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9999-12-31 恋愛ゲーム評論サークルtheoriaのご紹介(常時トップ)

恋愛ゲーム評論サークルtheoria(テオーリア)とは?

(本稿は暫時常にトップに来るよう配置しています。最新のエントリは1つ下をご覧ください)

主宰then-d(当blog運営者)の個人評論サークルで、恋愛ゲーム(ギャルゲー、エロゲー、美少女ゲーム)を対象としています。恋愛ゲームについて新たな文学の一種との基本的認識に基づき、作品論的見地・作家論的見地を中心に、恋愛ゲームのテクスト、ゲーム構造などを論じ、その価値を追究する目的で評論を行っています。

これまで主な対象としてきた作品はTactics/Key系中心、対象ライタは麻枝准が中心です。

主なサークル参加イベントは、夏と冬のコミックマーケット、春と秋の文学フリマ、Key系オンリーイベントです。

これまで企画・発行してきた当サークルの同人誌(オフセ本のみ、このほかコピー本が多数あり)について、以下にご紹介します。

恋愛ゲーム総合論集2

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2011年12月29日(木)〜31日(土) コミックマーケット81より頒布。特集:『Rewrite』

詳しい対象作品・作家・内容については12月11日の目次確定エントリを参照ください。

お求めは次の同人誌即売会(コミックマーケット82(2012年8月12日(日)3日目 東T-48a)、または下記同人ショップ(通販)でどうぞ。店頭在庫は各ショップにお問い合わせください。

恋愛ゲーム総合論集

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2011年8月12日(金)〜14日(日) コミックマーケット80より頒布。

特集:『猫撫ディストーション』、『セカンドノベル』

→『猫撫ディストーションExodus』の予習用にもどうぞ(笑)

詳しい対象作品・作家・内容については6月21日の目次確定エントリを参照ください。

お求めは次の同人誌即売会(コミックマーケット82(2012年8月12日(日)3日目 東T-48a)、または下記同人ショップ(通販)でどうぞ。店頭在庫は各ショップにお問い合わせください。

恋愛ゲームシナリオライタ論集2 +10人×10説

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2010年12月31日 コミックマーケット79より頒布。

目次及び内容詳細は特設ページをご覧ください。

2011年12月29日(コミックマーケット81)に完売。再版予定はございません。



恋愛ゲームシナリオライタ論集30人×30説+

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2010年8月15日 コミックマーケット78より頒布。

目次及び内容詳細は特設ページをご覧ください。

2011年12月31日(コミックマーケット81)に完売。再版予定はございません。



Tactics/Keyゲーム評論集 永遠の現在

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2007年8月19日 コミックマーケット72より頒布。

目次及び内容詳細は特設ページをご覧ください。

2009年8月16日(コミックマーケット76)に完売。再版予定はございません。

2012-10-24 メモ:魔法少女まどか☆マギカTVAと劇場版の違い

メモ:魔法少女まどか☆マギカTVAと劇場版の違い

細かい部分の変更点(メモ程度)。超絶うろ覚えで不正確。11/3修正。修正前に全くウソついてた部分がありました。ごめんなさい。前編終了後にメモ、後編終了後にメモ、とやっても、映画終わってからではかなり忘れます……無理ゲーでした。そもそも動画描き直ししてるし……。

あと、あまりにも大きい手入れの入っているところは書かなくてもいいかしら。

シーン丸ごとカットの部分は書いていません。

冒頭の1周回前の記憶〜夢オチ?がカットされていたのと、まどかが母に向かって社長になっちゃえば、というシーンがなくなっているのは疑問。後者のシーンは、最後のまどかの願い(根本から法則を変える)という点と関連がある重要な示唆を含むと思うんですが……。


1話以降全て

通学路の小川(人工河川)のせせらぎの風景グレードアップ

 特に川面が薄緑色基調のボカし入りの感じ→青色基調で水の流れが詳細でより写実的に(TVA後半はやや劇場版に近い表現も)


TVA:小川(人工河川)は3人の登校風景部分だけ→劇場版では学校の校門が背後に見えるカットにも、向かって左側に小川が追加されている


学校の黒板の文字 TVA:ドットが荒くモザイクが入ったような感じ→劇場版:クリアな画質


学校の運動場 TVA:人工的な茶色のトラック、緑色のフィールド→劇場版:同じ系統の色だが自然な感じに


マミのティーセット TVA白無地→劇場版イチゴの模様入り


ショッピングモール内のファストフード店の背景 劇場版はTVA版から全て描き直し


1話

鹿目家玄関の絵 TVA:デジタルサイネージ?で絵が切り替わる→劇場版:小さな絵が掛けてある


転校生ほむら入室時、TVAは教室の後を歩いてくるほむらの姿あり→省略(そりゃそうだ、先生に入ってこいと言われて教室のドアのすぐそばにいない人がどこにいますか)


ショッピングモール・改装中フロアの床 TVA:単なるリノリウム?→劇場版:模様付き


マミ初登場のソウルジェムの大きさ:TVAで大きすぎたのを修正(ポワポワ花模様はBD/DVD時に追加)


学校の屋上のフェンス

 普通の金網(2話:TVAのみ、BD/DVD時に洒落た作りに修正)→やや高くなり洒落た作り(4話)→そそり立つ柱の列的にゴージャスに(劇場版)(より高いハードルを印象づけ? 個人的にはウテナの……皆までいうな)


2話 屋上 間に挿入される上条恭介の部屋の様子が異なる。&ほむらがマミの立っている塔に目を向けるカットが劇場版では省略。


廃ビルの壁の落書き(ドイツ語)→劇場版では裏表逆文字に


ゲルトルート戦でマミ戦闘シーン途中を部分カット


4話「何を聴いているの?」「亜麻色の髪の乙女

 梶浦BGM→バイオリン曲へBGM変更


5話 病院の屋上

   さやか「後悔なんて、あるわけない」(契約のシーン)の背景無地→花に囲まれる場所


  混ぜるな危険のシーンでTVAでは母がこいつは危ないと言っていたのを想起するシーンを劇場版ではカット


  杏子が双眼鏡で覗いているタワー

   何もなく、特に特徴のない展望台

   →周囲に望遠鏡が点在、タワー自身が東京スカイツリーのデザインに


  さやかの家(マンション)の出入口の自動ドアデザイン

  中央の駆動部・ノーマルの硝子→模様入りに変更


6話 杏子、さやかの前に立ちはだかるシーンで食べていたもの TVA:たいやき→劇場版:パンダの人形焼

    (ところでこの食べ物、どちらにしろあんなにサクサク音しません……)


   ポテトサラダ(母が一杯傾けているときにまどかが眠れないとくる)

   TVA:中身の描写なしもしくは器の位置の非統一or器描き忘れ

   →劇場版:手を付けていない状態でテーブル上にあり


7話 杏子の食べていたアイス TVA:青色→劇場版:橙色


9話 街灯に群がる虫

   1カット虫だけの絵の後、街灯に群がる虫少ない→手前の街灯に多くの虫が付いている


   さやかを救おうとする杏子の食べる団子の色

   茶色1色(みたらし)→カラー:串先から桃色、白、緑色、黄色の順に4個


   結界入口の変更(杏子変身シーンも変更だが……)


9-10話つなぎ


10話 1→10のカウントアップが入った後にほむら初対面シーンに


   ほむらがベッドの上で目覚めるシーン TVA、BD/DVD:顔のアップが額〜顎に掛けての範囲→劇場版:もっと引いた範囲


   時間が飛ぶ度に文字のみのカット挿入


   初周回のワルプルギスの夜 TVA:全体的に黒っぽい→BD/DVD青色のドレスはっきり見える=劇場版


   2周目の和子先生の「それじゃあ自己紹介、いってみよう」だけ優しい言い方。それ以外の10話部分の声は録り直しなし。(ってどっかで言ってた)


   委員長の魔女、手足の色 TVA:肌色→BD/DVD:黄色っぽい=劇場版


   ほむスピナー、赤っぽい色追加(BD/DVDは全部、劇場版では最後の1回だけ赤追加あり、残りは白に戻した?)


   「伝えなきゃ……みんなキュゥべえに騙されてる」のシーン TVA、BD/DVD*ほむらの顔、手・眼鏡ともに震えている→劇場版:顔は震えているが手・眼鏡は震えていない


   「私たちもう、おしまいだね」の手をクロスしているシーンのソウルジェム TVA、BD/DVD:チラチラと元のソウルジェムの色が見える→劇場版:ほとんど黒で時々少しもとの色が見える程度に黒化が進んでいる


   ほむらがまどかのソウルジェムを撃つシーン TVA:白色→BD/DVD:赤っぽい色追加=劇場版


   「もう、誰にも頼らない。誰に分かってもらう必要もない」と独白しつつ歯車の上を歩むシーン TVA:歯車の色:薄緑+黒っぽい→BD/DVD色とりどり(宝石をちりばめた感じ)=劇場版


   「コネクト」OP入りの位置同じ、劇場版ではタイトルなし、タイトル消し部分+直後にほむらをフィーチャーしたカット有。ラストのタワーに揃う魔法少女がまどほむのみ。


11話 ほむら「出会ってからまだ1か月も経っていない転校生でしかないものね」の背景 TVA:画面が1枚ごとに桃、黄、水色の魔法少女に対応したカラーで塗られている→BD/DVD:歯車とパステル調の色合でまだらに塗られている=劇場版

   ※改訂後のこの画面の意味:組まれている歯車時計の歯車がバラバラになって崩れる姿を示している。これは、今までほむらがATフィールドバリバリで守ろうとしてきた自分の心中の想いをまどかに告白してしまったことで、自身の立ち位置が崩壊し、まどかを守ると称して自分から突き放すことで過ごしてきた時の積み重ねが崩壊し、ほむらの真の想いがさらけ出されたことを示している。


   ほむらの顔に流れる血

   TVA:そのまま→劇場版:ハンカチで拭うまどか


   最終カット、まどか「ほむらちゃん――ごめんね」の絵がTVA:直立で僅かに首を左に傾げる→BD/DVD:前屈み


12話 宇宙空間でまどかとほむらが抱き合うシーン

   TVA:ふたりの身体が黒色→BD/DVD:ふたりの身体が肌色(見えそうで見えない)→劇場版:ふたりの身体が白色に輝く


   ほむらソウルジェムの汚れをキュゥべえが取り込む際

   TVA・BD/DVD:キュゥべえの背中の模様が扉のようにぱっくり開いて取り込む→劇場版:背中の模様の中にそのまま取り込まれる

   魔獣のモザイク TVA:ただの描き割り的、チラチラなし→BD/DVD、劇場版:チラチラのエフェクト付きでモザイクらしい


   最後のシーン「――Don't forget./Always, somewhere,/someone is fighting for you./――As long as you remember her,/you are not alone.」の台詞の配置

   TVA、BD/DVD:画面上下に均等配置、文字の行間広め→劇場版:やや上目に配置


引き絵で見滝原市街を見せるところ多用(鳥瞰夜景、水辺からビル街など)。

屋上で鳩が左斜め上に飛び立つシーンが追加されていたが、日だまりスケッチを想起させ、どんな悪い冗談なんだよとか思ってみていたのは秘密w

変身シーンも描き直しでしたね。2パターンある人も……(杏子だけど)

さやかの変身後、「ff」の髪飾りとかパンフレットで言及されていたので除く。

宇宙と一体化したところなども大きく変わっています(12話:特に身体がTVA:黒基調→劇場版:白基調とか)が、まあ、どこまでがクオリティアップでどこまでが変更なのか。

それ言ったら魔獣のブロックノイズだかモザイクだかの質が向上しているとか。

2012-09-19 Keyパーティ3&AB即売会戦線4にて頒布したペーパー内容公開

『theoria/paper』Keyパーティ3&AB即売会戦線4

keyパーティ3でサークル参加しましたが、当日新刊の冊子が出せなかったため、せめてもの場つなぎ、という感じで、ペーパーを作成しました。内容は、6月30日に安眠枕さん、りきおさんと一緒におこなった「鍵っ子ustream」のthen-d準備稿です。長文ですが、以下どうぞお楽しみください。

I.ご挨拶

 初めての方もそうでない方も、当サークルスペースを訪れていただき、ありがとうございます。ギャルゲー評論サークル theoria(テオーリア)の then-d(ぜんでぃー)です。

 今回、名古屋まで遠征してKeyパーティに参加していながら、新刊なしでは寂しいので、このペーパーをつくってみました。我がサークル初めてのフリーペーパーです。絵の上手な方々が周りに多いなか、文字のみのペーパーで申し訳ありませんが、文章系サークルということでお許しください。

 さて、私の最近のKey系ネタと言えば、6月30日(土)に安眠枕(@makura)さんとりきおさん(@rikio0505)さんを交えて「鍵っ子ustream」を行ったことです。初めてのustream参加でしたが、最大70人も集まっていただき、感謝しています。実際やってみて楽しかったのですが、記録が何も残らないのは少し勿体ないと思ったので、私が話した内容についての記録をここに公開したいと思います。

 全体は2つに分かれ、前半は私がメモしておいた話す内容(話の流れに応じて当日は順番がかわっています)、後半は事前に集めていた質問への回答となっています。

 以下、長くなりますが、おつきあいください。

II.鍵っ子ustream・then-dトークメモ

1.冒頭のつかみ

○簡単な自己紹介

Tactics時代から一貫して鍵っ子(最近離れ気味ですが)

・はじめてプレイしたゲームから3作:To Heart→Pia2→バーチャコール3

・ギャルゲーを初めて以来、評論一辺倒

・初めてプレイしたTactics/Keyゲーム=ONE(エロゲー・ギャルゲーでは13本目)

・プレイ順:ONE(通常版)→MOON.Renewal→Kanon→AIR→CLANNADplanetarian智代アフターリトバスリトバスEX→(AB!)→Rewrite

・クドわふはプレイしていません。城桐央さんごめんなさい!


○エロゲー・ギャルゲーにハマるきっかけ(話の取りかかり)

・もともと小説のように「読める」話を求めていた→ありきたりの筋でないもの

・初期に『雫』『ONE』との出会い→「心に届く」普遍性を感じた

……それから15年

・現在、エロゲー、ギャルゲーは「ローカル最適化」(基本ブロック内で一定のパターンに当てはまる)されてしまったのか?

・筋書きだけではなく、記述の微に入り細に穿つところで現れる普遍的「人間性の追究」が目的

・エロゲー・ギャルゲーはよく願望充足装置と揶揄されたり自嘲したりすることが多いが、果たしてそれは本当にそうか?

・恋愛という表現(=形式的な表層)を媒介にしつつ、人間の本質が現れる表現の現場(=深層)として一貫して有効なのではないか、という課題意識

<知識レベルから知恵レベルに引き上げたい>

・発売数が非常に多く、メジャーどころも含めて全方位的にはフォローできていないが、エロゲー・ギャルゲーを表層的に見ている段階では、いくらプレイ数を積んでも「知識」としては蓄積されるが、底流する物事の本質に到達できていないのではないか。

→「知識」レベル

・先の課題意識:人間性の理解

→「知恵」レベルに引き上げたいという意図

・表現として現れた様々な作品群を、よくギャルゲーで言われる「願望充足」という一刀で切り捨てるのはおかしい。

・ここで重要なのは「作家はそんなこと考えていない」と言うことは思考停止であること。

・表層的に浮かんだ「思考」としては考えていなくても、手癖、習慣、指向性という形で現れる無自覚的表現は、人間の「癖」を析出できるのではないか。所謂「本質の追究」に切り込みたい。

・だからこそ、作品にこだわる。作品の奥に入り込みテクストの微細な点に入り込む。

 もっとも、多人数で制作されるため、癖が消されたり他人の癖が混じったりする。

 その中で一番「個」の癖がでるのがテキスト。ほとんど個人で書くから強く出る。だからそこにこだわる、というのが私の注目する地点に向かった流れ。

さらにそのうち、癖が最も強く感じられたのが麻枝准

 単に願望充足ではない語り。

 常に理想とそれの反転という点のマイナスイメージとの対峙・対比が行われる点(相対化)

c.f.なぜ高橋龍也ではないか

 →『雫』のカジュアルな心理主義

 →後に出る『リアライズ』のエゴが形になった闘争

  わかりやすくかつ整えられた表現でプロの仕事ではあるが、逆に特徴が「形式的」に見えた。

  もっと混沌としたものを読み解きたいというのが麻枝准作品に走った理由。


(1)Rewrite感想(軽く)

 外面はこれまでのKey作品のモチーフを丁寧に参照しながら書いているという感はするが別物。

 恋愛ゲーム総合論集2の話。

→私もよくわかっていないので、5人召還して書いてもらいました。


(2)終わりの惑星のLove Song(軽く)

 世界設定についていろいろと詮索は可能でしょうが……まあそんなに皆さんの想像がブレるような感じではないような(バグとか一部わかりにくい点もありますが……個人的妄想としては実験的なセカイが創造され、そのうえでの営み……みたいな。Rewriteの中での試行と失敗を承けるような形で麻枝准が意趣返しを……みたいな妄想)

 ただ、最後の誕生まで含め、『CLANNAD』より深まっているとは思えない。

 (後述するが『CLANNAD』の汐のその後の取扱の方が余程自覚的・悪意的)

いきなりdisってすみません古参なんで。まあ入門ってことで……と次に繋ぐ


2.AB!とリトバス

<麻枝准入門としての位置づけ>

(1)コミュニティ(多人数の仲間の存在が前提というか前置き)が舞台→仲間の中にいても感じる一抹の寂しさ

(2)そんな「離人感」を感じる人が麻枝准作品にシンクロする

(3)自分はこれでいいのか、よかったのか? と反省的視点を持ってしまう人がどうしようもなく吸い寄せられるというのが麻枝准作品では?

(4)でも解決はヤンキー的心象で刹那的快楽を肯定するように描かれているんですけど(刹那的快楽肯定で多くの人を呼び寄せることが「方便」なんですが)

(5)麻枝准の本性は(死によって突き放す)朱鷺戸沙耶シナリオの方向なんですけどね!(と話の腰を折る)

 「君も独り僕も独りみんなが孤独でいるんだこの輪の中で」みたいな。

  それを言うと来ヶ谷シナリオは麻枝准を勉強した人が書いている、みたいなことに。

 (雨モチーフとか水たまりモチーフとか消えるとか、別の世界という表層として)


3.CLANNAD

<AIRまでの作品との変化の分水嶺として>

(1)「家族」をモチーフとした繋がりでKanon麻枝系シナリオ→CLANNADの変遷について(真琴シナリオを深める立場)

(2)「家族」を描くのはモチーフ(手法)であって「テーマ」(主題)ではないという私見について

(3)みんな「汐」の位置づけについてどこまで考えていますか?

→Q.13についての回答と関連。傍証:『光坂』第16 話「町の思い」と「木漏れ日」の歌詞(ここで歌詞を引用する)

(4)で、麻枝准の本性は『智代アフター』側にあるんですけどね(と話の腰を折る)


4.「高み」としてのAIR

(1)(ヨタ的に)安眠枕さん質問(が出される予定)の観鈴の病気について話すなら……

  http://booklog.kinokuniya.co.jp/saitoh/archives/2009/01/15/

 ここを読んで

  http://d.hatena.ne.jp/then-d/20090328

 これを書いた話とかですか?

(2)(以下真面目に)最大級の「高み」としての『AIR』(麻枝准最高の達成点)

 からすとなり、想いは空に届けたとしても(=CGで空の少女と一緒に飛んでいる)、私見では「空の少女」の帰還は叶っていない。帰還したら「無限の終わり」という話にはならないはず。また、観鈴は堤防という向こう側で手を振る。そちらの話はプレイヤとあずかり知らぬところで繰り返されることを想定。また、少年に視点が移ると観鈴の物語からも遠く離れて行かざるをえない、というところも含め全て「突き放される」感に繋がっている。

 それが『CLANNAD』までの長い断絶(3年半)となっていること

 →その間を埋める形なのが『Love Song』(結局結ばれてない、というか目の前にリアル女性すらいないという自意識の劇なのが本アルバム、という俺理論)


5.Kanon

(0)安眠枕さんからの質問に回答

Q.「Kanon発売当時の印象」

A.TacticsからVA系への移籍はまあ唐突な話で。でも作品外の事象に興味なく静観。

 久弥設定ということで引いた目で見ていたような。

 1999年ベストゲームを『Kanon』と『ときめきメモリアルドラマシリーズ3 旅立ちの詩』で迷ったあげく後者にしてしまったので、全体としてはいまいち感を持ったらしい。

 麻枝准担当シナリオの真琴、舞の歪みっぷりには相当惹かれた


Q.「Kanon問題」について

A.ONE論を書いているうちに、みんなKanon問題を言い立てるようになって(震源地はkeyHPの公式ネタバレ掲示板だったかと。友人の雪駄さんがそこでかなり荒ぶっていたという話を聞いたような気がします)、わたしはその話題をフォローする気がなく距離をおいていました。作中のテキストに依拠しない話になっていたので……

(1)麻枝シナリオばかりに興味が惹かれます(キャラは名雪好きなんですが……)

(2)真琴シナリオのその後→CLANNADへ、舞シナリオのその後→(虚構世界の)リトバス,AB!

(3)佐祐理さんって妹を亡くした浩平の性転換Ver.問題(ヨタ)※D.C.IIIシャルルも同じ?


6.ONEとMOON.

・KeyではなくTacticsになるが……

・ONEはAIRと異なるもうひとつの達成点(ヒロインと結ばれる、という観点で)

・長森シナリオ含めたシナリオの錯綜性

 http://f.hatena.ne.jp/then-d/20120619184840 →この辺の絵をもとに。

 

・MOON.はELPODにおいて、

 前半=自分の過去を素直にみつめる(過去の自分を否定しない)

 後半=欲に流されない(未来の自分は強くあろうとすべき)

 そのどちらもが力になる→不可視の力の発現、コントロール可能に

 不可視の力=意志力みたいな話に→オウム真理教事件の時期だが「修行」みたいな禁欲性は肯定

 でも何でもできるわけではない(少年の死という限界)→次世代(未悠)に繋ぐ話というのは、既に『CLANNAD』的ではある


7.振り子理論と仏教的価値観での作品の位置づけ(俺理論)

(1)振り子理論(さよならの系譜とおかえりの系譜の作品が交互にあらわれる)

(2)仏教的価値観?→「母」の宗教狂いとの関係?

 ・ONEの浩平母の宗教への傾倒と失踪

 ・MOON.の母のFARGO宗団への入信と帰還

 →弱さを強さへと逆転させたい、という志向が宗教への依拠を呼ぶ

 →ただ、宗教自体は実は否定していない(MOON.の修行の肯定)

 →根っこには何某かの依存があったり不安定さがあり、それを克服する方向での活動が初期作品には表出(それが切実さを産んでいる。後期はよく言えば余裕がある)

久弥直樹と比較され、というのもあるが、表向きでもっと内面の価値観的なところでわだかまりがあったのではないか)

 このあたりは「麻枝准論 亡き現在のためのパヴァーヌ」(http://members.jcom.home.ne.jp/then-d/html/maedajun.html)をHPに公開しているのでご参照いただければ。

(ラスト締め)次回Keyライタについて

→Q.11についての回答で終わる

III.質問への回答案

Q.1 ビジュアルアーツ大感謝祭には参加されますか?VIP席に座っちゃったりしますか?(深山雪見)

A.1 深山雪見さん、ありがとうございます。懐かしい名前ですね。リスナーの中でわかる方はいらっしゃいますか?わかる方は古参の久弥直樹ファンですね。『ONE』の川名みさきシナリオや上月澪シナリオにでてくる演劇部部長です。

さて、最近VAはイベント・コンサートがいろいろと多いですね。馬場社長はイベントは物販をやっても収支はマイナスで儲からないと連載記事で仰っていたのに、頑張っていらっしゃるようです。ファンへの恩返し、という気持ちらしいですが……。

過去に参加したイベントについてですが、ナマの麻枝准が拝めるというので、「Key 10th Memorial Fes.」に申し込み「麻枝准セルフカバー弾き語りミニライブ」に当選して行ってきました。凄い倍率だったようですが、申込時に「麻枝准シナリオの評論本つくってます!」というアピールが功を奏したのか、見事当選。初めてイケメン麻枝准を見てきました。麻枝准がイケメン過ぎて生きるのが辛い。

とはいえ、レポートするためにノートに土下座していて、演奏や顔はほとんど見ていませんでした。詳しいレポートもはてなダイアリーに書いています。あとで読んでおくように(笑)。

次に、『AngelBeats!』関係で早稲田大学の学祭内イベント、京都大学の学園祭内イベントと東西をハシゴしました。京大に行ったときには、りきおさん他の関西クラスタの方々に構ってもらってありがたかったです。

最近は殺伐Radioや終わりの惑星のLove Song関連ustreamなどで露出が多くなり、逆にありがたみが減ってしまい、あまり追っかけをする感じではありません。

さて、次のご質問のVA大感謝祭ですが、申し込んでいません。行く予定もありません。ごめんなさい。基本、「お布施」という活動を行う予定がないので、VIP席を申し込んだりすることもありませんし、ライブでサイリュームを振ったり飛び跳ねたり、オタ芸をしたりという心象からは遠いです。

『ONE』の主人公折原浩平なら、どんなバカ騒ぎをやっていても、もう一人の自分が見ているというところなわけでして。


Q.2 音楽家としての麻枝准はどのように評価されていますか? また、Keyに関わったサウンドクリエイターやアーティストで印象に残っている方や好きな曲などありましたら教えて下さい。(H926)

A.2 この方は旧友ですね。twitterでも良く絡んでいます。こみっくパーティ風に言うなら、Oh! my 同士!というところです。

さて、麻枝准の曲づくりについては『終わりの惑星のLove Song』関連ustreamか何かで聞いた気がしますが、曲が先、詩があととのことでした。曲調については、メロディーラインが異様という話がありますが、他と絶対に被らない、違ったものをつくろう、という気概に溢れていると思います。権利的に危ない橋を渡らぬよう他人が絶対つくらない道を選んでいる、という可能性もありますけれどね! 嘘です。

麻枝准作曲で好きな曲、というのは意外に難しいものです。Vo.曲では終わりの惑星じゃない方の『Love Song』からtrk.2「蒼の夢」、BGMでは『Kanon』から「冬の花火」でしょうか。やっぱり曲調は素直な方がいいみたいですね。「蒼の夢」はH926さんの地元に遊びに行ったとき、車の中で『Love Song』を流してくれたのが、初聴でした。

麻枝准氏以外のKey関係サウンドクリエイターではまずは折戸伸治氏。メロディラインが素直でVo.曲は正直折戸さんの方がすっと入ってくるものが多いですね。twitterで既に言っているのですが、折戸伸治のベストVo.曲は「Light colors」、ベストエロゲBGMは「コズミック・ラン」です。え? Tactics/Keyではないって? それでは、ほぼ同レベルの『ONE』から「A Tair」(がんま名義)。『Kanon』は「朝影」聴いただけでクるものがあります。

同じ『Kanon』から「凍土高原」もまあ好きな方なのですが、曲の最後の最後で長調に転じてしまうのはなー、という想いがあってベストにはなりませんでした。

余談ですが、『Kanon』の「凍土高原」の曲名は、坂本龍一「黄土高原」から名付けたという指摘を某所の某氏からご指摘いただいています。ありがとうございました。

大穴にOdiakeSさん。昔は同人サークル「SJV-SC」を良く買っていたのですが最近トンとご無沙汰しています。マイベスト曲はJANIS/ivoryの『わたしのありか。』よりタイトルテーマ「偽りの狭間」です。これもまたKey系ではないと。Key系では『Kanon』の「少女の檻」あたりですか(それしかない)。『ONE』の「偽りのテンペスト」は浮いていました。

次、Keyではないのですが、絶対に外せないのはYET11ボスですね。MOON.とONEで肝心なところの曲はYETボスなので。MOON.の「憂い」(EDテーマ)とONEの「遠いまなざし」(第1EDテーマ)は越えられない壁。

トリはみんな大好き戸越まごめ。『AIR』では個人的に「夏影」V.S.「夜想」という図式があります。夏影が地上で夜想が天上への指向。この対決では私の中では「夜想」が断然なんです。ED曲「Farewell Song」は同メロ繰り返しであまり印象が強くないんですけれど。

で、Keyにおける戸越まごめの役割を考えたことがあって、抽象度の高いシーンで担当が戸越まごめになることが多いのです。『AIR』の「回想」「此処」とか『CLANNAD』の「幻想I」「幻想II」とか。『AIR』サントラの「回想」の解説で、漠然としたイメージ指定で煮詰まって、自らボツにした曲が採用されることがよくある」とあるので、麻枝さんや折戸さんが書けないところがまごめさんに廻ってきている、という可能性が高いですけれど……。

リトバス以降の新しい人が全然出ていませんが、まあ私から挙げるのは無理ですね……。一応リトバスの光収容さんのアレンジを買ったりはしているんですよ?


Q.3 樋上いたるの絵についてはどのような評価をされていますか? また、いたるさんの絵に限らず、Keyに関わるビジュアルで一番好きな一枚、1シーンを教えて下さい。アニメ版などでも構いません。(雪ちゃん)

A.3 えっと……同じ人……なのかな? もしかして、実は1人からしか質問をいただけていない寂しい人間なのかもしれませんが、気を取り直してまいりましょう。

所謂「いたる絵」については、その特徴は皆さんおわかりのように、目が丸めで顔が極めて横に広い、という印象を持たれることと思います。過去にこんなことを書きました。

まず、樋上氏の絵。ストーリーの持つ性質と絵の整合性の観点から見ると、彼女の絵は、顔が横に広いこと、目が丸く大きいこと、時々口がぽっと開いていることの点から、親近感・親和感・他者を受容する姿勢が出しやすい絵である。人が一般的にリラックスしているときの顔は、やはり顔が外向きに伸張し、ゆるむ。ちょうどそんなときの感じの絵なのだ。Kanonは物語の構成上その絵と合致した当たりの柔らかいところが多く、話と絵のバランスが取られていたからということがあるだろう。

Keyに関わるビジュアルで一番好きな1枚は「長森膝枕」です。生粋の長森スキーなのでゆるしてください。どんな絵かというと……。Google画像検索であまりいいのが出てこないですね……。このあたりでしょうか。

http://www.i-paradise2.jp/~gallerygra/one/007.jpg

http://home.att.ne.jp/orange/easygoing/img/easy_15000.jpg

あとは仕方がないので、ニコ動でMADを。

http://www.nicovideo.jp/watch/sm2172861

の3分29秒くらいからのシーンを是非ご覧ください。

3'29〜3'37の10秒弱は、内容を知っている人が見ると神。


Q.4 どうもこんばんは、Vivaluphyです。

・安眠枕さんやthen-d氏は、KanonやONE、それ以前の頃からのKeyファンであると思われますが、アニメ版CLANNADなどを見てKeyファンになった層の事をどのように見ていますか?

・それから原作をプレイせずにアニメだけで鍵っ子を自称している方々をどのように感じますか?

・また、アニメを見て原作は読んでないけど好きな作品はありますか?

ではでは。

A.4 安眠枕さんはこの方をご存じですか? 私は初めて目にする方です。

私に対する質問の1つ目「アニメからKey系作品に入った方について」です。アニメは確かに影響力が大きく、知名度を拡げることに非常に役立ったと思います。これをきっかけにより多くの方にTactics/Key作品を知っていただけることは、いいことだと思います。

2つ目「原作をプレイせずにアニメだけで鍵っ子を自称している方」について、動画表現と、文+静止画+音楽とでは、やはり異なる部分が多いと思います。特に、ことばに関する部分です。動画には地の文や内心の独白を声に載せない部分はありませんので、その分、場面に対する具体性というのは増すと思います。逆に言うと抽象度の高い表現も、具体的に絵にしないとさまにならない、ということです。このようなことから、同じ筋書きでも違った表現がなされているので、できれば、原作ゲームにも触れていただき、違いを味わっていただけると幸いです。

3つ目。原作をプレイしていない作品は『クドわふたー』なので、それが私のプレイよりも早くアニメ化されたらそうなりますが、今のところ、ゲームより先にアニメを見てゲームをプレイしてみよう、という作品は、Key作品の中ではありません。

Key系でなければいろいろあります。アニメが始まったのを機にプレイすることは、むしろ多いです。いますぐ思い浮かぶのは初代D.C.、minoriのWindあたりでしょうか。


Q.5 エロゲ論壇とは懐かしいですね。then-dさんの本は一部ですが購入していますが、then-dさんに続くようなKeyをまじめに考察しているサイトが出てこないことについてはどのようにお考えですか?

愚痴ですが、考察と称した感想サイトが多すぎますね。感想は考察ではないし、展開予想も考察ではないし、売り上げスレで言われてるようなくだらない話も考察ではない。枕さんは、ごくまれにきちんと書かれますが頻度が低すぎます。そして最近さぼってますね。己の論を展開する方が少なくて寂しい限りですね。まあ私もそうですが。(Mr.R(正式なHNじゃないよ!))

A.5 自分も、まじめな考察は全然できていません。『AngelBeats!』についてきちんとした長文を書いていませんし、『クドわふたー』も未プレイ、『Rewrite』は『恋愛ゲーム総合論集2』で他人任せと、近年特に不真面目になってきてしまいました。申し訳ありません。

私以外にまじめに考察するサイトについてですが、昔は私など赤子のようなもので、あちこちにハイレベルな日記サイトがあったものです。『Kanon』や『AIR』の頃のものであれば、webアーカイブで拾ってみてはいかがでしょうか。

あと、私は「エロゲ論壇」と分類されるでしょうが、そちら方面の方と直接語り合ったとか交わりがあったということはほとんどありません。初めてのオフセ本同人誌『永遠の現在』に東浩紀氏から2ページのご寄稿を戴いたくらいです。

そちらの方面の方は社会批評と繋いだり歴史化にご興味が強いようなので。


Q.6 then-dさんが「○○たんかわいいよぉおおおおおお!」って発狂している姿を見たことが無いのですが、せっかくのラジオという事でのた打ち回りながら好きなキャラの名前を叫んでください!!!!

A.6 そういうことをしないのが変態紳士としての心構えなんですよ。他人から怪しいと思われているギャルゲー・エロゲーのようなものを信奉するなら、節度と抑制は必須だと思います。

好きなキャラクタは長森瑞佳ということは先程の「Keyに関わるビジュアルで一番好きな一枚」ご質問でもお答えしたとおりです。


Q.7 Key作品の作中におけるエロって嬉しいですか? 実は最近、自分は『まどマギ』でオフィシャルから提示される抱き枕絵とかのエロが見ていてさっぱりうれしくなくて(一方、二次絵のエロ絵の中にはとても嬉しいものがあります)、これなんかデジャブっぽいようなと思ったら、Keyのサービス系のエロ絵に感じる嬉しくなさでした。具体的に言うと『AIR』における観鈴とか霧島姉妹で往人さんがするエロ妄想とかですね。本番のぇちシーンは好きなのかなりあるんですが、ああいうのは誰得なんですかね? もしthen-dさん得なのであればその魅力を、そうでもないならKeyに求めるエロを教えて下さい。(雪駄)

A.7 また雪駄さんキタ! いくら親しい間柄とはいえ遠慮というものがないのですかあなたって人は。でもご質問には真摯に答えたいと思います。

『AIR』観鈴の罰(晴子からパンツ下ろさせて……という絵)は有り得なかったですね。最初のプレイでは見ていなくて、回収時に見たのですが、私もその良さがわかりません。

浩平と長森との性行為のシーンについて言うなら、浩平が極めて歪んでいるという印象を受けますが、そのシーンの位置づけにきちんと意味があるので、そういうことなら良いと思います。


Q.8 アニメ脚本家としての麻枝准はどう評価されていますか? その上で、今後、麻枝准という作家にどのような創作活動を一番望んでいるかを教えて下さい。(雪踏)

A.8 またあなたですか! ハンドルネームを微妙に変えたって同一人物であることはわかってますよ(笑)。

アニメ脚本家としては、「絵」ばかりか「動き」を全く信用していない脚本家だと思いました。これまで、ひとりで全てのテキストを書き、推敲し、組み立ててきた方だと聞いておりますので、そのあたりの癖が出てしまったのだろうと思います。これでも企画会議等で分量はだいぶ減らされたようですが、エロゲライタ出身だったら、金月龍之介氏(『ジサツのための101の方法』シナリオ・山田おろち名義)のほうが余程上手いと思います。

次の活動は、まずAngel Beats!ゲーム版で。プレイヤキャラクタで女性ヒロイン(ゆりやユイ)が選択でき、男性を攻略する。『MOON.』で女性主人公にしているので麻枝准は書けるはず。

男女の主人公が選べるというゲームは昔『e'tude prologue』というゲームがあってですね……誰も知りませんね。


Q.9 Keyキャラの抱き枕は持っていますか? 持っているなら誰のですか? 持っていないならばどうしてですか? それらはともかくとして、抱き枕の絵柄としてこういうのがいいというKeyのキャラと服装、シチュエーションなどを教えて下さい。(snowstep)

A.9 また同じ人。「えっ、このひと質問、多すぎ……?」

抱き枕なんて唾棄すべきものですよ! あ、言葉で言ってもわかりにくいですね。つば吐いて捨てる、の意味です。

私は「もの」に依存しないたちなので、グッズ類は一切持っていません。

唯一持っているのは、UFOキャッチャーで取った、ツイッターアイコンにしている競走馬、ライスシャワー号のぬいぐるみだけです。

絵柄なんて考えたこともありません。

そろそろ無駄な質問を数打っても当たらないことに自覚されたらどうでしょう?(笑)


Q.10 本日届いた質問の中で一番嬉しかったものと一番困ったもの、またその理由を教えてください。(雪ちゃん)

A.10 (また同一人物)自分で締めようとしないでくださいよ……。

嬉しかったというか、答えやすかったのは、2番目にお答えした、音楽関係の質問ですね。

一番困ったのは、質問ではなく雪駄さんの態度です(キリッ

放送の私物化は止めてください!www


Q.11 Keyの次回作について何か考えている事があれば教えてください。予想でも。(鍵っ子・ミルト)

A.11 むんくろ読本のミルトさんでしょうか。鍵っ子とあるからちがうかもしれません。

さて、回答です。京都大学で行われ、りきおさんとも一緒に聴いた麻枝准出演イベントで、彼が『AngelBeats!』のゲームを作成する、という話をされていたのですが、その後の音沙汰がありません。これを待っていてもKeyはジリ貧のそしりを免れないと思います。だからといって、次に都乃河氏が中心で何かできるか、Rewriteでも彼のシナリオはあんなに不評だったのに? 彼は永遠のサブライターで、彼をメインにしたら間違いなくKeyは傾くことでしょう。

では、そんなKeyの次の一手は? また大物ライターを持ってきて、という方法もあるかと思います。ロミオ氏はいろいろあれどもまあ評価されているとは思いますし。次回作はこれまでのKey作品を総括しなくても良くなったので、ある程度自由にできると思います。次作は自由にやってもらう、という方法もあるでしょう。

ただ、私見では、ダークホースを考えておりまして、今までちょろっと匂わせていたところはありますが、おおっぴらに言ったことはない事柄があるんです。出した作品は人気だったのに、最近退社して身軽になったライターがいますよね? saga planetsの新島夕氏です。 昨冬のvisualstyleで特集されたにもかかわらず、もともと『はつゆきさくら』をつくったら卒業する予定だったというではありませんか。結構反響を呼んだのに馬場社長がはいさよならで手放すと思いますか?

新島氏のテキストにも問題がないわけではなく、会話のみで進め、シーン描写が足りない、などの批判はあるところかと思いますが、私には結構相性がよいようです。

なので、簡単にはい、さよなら、ということになるとは私は思えません。また、彼の作品は、私の分析によればKey作品に極めて親和性が高いです。このことは、『恋愛ゲーム総合論集2』の「キサラギGOLD☆STAR論」に詳しいので、そちらを是非ご参照ください。

よって、次のKey作品のメインライターは、外注か入社かはわかりませんが、新島夕ということで大ばくちを打ちたいと思います。

根拠は、ありません(笑)。単なる願望です。


→(後日補足)『はつゆきさくらVFB』で、「もっと上から開発を見られるようにならないといけない。マネージメントとか、人と人との調整とか。」と書いてあったので、Keyでは難しそうでしょうから実現しないと思います。


Q.12 僕は童貞ですが、童貞アピールしている先輩に、童貞の心得を教えて欲しいです。(風月)

A.12 (童貞ですか?の質問は禁止とあったが)確かに、私はtwitterで魔法遣い宣言をしています。ですが、真にそうかどうかは、誰もなにも担保していないですよ? まあ、ただ、ネット界隈で芳乃さくらさん(D.C.)並みの魔法遣いだと思われていることについては間違いないので、心得として、一つ言っておきましょう。

ネタにしろ。うじうじ悩むな。自分で笑い飛ばせ。

これに尽きます。なんか松岡修造botみたいですね。まあ、妄想力豊かな童貞ライフをお楽しみください。それでは。


Q.13 汐ちゃんと光坂について一言(名無しさんだよもん)

A.13 これはちょうど話題にしようとしていたご質問です。

(『CLANNAD』の話で取り上げる。II章に書いたとおり)

IV.おわりに

 ここまで、長文におつきあいただきありがとうございました。当日の放送は22時から2時間の予定でしたが、序盤がスローペースだったことや、聴取者の方からいただくコメントに対応しているうちにどんどん時間が延び、3時間15分という長丁場になりました。

 こんなしがない、萌えも燃えもない1ファンのぐだぐだな語りに日が変わってもおつきあいいただいた方が50人以上いて、感謝の気持ちで一杯です。

 今回のペーパーはその恥の上塗りという形で公開しましたが、当日は安眠枕さんやりきおさんからのフォローをいただき、このメモよりはもっと面白いものだったと思います。

 持ちネタをほとんど繰り出してしまったので、私の放送はしばらくできないと思いますが、もし、また機会がありましたら、おつきあいいただければ幸いです。

2012-09-16 Keyパーティ3&AB即売会戦線4新刊感想

Keyパーティ3&AB即売会戦線4参加記録

Keyパーティ&AB即売会戦線4にサークル参加して参りました。朝5時台に起きて新幹線で名古屋へ。

早めに到着して、コメダ珈琲店でモーニングをいただいて涼み、その後おもむろに会場へ。早めについたと思ったらもう結構準備が進んでいるサークルが多くてむしろ出遅れたかな? くらいの印象。

荷物を全部持ち込みで行ったため、重くて死ぬかと思いました。1種類5部程度しか持って行かなかったのに。あ、1冊が厚いからですね、どうもすみません。

評論系サークルは、オンリー即売会ではあまり需要がない印象ではありますが、とりあえず私のこのジャンルへのめり込むきっかけになったのはKey・麻枝准だったので、その縁と恩義もあり、自分の足場はKey系と思っております。コミケでは評論・情報ジャンルですが。

イベントではペーパーはを積極的に配ったせいか閉会を待たずに配布終了しまして、あとはまあまったりとという感じで過ごしていました。

アフターイベントは見ているだけでも楽しいですね。

終了後は人数が多すぎて小回り効かないのと、予定していたマウンテンが混みすぎて並んでいるとのことで登山は断念し、名駅前で飲み会となりました。Key系OFF会に混ぜていただくのは初めてだったので、とても新鮮でした。もともとも予定していたマウンテンOFFに誘っていただいた紋瀬さんのおかげです。

21人という大所帯が予約なしで入れる店があったのは良かったのですが、注文したものがなかなか出てこないという恨みはありました。私は終了直前に新幹線の時間で退席しましたが、ノンアルコールカクテルの白雪姫(青リンゴ+カルピスソーダ)がおいしかったです。

Keyパーティ3&AB即売会戦線4新刊感想

サークル:Pendola

筆者:ふゆいちさん

タイトル:『かぎふと。』

Rewrite小鳥・ちびもす中心のリラクエ本。合成失敗というかいわゆる入れ替わりドタバタ劇ですね! ゲームマスター篝ちゃんがAU的に守銭奴だったり、姿形変わっても役割に容赦ないところが、リラクエをわかっている人が読むとニヤニヤできる本ですね!

ところで、Keyのおまけゲームはおまけでなくガチなことが多くて辛いです……。


サークル:conica

筆者:紗倉澪さん

タイトル:『persona』

夏コミで準備号だったものの完成版。……おお、これはいい精神攻撃、というくらい心情的にぐりぐりとえぐってくるものに仕上がっていました! 私の好みの琴線にビンビン響くダーク&後悔の日々、そして感じる限界とささやかな達成感。これはいいものを見せてもらった、という感じで、時間を掛けられただけの出来に仕上がっていると思いました。おすすめ!


サークル:苺砲

筆者:しらいちごさん

タイトル:『ゆめみごこち』

タイトルと表紙で『planetarian』ほしのゆめみさんオンリー本かと思いましたが、いろいろなラフ画まとめ本という感じでした。完成された作品に至る苦心の跡という感じの線画を見ることができて、きれいなものをつくるまでにはたいへんな試行錯誤があるのだなあと、白鳥の水面下の水かきの苦心を思い出しました。


サークル:MerryCLOVER

筆者:夕住まうさん

タイトル:『ヅャスコへGO!!』

Rewrite生活感溢れる小鳥さん本。学校を休んで森ではなくヅャスコのセールに買い出しに行っていたという小鳥さんの話。

本編のことを考えると、こういう何気ない日常生活の幸福な日々を送らせてあげたいという気持ちが伝わってきますね……。

ラストの4コマではコタさんから割を食っている残念な小鳥さんが!(笑……ってはいけない)

あと、『うちの委員長が〜』はすでに持っていたのにまた買ってしまいました。でも再読してニヤニヤしてました。でもこちらも小鳥さんと同じで、もっとこういう幸せな日々を送らせてあげたかった、という思いにとらわれてしまいますね……。


サークル:ワンダー堂

静流マグネットパウチ絵

お隣のサークルのワンダー堂さんと、新刊の交換でいただきました。デフォルメ絵はまた違った難しさがあると思いますが、特徴を簡潔に捉えてはっきりしていて、しかも可愛い感じで目を惹かれました。私の方はペーパー1枚のうえ、視力検査のような文字の小ささですみませんでした……。


サークル:ease etc

筆者:MiKANさん

タイトル:『空をめざして』

『AIR』観鈴のゲーム開始前日譚絵本。いつものような文章量ではなく少ない文でイメージを喚起される感じの本でした。……そうか、こういう流れで羽根の話が繋がったと考えると、幅が広がりますね。文の合間から思いが溢れるという印象の本でした。


サークル:恋歌月姫

筆者:紋瀬夏海さん

タイトル:『恋歌月姫通信 Keyパーティ3号』(ペーパー)

両面カラーペーパーというペーパーとしては贅沢な一品。

おもての佳奈多半脱ぎがエロ過ぎる!(褒め言葉) 見えているよりもむしろ悶々します(マテ

うらの「蒼の夢」の少女は、ウチの本に描いていただいた絵と繋がりが深く、その点でもイメージが広がり、感慨深いものがありました。


サークル:ほしまめ

筆者:まなさん

タイトル:『ほしかぎ』

ペーパーイラスト&ゲスト原稿まとめ本。Key系イベントも全部行っている訳ではないですし、『D.C.』系の「桜の奇蹟」も行ったことがないので、お目にかかっていない絵も多く、こういうまとめはありがたいです。


タイトル:『さくさくクッキー』

リトバス女子会クッキーパーティ本。

ちょっと話がそれますが、この日のイベントでは、挨拶回りの際お菓子を持って行くと、どのサークル様からもお菓子のお返しをいただく形になって、わらしべプロトコル(米沢穂信『クドリャフカの順番』、アニメ『氷菓』シリーズの用語)によって集まったお菓子が、ちょうどクッキーパーティのような感じになっていて、イメージがオーバーラップしてきました。この感想文も、そこでいただいたお菓子を食べながら書いています。

さて内容は、モザイククッキーに対する(ある意味危ない)思い入れとか、鈴に対して猫のネタを振るために生まれてきたような名前のネタとか。最後は食い意地が張ってしまった……?という事態に。わいわいやりながらいろいろなところに飛び火していく感じが、リトバスの仲間っぽいなあ、と思いました。


タイトル:『サラネコ』

なんかタイトルが中井貴一ナレーションの某テレビ番組みたいですが、全く関係ありません。さらにゃんさらにゃん!という感じの話。

なるほど、魔法(使い)とはいろいろ難儀なものよのう……という感じ。ある意味、これって素直になるための惚れ薬!?(いや、惚れさせる薬か……)かと思いました。

サラの髪のリボンがレースのようになっていて、ネコミミデザイン意識しているんですねわかります。というところから、こういうネタに直結するのは確かに自然な感じに思います。


タイトル:『サクラヒメ』(夏コミで購入済み)

D.C.III』の4コマ漫画本。ようやくクリアしたのでこの夏コミ購入本の感想が書ける! と思いきや、あれやこれやがネタバレの嵐ですがここから先は未プレイの方はお気をつけください。

冒頭の、さくらさんが清隆に抱きついたときの匂いネタについてはそれリアルに真理ですから!とか、姫乃の裏モードは血縁的に音夢につながっているのだろうか? それとも、葵は能力的には音夢、由夢と同様の先読み能力なので……と妄想したりというのはあって。いろいろ妄想がひろがる中での一つのネタとして消化された本だと思いました。

リッカのスタイル(体型)維持努力問題については、努力しなくてもよくなったらばあちゃんになるんですねとか、そのあたり時間のかかる年月ネタに咀嚼されて表現されていたりとか。スタイル話を続けると、シャルルがあまりにもお色気ムンムンなのに対して孫娘であるはずのアイシアには……とかは妄想してました。魔力だけでなく。ああ、もうネタバレ過ぎてこの妄想をどこにぶつけたら……と思っていたら、こういう本を読めたことがきっかけで、KeyパーティのサークルスペースでD.C.談義になりましたw 思い切りジャンル違い。

姫乃のリボンいじいじは確かにプレイ中から気になっていて、こういう手癖を立ち絵の中で表現しているのに気づくことは少なかったので、そこを指摘していたのは確かに気になるなーというところでも共感しました。


サークル:えだまめ

筆者:すずさくさん

タイトル:『なつめさんちのまりこちゃん』

毬子ちゃんネタの同人誌は既にいくつか見かけた記憶がありますが、The4コマに登場した子どもの時の年齢の本のみで、成長して思春期の毬子ちゃんを見られるというのはありがたいものでした。

予想通り親バカになっている恭介と、ふたりきりで過ごす時の微妙で複雑な毬子のかみあわなさ、かみあうネタとしての小毬の(昔の)行動、その思い出が鍵になり、ふたりのわだかまりが少し解きほぐされる、といううまさ。つながりと思い出の妙味が光る作品だと思いました。


サークル:睦月屋臨時店舗

筆者:睦月まさとさん

タイトル:『睦月屋臨時店舗『睦月屋臨時店舗 Vol.9』(ペーパー)

リトバスアニメ化で盛り上がっている昨今ですが、そのイメージが伝わってくる旧メンバー4人組の絵が躍動していて、熱気と期待が伝わってくる感じがします。

挨拶に行った際、座っているのが本人だと思わず、あれ、今日は売り子さん(男)が来ているの……?と思ってよく見たらイメチェン成功したご本人だった! という大変失礼な見間違いをしてしまいましたorz

2012-08-15 夏コミ購入同人誌(Key系)感想

コミックマーケット82ではお世話になりました

当日、恋愛ゲーム評論サークルtheoria及び委託先においでいただきました方には厚く御礼申し上げます。数多あるサークルの中で、特に多忙で参加者も多かった(概算で21万人とのこと)3日目にも関わらず、渋い評論サークルをごひいきにしていただき、誠に感謝申し上げます。

コミックマーケット82購入分Key系同人誌感想

今までしばらくご無沙汰してしまっていたのですが、今回は早めにKey系同人誌感想を上げたいと思います。

私の方の感性がすっかり鈍っているので、たいしたコメントにはならないと思いますが、お許しください。

順番はサークル配置順です。たぶん。


サークル:えだまめ

筆者:すずさくさん

タイトル:『恋とはどんなものかしら』

リトバスあーちゃん先輩→恭介片思い本。切ない……。特に「部外者」発言が……。恭介のちょっとアンニュイな目が男も引き込みます(私にそのケはありません!)


サークル:甘杏

筆者:透音さん

タイトル:『きょーすけさんといっしょ3』

リトバス恭介シリーズも3作目ですか。表紙の切り方がおもしろいです。あーちゃん先輩→恭介の感情はそうくるか!という感じでした。男視点からはなかなかそうは見えないですねー、的な、また、鈴に対する恭介の笑顔アップが特に印象的です。少しはにかんだ感じが出ていて。


サークル:みけぶくろ

タイトル:『夏祭りに行こう!』

リトバス来ヶ谷×女体化理樹と思いきや恭介KY割込。でもなんとなく邪魔にはなっておらずよき仲間になっているのは良い感じでした。


サークル:PARADOX & 鈴木弐番館

筆者:みさき樹里さん & 鈴木このりさん・れもたろさん

タイトル:『Love Letter for You 3〜promise〜』

リトバス合作最終章。

ああ、「あなたの目が〜」の台詞はそういう風に使うんですね。こういうところはSS作家さん原作による換骨奪胎振りの鋭さが光ります。

後日談SSの方は、拓也も虚構世界を〜でなるほど感が。作中の情報から矛盾のないよう拡大してよく考えられてますねー。作中の事実にのみ基づいて拡張できない私と違って、頭やわらかいなあ、と思いました。

あとは懸案の小次郎じいさんが見られて俺得。


サークル:PARADOX & 鈴木弐番館

筆者:鈴木このりさん・れもたろさん

タイトル:『ごふうふきょうこま』

リトバス恭こま合作。このりさんネタ、先ほどの本がピーターパンならこちらは親指姫ですか。しかしマリッジブルーて……むしろ本編よりよほど重いんじゃ……そこがこのりさんの筆力ってやつですね。れもたろさんの漫画はさすがに母になっている方の実感がこもってらっしゃる!という感じでした。既に通過してきた点を温かく見守っている感があります。もちさんのは、男ならだれにでもありそうな、嫌な自分の父親みたいになりたくないという不安。みんな不安を踏み台に次に進んでいけるという話で一本筋が通されている統一感がすばらしいです。


サークル:ARI-COM

筆者:アリさん

タイトル:『いつもとなりに』真クド+α時系列再録集上巻

リトバス真クドまとめ。ほとんど既刊で読んだものですが、幕間の補完と時系列並べ替えによってまた少し違った味わいがありますね。単体では気付かなかった微妙な関連が喚起されそうな……。いままでは受け取りきれなかったアリさんの中での繋がった感じがすこし見えたような。『クドわふ』プレイしていないのでわからないところも……。


サークル:ARI-COM

筆者:アリさん

タイトル:『No:Wound』

Rewriteはあまり深く考えていないので、そういうつなぎ方もあったか、という感じで目を見開かされます。もうちょっと私自身が咀嚼できていればいいのですが、なかなか。


サークル:おかたづけばこ

筆者:飛多ケイコさん

タイトル:Makin' Happy! 4th『Bon Appetit!』

リトバス真クド本。あれ、世界の秘密をこんなに自覚した真人の真クドルートってスゴイアブナイ、という感じですね。これからもじっくり楽しませていただければ。


サークル:おかたづけばこ

筆者:飛多ケイコさん

タイトル:『Near Near』

リトバス真クド本。以前コピー本で買っていたものですがオフセ化に合わせて再購入。ふたりの距離が近づいていることに無自覚で、って真人らしいというか、真クド派の皆さんは、ほんとうに無自覚なままだけれど身体で感じられる心理的距離感を描くのがうまいなあ、と思いました。


サークル:iron

筆者:かなえさん

タイトル:『ラブリーデイズ』

リトバスはるかな本。何気ない日々の中でのできごとを個々人の性格に応じて丁寧に描いてらっしゃるなあ、と。特に葉留佳のアホ素直可愛いところと、対照的に佳奈多の素直になれない感が。


サークル:conica

筆者:紗倉澪さん

タイトル:『Persona』Preview

導入部のみとのことなので、完成を楽しみにしています。


サークル:ヤモセブン

筆者:まさゆさん

タイトル:『明晰夢のハーヴェスト』

『Rewrite Harvest Festa!』瑚太朗&朱音本。未プレイですが読んでしまいました。素直になれない朱音さんがあちこちからにじみ出して良い本でした。ごちそうさまです。


サークル:ヤモセブン

筆者:まさゆさん

タイトル:『chuchuchuchu』

こちらもRewrite瑚太朗&朱音本。こっちは瑚太朗も含めてふたり可愛らしいですね。みんなのさらし者になっているふたりがたまらないです。


サークル:HONEY DROP

筆者:まきえもんさん

タイトル:『ロンリーウルフロンリーガール』

Rewrite吉野→小鳥片思い本。こんな思いがあったと仮想すると吉野がより可愛らしく見えてきますね。小鳥の立ち位置を考えると確かにコミットしていかないところに切なさが溢れるのですが、あまり考えたことのない視点からで、さすがまきえもんさんだと思いました。


サークル:HONEY DROP

筆者:まきえもんさん

タイトル:『おはヌーン』2012夏

中身はどれも初見でしたが……特にマリみて系がひどい!ひどすぎる!(ほめ言葉) こういうセンス皆無なので。


サークル:HONEY DROP

筆者:まきえもんさん

タイトル:『Let's Cooking!』(まどか☆マギカ本)

キュゥべぇを有意義に潰す本&想いはまっすぐには伝わらない本。報われないほむほむ。奥付のキャラ弁作り方が詳しい。私、がんばってつくってみる気になります!(なんか違うものが混ざった)


サークル:Pendola

筆者:ふゆいちさん

タイトル:『惚れ直したぜべいびー!』

前作に続きリトバス沙耶クド本ですが、EXの方の the 4コマ読んでいないです……。クドわふの話も下敷きにしている……? 元ネタ読んでから出直してきます……。


サークル:ポコポコ

筆者:ぽこぴさん

タイトル:『ABまとめました』

AngelBeats!再録集。基本ギャグでも時折入ってくるキュンとしたところが可愛いです。そのなかでもユイが一番愛されていると思うのですが、ストリートライブでその歌って……私はネタわかりますが、わかる人どれだけいるんですかー?


サークル:ポコポコ

筆者:ぽこぴさん

タイトル:『りらいとらいと』

Rewriteゆる4コマ。こんなふうにささやかだけれど笑いに満ちた日々だったらよかったのにね……。


サークル:Panda’s Vision

筆者:日向ののかさん

タイトル:『easygoing!』

Key系リトバス4コマ中心本。まとめられてみると、やはり日向さんだけに『にゃつめきょうだい』と文字通り兄弟作のように思えます。


サークル:Panda’s Vision

筆者:日向ののかさん

タイトル:『toward』

Rewriteコタコト"女心は難しい"本。瑚太朗の言葉が絵と合わさって凄い説得力……。俺も誰かのためにこれくらいのことが言いたい……ぜ(恥)。


サークル:ほしまめ

筆者:まなさん

タイトル:『Flower*Festa』

Rewriteキャラ×花のイラスト本。各人物に合った花を取り合わせているなあという印象。コスモスの明るさと、対照的なヒナギクのところの落差がRewriteらしいなと。


サークル:ほしまめ

筆者:まなさん

タイトル:『サクラヒメ』

D.C.III本。未プレイなので出直してきます……が、さくらさんを追いかけてこんな文章まで書いてしまった私としては、彼女の末路(失礼!)を見届けるためにもやらねば……。

蛇足ですが、conicaからほしまめまで7サークル連続で購入サークルが配置されていました……。


サークル:苺砲

筆者:しらいちごさん

タイトル:『乙月杯日戦争』

タイトルから予感はしていたのですが、純情な男子としてはちょーっとコメントに困る作品ですね!(苦笑) ですが、瑚太朗君スカウターはいくない! セクハラ!


サークル:苺砲

筆者:しらいちごさん

タイトル:『いとしの花嫁』

本気で結婚するシーンだと思いました。でも小鳥さん本気ですよね! 可愛い。もっといちゃいちゃしていいんですよ?


サークル:苺砲

筆者:しらいちごさん

タイトル:『いちごのもと』

イベントちらしやHP上で見たものだけでなく、これまで見たことのなかったCLANNADKanonキャラのらくがきもあって眼福です。いままで見た絵のなかでルチアが良い感じだったので、髪をほどいて、エアインテークwをつけて……とやったらきっと名雪もうまいと思っていたらここで案の定という感じでした。また、最初の同人ジャンルがストパニというのも知りませんでした。


サークル:ease etc & 恋歌月姫

筆者:MiKANさん & 紋瀬夏海さん

タイトル:『Love Song from the Last Planet』

MiKANさんのSSで、私があまり深く理解をしようと思ってもできていなかった『終わりの惑星のLove Song』について、みなさんよく考えていらっしゃるんだなあ、という感想を持ちました。紋瀬さんパートについては、『Love Song』(旧作)のふたりに仮託して、結構率直な感想漫画がきて、これはこれでストレートでおもしろいです。かなーりぶっちゃけトークですが。


サークル:羽根屋根

筆者:くぅくぅさん

タイトル:『サムライ少女 壱』

オリジナル。5月コミティア新刊のようですが、強くて脆い人みたいですね。先々楽しみにしております。


サークル:猫庭

筆者:紅雪さん

タイトル:『ステレオサウンド』

AngelBeats!ひなユイ本。好きに明確な理由が言葉として表現できなくても……という話。どつきあいながらも幸せそうでいいなあ、と思います。きっとユイもこんな日々を過ごしたかったんでしょう。


サークル:さのんの!

筆者:砂さん

タイトル:『さぁ、みんなであそびましょ!』

Key系のなかではちょっと特徴的な絵柄が目を引きました。死んだ世界戦線のみんながわらわらと騒いでいる様子が、どのページからもびんびん伝わってきて、わやくちゃなあのメンバーの魅力が引き出されていると思います。その中でも、ラスト2ページのところのゆりの顔がとても魅力的でした。本編「愛が生まれました」まで有効に活用して……。


サークル:さのんの!

筆者:砂さん

タイトル:『死んだぼくらの生きる日々』

前作と同様の印象の短編集が来て楽しみつつ、最後の1編だけ、シリアスさと説得力がガンと来る感じで引きつけられました。


サークル:Rurirara*

筆者:悠月さん

タイトル:『キラリ☆デイズ』

『アイドルマスター シンデレラガールズ』諸星きらり本。これ読んでいると、大柄で可愛いもの好きって、悠月さん自身のことを指しているんじゃ……と思いました。

きらりんで違和感あるとかいわれたら、むさいおっさんで可愛いもの好きな私のような存在は死ぬしかないじゃないですか! にょわー(錯乱)

確認したら182cmあったのね……。わたしゃも少し背が欲しいです。

2012-08-08 夏コミ新刊は『はつゆきさくら』論です

C82新刊『はつゆきさくら』論 あるいは拙速な新島夕作品群論への端緒

f:id:then-d:20120808232005j:image:w360:right

8月10日(金)〜12日(日)のコミックマーケット82・新刊情報をお伝えします。

then-dの評論サークル「theoria」新刊は「『はつゆきさくら』論 あるいは拙速な新島夕作品群論への端緒」です。

配置及び委託先は以下の通りです。

8月10日(金)東4ブロック・ユ-01b「liliane.jp」(FC(小説)島):委託先

8月12日(日)東2ブロック・T-48a「theoria」(評論・情報島):本家

新刊のほか、下記既刊もあわせて頒布します。

恋愛ゲーム総合論集2 特集:rewrite

恋愛ゲーム総合論集 特集:猫撫ディストーション、セカンドノベル

新刊の基礎情報は以下のとおりです。

A5サイズ、20ページ、モノクロ、プリンタ本、頒価200円(予定)

表紙絵:ぴざぬこさん(創攻線

内容は……『ナツユメナギサ』だったり『ナツユメナギサ〜NOSTALGIE〜』(VA文庫)だったり『キサラギGOLD☆STAR』だったり……あれ? いや、ちゃんと『はつゆきさくら』も言及しますよ? ただ全部とはいきませんが……主に桜(Graduation)と綾になりますが……。

2012-06-27 【急告】then-dがusteamに出演

6月30日に鍵っ子ustream(仮称)に参加します

安眠枕(@makura)さんからのお誘いで、初めてustreamで話すことになりました。また、古参の鍵っ子代表として、また、これまで関西方面遠征時にお世話になっておりました、りきおさん(@rikio0505)にも参加していただくようお願いしています。

実施日時     6月30日(土)22:00〜(2時間程度?)

主催者告知ページ http://www.i-love-key.net/archives/2012/06/then_d.html

俺的対象作品   MOON.、ONE、Kanon、AIR、CLANNAD、Love Song、planetarian智代アフターリトバスリトバスEX、AB!、(終わりの惑星のLove Song:聴きましたが……)

触れていない作品 クドわふ、殺伐RADIO、AB!開発日誌。

語れない作品   Rewrite

安眠枕さんのご紹介では、私の当初の想定と違った告知になっていて、戸惑っています。

こちらの想定としては、上記Tactics/Key作品に関して語るという感じのつもりだったのですが……。

また、ご質問について安眠枕さんが募集されていますが、さすがにKeyのことなら何でも、というわけにはいかないと思います……。基本、作品の読み込み及び麻枝准担当部分に固執・特化しているので、偏りがあると思いますが、可能な限りお答えします。

そんな私でよろしければ、おつきあいくださいませ。

では、当日はどうぞよろしくお願いいたします。

_________________________

(2012/07/01朝)


http://www.ustream.tv/channel/%E3%82%A2%E3%82%AF%E3%82%A2%E3%83%AA%E3%82%A6%E3%83%A0-makura

↑こちらで放送しておりましたが、無事終了しました。

昨晩おつきあいいただきました方どうもありがとうございます!

最大時には70人くらいいらっしゃったようで、思わぬ盛り上がりに感謝いたします。

当初の予告で2時間と言っていたのですが、質問数の多さと詰め詰めの内容から、3時間は掛かるだろうと踏んでいました。結果的に3時間15分の長時間となりました。

声質、内容共にお耳汚しだったかとは思いますが、楽しんでいただくことができたのであれば、これに勝る喜びはありません。

2012-06-19 『恋愛ゲームシナリオライタ論集』2作完売に基づく情報公開(第2弾)

『恋愛ゲームシナリオライタ論集2 +10人×10説』掲載原稿リンク集

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恋愛ゲームシナリオライタ論集の第2弾として、2010年冬のコミックマーケット79より頒布いたしました、『恋愛ゲームシナリオライタ論集2 +10人×10説』につきましても、第1弾と同様に完売しました。こちらも今後の再版予定がないため、各原稿の書き手の方々に、自サイト、ブログ等での公開をお願いいたしました。主宰である私が把握したものを以下のリンク集として整理していきたいと考えております。取り急ぎ、こちらも目次を公開いたしました。今後、書き手の方の手による公開が進めば、リンク先も増えていくと思います。よろしくお願いいたします。


I.シナリオライタ論集+10人×10説

01-1.久弥直樹

悲劇のカノンを奏でるためのアレンジメント(Pinsyan)

  挿絵:『Kanon』より水瀬名雪月宮あゆ(わだぺん)

01-2.久弥直樹原案『sola』特論

そこに空があることの優しさについて。(夏葉薫)

02.三宅章介

三宅章介を深ーく考えるってことはよォー――、『幸せにエロゲーしているか?』どーかにつながるからよー、とっても大切なことだと思うわけよ(もりやん)

  挿絵:『To Heart2』より姫百合珊瑚姫百合瑠璃(ととと)

03.深沢豊

 03-1.私が夢みたノベルゲーム (Lian)

 03-2.「深沢豊、或いは失われなかった夢の話。」(雪駄)

04.連悠太&foca

連悠太+foca⇒「月面基地前」論 「俺たちの初夏はまだか」(Judge) →公開予定なし

05.おるごぅる

エロと、変態と、決断と(松波総一郎)

06.J・さいろー

J・さいろー論、あるいは少年と少女の王国(紅茶の人)

  挿絵:『ゆのはな』より桂沢穂波(singingroot)

07.タカヒロ

タカヒロ論 憧れのあとさき(highcampus)

 (1)前編(2)後編

08.保住圭

ふたりのいろ(simula)

  挿絵:『こいびとどうしですることぜんぶ』より遠藤陽介、園生玖羽(叶ふんわ)

09.なかひろ

主人公に望むもの 〜なかひろの場合〜 ver.0.5(バニッシュ)

10.東出祐一郎

東出祐一郎とクロスオーバーと(水音)

11.希(まれに)

希論─境界線で遊ぶ(勝山ペケ)


II.「30人×30説」補遺

01.呉

呉論補「Over Margin、或いは恋心おーばーどらいぶ」(ぱぶ)

02.御影

御影論補遺(葉山咲)



III.then-d評論・記録集〜リトバスCLANNAD・Love Song・麻枝准等〜

01.リトルバスターズ!ファーストインプレッション (初出:2007/9〜12)

  このあたりを参照:2007/7 , 2007/8 , 2007/9 , 2007/10

  挿絵:『リトルバスターズ!』より棗鈴、神北小毬を中心に(疏水太郎)

02.『秒速5センチメートル』女々しい野郎どもの旅路の末路(初出:2007/12/05)

03.葉桜の季節に君を想う(初出:2008/08/17)

  挿絵:芳乃さくら2態とアイシア(疏水太郎)

04.君の知っている麻枝准は死んだ(初出:2008/12/30)

  挿絵:『リトルバスターズ!』より笹瀬川佐々美とそのとりまき3人(紗倉澪) 

05.麻枝准セルフカバー弾き語りミニライブ記録(初出:2009/02/28〜03/01)

 (1)前編 (2)後編

06.『CLANNAD』から見る幸福観(初出:2009/03/04〜03/09)

 (1)2009/03/04 (2)2009/03/09

07.この存在に肯定を――(初出:2009/03/20)

  挿絵:『リトルバスターズ!』より三枝葉留佳二木佳奈多(疏水太郎)

  挿絵:『リトルバスターズ!』より棗恭介、神北小毬(悠月)

08.麻枝准コンセプトアルバム『Love Song』解題(初出:2009/12/31)

  挿絵:『Love Song』track02「蒼の夢」より (紋瀬夏海)

09.麻枝准×岸誠二トークイベント in Waseda 〜way to/from AngelBeats!〜 記録(初出:2010.11.17)

10.『AIR』10周年――此処より、遥か

  挿絵:『AIR』より神尾観鈴と神奈備命(透音)

2012-06-18 『恋愛ゲームシナリオライタ論集』完売に基づく情報公開

『恋愛ゲームシナリオライタ論集 30人×30説+』掲載原稿リンク集

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2010年夏のコミックマーケット78より頒布いたしました、『恋愛ゲームシナリオライタ論集 30人×30説+』が再版分を含めて完売し、今後の再版の予定がないため、各原稿の書き手の方々に、自サイト等での公開をお願いいたしました。主宰である私が把握したものは以下にリンク集として整理したいと考えております。取り急ぎ、目次をざっと公開いたしました。今後、公開が進めば、リンク先も増やしてまいりたいと思います。よろしくお願いいたします。


I.シナリオライタ論集

1.蛭田昌人剣乃ゆきひろ高橋龍也 ――  シナリオライターの誕生――蛭田昌人、剣乃ゆきひろ、高橋龍也(大石玄)

   挿絵:『To Heart』より浩之・あかり・マルチ(ととと)

2.丸谷秀人

エロゲーとまるちゃんとわたし(さひろ)

   挿絵:『sexfriend』より早瀬美奈(ととと)

3.麻枝准

亡き現在のためのパヴァーヌ(then-d)

   挿絵:『ONE〜輝く季節へ〜より長森瑞佳(ゑむ)

   挿絵:『リトルバスターズ!エクスタシー』より朱鷺戸沙耶と直枝理樹(夕住まう)

4.都築真紀

「とらハ」から「なのは」へ――都築真紀、萌えから燃えへの軌跡(雪駄)

   挿絵:『とらいあんぐるハート3』アリサ・ローウェル&『魔法少女リリカルなのはアリサ・バニングス(singingroot)

5.元長柾木

 05-1.美少女ゲームの貧しさをめぐって〜あるいは圧倒的な楽園の不在(夏葉薫)

 05-2.ゲームにおける選択について(C.F)

6.田中ロミオ

 06-1.存在と時間性――田中ロミオ後期作品における「多重的時間性」の現出(辺見九郎)

 06-2.ナラティヴの現在、最果ての共同体―『最果てのイマ』試論(tukinoha)

   挿絵:『CROSS†CHANNNEL』より山辺美希(くらふと)

7.すかぢ

 07-1.11年にわたる「生の意義」の探求(udk)

 07-2.美少女ゲームのエッジに挑もう――私的すかぢ論(fz)

   挿絵:07-1『モエかん』より朝霧かずさ(きの)

8.片岡とも

片岡とも――私的体験としての(もりやん)

9.荒川工

背伸びでキスして別れるセカイ(lucy)

10.枕流

天使の微笑みの下に(Judge) →2012.07.21で期間限定公開終了

   挿絵:『To Heart2』より小牧愛佳(わだぺん。)

11.虚淵玄鋼屋ジン

11-1.虚淵玄  不器用な愛の戦士・虚淵玄(水音)

   挿絵:『Phantom』よりアイン・ツヴァイ(アカギギショウ)

11-2.鋼屋ジン  抗うものたち――鋼屋ジン(水音)

   挿絵:『斬魔大聖デモンベイン』より九郎・アル(アカギギショウ)

12.高尾登山&星空めてお

大嘘帝国騒乱記(勝山ペケ)

13.奈須きのこ

Kinoko Nasu/beginner's material vol01,"the Guardian of Sinners"

 ――アコースティック・リバースド・ワーズによる自壊連鎖構成法、あるいは浸食固有結界グラデーション・エアについて(佐藤リア)※リンク先は要約版

14.呉

Gift Cleared,或いは幸福のなり方(ぱぶ)

15.御影

選択と奇跡(葉山咲)

   挿絵:『D.C.』より芳乃さくら(わだぺん。)

16.吉宗鋼紀&鬼畜人タムー

 16-1.あらゆる創作の元ネタは人生。だから面白い(儀狄)

 16-2.成長への意志――『マブラヴオルタネイティヴ』に見る主人公の段階的変化(はし)

17.早狩武志

うまくいくばかりが、恋じゃない(a-park)

18.トノイケダイスケ

私の愛したトノイケダイスケ(永倉大) →トノイケ氏が『Garden』完成後公開予定としておりましたがその機会は永遠になくなりましたorz

   挿絵:『ワンコとリリー』より松宮透子(叶ふんわ)

19.朱門優

エロゲにおける根本問題を超克した朱門優(松波総一郎) →公開予定なし

20.王雀孫

王雀孫シナリオは薔薇色に見えないこともないらしいぞ(simula)

21.丸戸史明

 21-1.丸戸賛歌〜僕が丸戸作品を愛する理由〜(アルジャーノン)

   挿絵:『パルフェ』より花鳥玲愛(singingroot)

 21-2.WHITE ALBUM2試論 丸戸史明の切り拓く新たな領域(tekitouotoko)

22.夏葉薫

 22-1.僕らはみんな男が好きで……(mp_f_pp)

 22-2.アストロ滑走団でわかる恋愛の才能(疏水太郎)

23.健速

特別でないことの特別さ/健速氏の描く主人公像を基軸に(MAKKI)

   挿絵:『そして明日の世界より――』より水守御波(アリ)

24.瀬戸口廉也

くそったれな世界と、精一杯の愛。(海燕

25.奈良原一鉄

difference et assujettissement/アンインストール&インストール・オブセッション(なしお)

26.るーすぼーい

演出家「るーすぼーい」へのラブレター 〜シナリオのセオリー〜(バニッシュ)

27.桜井光

桜井光というブランド(松波総一郎) →公開予定なし

28.七烏未奏

あなたは「幸せ」について真剣に考えたことがありますか?(wing_t)


<非18禁・コンシューマ・同人主体のシナリオライタ>

29.かざみみかぜ。

アノス・ワールド・オデュッセイ(sunagi)

30.打越鋼太郎&日暮茶坊

(打越鋼太郎+日暮茶坊)論、を出発点とした小語り(川崎水姫)

31.西川真音

――流れる時間を 取り戻すために――(とりくずかご)

32.竜騎士07

 32-1.思考と物語の幅を広げる存在(かんでたくま。)

   挿絵:『うみねこのなく頃に』より右代宮縁寿(かんでたくま。)

 32-2.ゲームデザインが規定する物語(魔王14歳)

   挿絵:『うみねこのなく頃に』よりベアトリーチェ(くらふと) →初版オチ(申し訳ありません)


33.作家論批判

「なにが三十一人を殺したか」 ――WHOより語り、HOWへと至る(中田吉法)


II.『AngelBeats!』特集

   扉絵:『AngelBeats!』よりユイ(悠月)

01.『AngelBeats!』特集-1

「My Song」(simula)

02.『AngelBeats!』特集-2

――終わる世界たちに、最後のユメを――『AngelBeats!』について(なしお)

   挿絵:『AngelBeats!』より音無&奏(悠月)

2012-03-10 『はつゆきさくら』感想2

『はつゆきさくら』1stインプレッション-2(シロクマほか)

今回はシロクマから始めましょうか。グルルルシロ!(いろいろ台詞あるけれど、「ル」はBGM名の3文字より4文字の方が落ち着きが良いと思っている私)

相変わらずネタバレ全開なので、未プレイの方は要注意。

_________________________

あややシナリオが前日譚であればシロクマシナリオは後日譚的なところを含むものではありますが、そこに至るまでにも、いろいろと見るべきものがあります。

1月16日の模擬授業シーンの以下の部分は、このゲームのエッセンスを伝えています。

後から振り返ってみると、極めてエモいこの台詞群が、オーラスまでの心理的変化を示唆的に言い表していることに気づくでしょう。

そして、このようにエッセンスだけで提示されると、例えば『智代アフター』あたりの麻枝准作品との近似が逆に析出されてくるような気がします。特に、ラストへの道筋を、シナリオの途中での冗談のようなやりとりの中で先んじて示してしまうことは、『智代アフター』でも明示的に行われており、このような手法の近似にも思うところがあります。

【シロクマ】「X×Y=W」

【シロクマ】「解けない。たどりつけない答え――」

【シロクマ】「いけた、と思った瞬間に、闇に閉ざされる、絶望」

【シロクマ】「Xが笑っている。Yが泣いている。答えが見つからないと、泣いている」

【シロクマ】「それでも、たどりつかなければならない」

【シロクマ】「たとえ、物理法則を歪めてでも……」

【シロクマ】「手に入れたい、真実がある」

【シロクマ】「全ての因果律を越えて、ただ、たどりつきたい」

【シロクマ】「それが、答えだ!」

【桜】「何の解決にもなっていないよ?」


【シロクマ】「見つからない……答えが、みつからないよう」

【シロクマ】「どこかに、消えてしまった」

【シロクマ】「確かに、手に入れたと思ったのに」

【シロクマ】「この手のひらを、零れ落ちて、失ってしまった」

【シロクマ】「答えが、どこかに行ってしまったんだよぉ」

【シロクマ】「答えぇ……」

【竹田】「沈む一方じゃない」


【シロクマ】「いくつもの出会いの果てに、たどりついた」

【シロクマ】「かけがえのない答え」

【シロクマ】「この年を決して、忘れないだろう」

【シロクマ】「いくつ季節がめぐっても……」

【シロクマ】「1392年。いざくにとういつ、南北朝

【シロクマ】「振り返れば、いつもそこに君がいた」

【一同】「……」

【竹田】「普通に語呂で覚えた方が早くない?」

「振り返れば、いつもそこに君がいた」の台詞で、右側遠めに桜の立ち絵が出ることと、南北朝統一が、初雪と桜の婚約というある意味統一的なものに掛けられていて示唆的過ぎるというか仕掛けが巧妙すぎるというか。ある意味シロクマ本編をここで相当喰っています。

【シロクマ】「シロクマ、生まれてはじめて、誰かのためにって思ったよ」

はベタだけれど、合格発表直前に逃げたくなる気持ちや、受験に失敗して、現実逃避するという揺り戻し、揺れ動きがあって一直線に向かわないところが、とても普通の市井に住む人間らしいとは思います。

更にシロクマに説教を垂れている初雪自身がそのことを乗り越えられているわけではなく、自分自身も同じような揺らぎの中に過ごしており、そのような状況にいることそのものが、初雪がゴーストチャイルドである、いや、ゴーストチャイルドのままでいる、というところと直結しているので、他人事ではないわけです。

このような点は、芳乃さくら68歳に見られるように(ナニソレ)、一度越えたはずの物事も、立場や状況、自分の立脚点が変われば、同じ課題がぶり返す、という点も指し示しており、成長とはそう単純な物事ではない、というところとも合わせて見ると、「桜の精霊」と自身を例える初雪が切実に思えてきませんか。思わないですかそうですか。

この辺りは、校長が入学の挨拶とも思えないような辛口の祝辞

【校長】「辛いことや、退屈なこと。下らないと思うこともあるでしょう」

【校長】「手応えのあることばかりではありません。いつか、希望にあふれていた未来から、あらゆる意味が消失し、荒涼とした場所に放り出されてしまったと思うときもあるかもしれません」(原文は「放り出さて」(ママ))

【校長】「それでも、歩き続け……たどりついたなら、そこにはあなたなりの祝福が、春が待っていることでしょう」

を述べる辺りも同様ですね。でも、我々は、奇麗事ばかりではない、こういう話をすべきなのかもしれません(上から目線)。この辺りも『智代アフター』で一度得たはずの幸福がするりと手から零れ落ち、放逐され、長い逡巡の後悟りの境地に至った(言い過ぎ)彼女の道筋を校長が語っていると考えてもいいですね。って被りすぎ。

春に至れなかった後日譚部分は、何かに囚われ続けてしまうこと、それがポジティブな印象のものであっても、ネガティブな印象のものであっても、根はそう変わらないのかもしれないということも含めて示唆性があると思いたい。

最後、留学に向かうシロクマ改め望月宝の姿が、髪型やリボンの位置を含め、某アイシアに見えるのは、何かのゴーストのせいですかそうですか。

でも結ばれなかった芳乃さくら以上に扱いが酷いと。


……ここまで書いて、この濃度でやっていくのが辛くなってしまったので、以下はまずはあっさりと。

あずま夜。他人から受けた罵詈雑言という呪いは、いくら前向きに頑張ろうと思っても本人自身を縛り付け、踏みとどまらせてしまう、という話。夜自身も凹みつつ前向きになろうとしつつ、何度も揺り戻しが来てしまうこと、心理的退行の象徴としてロリキャラのナイトメアがいること辺りは置き方としては明快だったかなと。

東雲希……というか、むしろ妻の方に注目してしまった私。若いうちは建前、理念、理想(本文中は正義感)を貫くことが美しく、正しいと思いがちだけれど、そのような想いを貫いてしまうことでかえって茨の道というか隘路に至ってしまう可能性が高いこと、そして、本人は忘れてしまっているが、そのような茨の道を歩んでしまったのが初雪という先達であること。妻には剣道部顧問の来栖(男)先生が庇ってくれたことにより先の道を遺してくれたにもかかわらず、理念に殉じようとしてその道を自ら潰してしまうとすること、などが同じ道を歩んでいる同士、という感じになったところはあると思います。そこに合わせて希のアホなまっすぐさが心に届くと。まあテキストに書いているとおりなんで。

オトナが、自分の不全感、不達成感を次の世代の者に押しつけ、と捉えられそうではあるのですが、受け止めて、耐えて生きろと。

まあ、ここまでをまとめると、新島夕的オトナのなりかた。みたいな感じですかね。

「Presto」歌詞で言えば「まだらな道のヒーロー」(まだらとは、一直線に成長に至らず、酸いも甘いも美醜も全て呑み込んでいる、という意味にとる)という感じですね。

あとは、希シナリオ中で竹田と金崎も、単に可愛く不良しているだけではなく、それぞれ、捻れている課題を有していて、それを提示してくるあたりですかね。あまり真剣にはならないけれど、抱えているものは何かしらあるみたいな。

今日のところはこの辺で。