用法を習った。
 最初の新出単語で私は「安居房」(政府が低賃金の公務員に対して、低価格で提供する家)を示した。先生はネットで調べながら「安居房」の語の意味を説明してくれた。
 学生が新出単語に「许愿」(許願 神仏に願をかける)というのを出してきたので、紹興に行った時に買ったものを思い出した。確か「沈園」であったと思う。部屋に戻ってとってきて皆に見せた。「许愿风铃」(25元)で下の楕円の板に願い事を書いて、たくさんぶら下げてあった。日本の絵馬のようなものである。
 先生が皆の「爱好」を紹介するようにと言ったので、私は囲碁を打つ(下围棋)と答えたが、美食・ゴルフ・読書・旅行などいろんなものがでてきた。

 最後に、先週の宿題の添削が戻ってきた。たくさん朱の字が書き込まれていた。午後からは疲れていたので何もする気力がなく、部屋でゆっくりした。
 この日の歩数は3,300歩。何しろ、教室はホテルのすぐ裏、学生食堂も100mあまりだから外出しないと体力の使いようがない。

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◯恋の果てこうもりの飛ぶ宿につく
◯ひっそりと逢えば畳の匂う部屋
◯逢うていてさえベトナムの話する
◯好きだよと電気かみそり軽やかに
◯ネクタイを結ぶ手にさよならをいう