書誌事項
青淵先生三回忌追憶号
東京 : 竜門社, 1933.11
164p, 図版5枚 ; 23cm （竜門雑誌 ; 542号）
解題
財団法人竜門社は1933年（昭和8）11月発行の『竜門雑誌』第542号を「青淵先生三回忌追憶号」とし、1931年（昭和6）11月に他界した渋沢栄一を追憶する特集を組んだ。口絵には、三回忌に当たり財団法人渋沢青淵翁記念会により常盤橋公園内に建設された、栄一銅像と除幕式写真等を掲載。本文巻頭には新たに見出された栄一の講演録を載せ、次に「追憶記事」として各界9人の談話と寄稿文を掲載し、余白には論語や栄一の言葉等を挟む。続いて通常号記事の「講演」「研究」「談叢」「文苑」「雑録」が置かれている。そのうち「文苑」中には三回忌に寄せた作品も含み、「雑録」には三回忌法要と銅像除幕式の詳細が記録され、「青淵先生伝記編纂室たより（六）」も載せている。
[この「青淵先生伝記編纂室」は竜門社が1932年（昭和7）に設置したもので、『竜門雑誌』第535号から通信を載せている]
