南相馬市の状況(その3)

8/26の記事(その2)からほぼ4ヶ月。7/28,29の記事でご紹介した朝日座も元気です。
http://asahiza-yoake.sakura.ne.jp/?p=796 (12/4(土)上映会の記事:blog「朝日座の夜明け」より)
昨日(12/21)にはJR常磐線南相馬―相馬間の運行が再開。さらに『南相馬市復興計画』も正式決定しました。

12/22時点で市内に居住する方も約44800人と、この4ヶ月で5000人ほど回復しています(内訳は、鹿島区が1500人増(震災前の115%に)、原町区が3500人増(震災前の67%に。ちょうど3分の2まで回復))。しかし市外に避難している方もまだ22900人(両方加えると67700人。上記『南相馬市復興計画』では「計画期間である10 年後(平成32 年度)には、震災前の予測人口62000人よりも増加させることを目指します」としています)。300人以上避難している市町村は福島市(2236人)、相馬市(1993人)、仙台市(1594人)、いわき市(798人)、郡山市(767人)、会津若松市(554人)、山形市(471人)、米沢市(435人)、新地町(434人)、名取市(308人)となっています。東京も23区で一括すると851人、横浜市238人などという状況です[以上の数字は、南相馬市HPより]。
9/12の記事(http://d.hatena.ne.jp/tkmzoo/20110912)をご覧いただくと、ふるさとに戻るかどうかで判断に揺れる様々な状況が理解できると思います。

最後に、‘目で見るFM放送’ともいえる南相馬災害FMのホームページにリンクさせていただきます。特に「今日の南相馬市」は刻々と変化している現地の様子がよくわかるコラムで、12月21日は「久々の明るいニュース」として常磐線南相馬―相馬間の再開の様子を写真入りで伝えています。http://minamisomasaigaifm.hostei.com/sub4.html

※この記事を書き終わったあと、南相馬市が「環境未来都市」に選定されたとの情報が本日公開されました。詳しくは以下のURLにて。http://futurecity.rro.go.jp/boshu/

(その2)