良作時々地雷

2009-04-21

[][]BLACK BLOOD BROTHERS(10)

長かったシリーズも佳境に入り、次が最終巻のBBBシリーズ。

今回はカーサを中心に、香港での聖戦前夜の様子が描かれていましたが、カーサが何故ジローたちの元を去ったのか、ようやく判明しました。

いやあ、あとがきにもありましたが、主要キャラで最も吸血鬼らしい生き方をしたのはきっとカーサなのでしょう。

混血児ということで吸血鬼間では迫害され、不死であるために死ぬこともできない。

唯一心の許せる友人だと思っていたアリスの隣にジローが出現し、血族のつながりに孤独感を強めてしまう。

そんなカーサが、最後に頼ったのは血の導きなのですから、何ともやりきれないなあ。

カーサの選択によって、九龍一族の始祖が誕生し、聖戦が起こってアリスが倒れましたが、次の特区での戦いでは一体何が起こるのでしょうか。

ジローやケインが修行を終えて特区に向かっていますが、九龍一族は全員生き残っていますし、最終巻も熱い展開が待っていそうです。もちろん、今作のヒロインであるミミコの動向からも目が離せません。


一巻の見出しにあった「嘘つき」という一言は何を意味するのか。


来月が本当に楽しみです。

2009-01-31

[]

2008年下半期ライトノベルサイト杯に参加します。

去年は、研究、学会発表インターンラノベを読む時間がなくて残念だったなあ。

特に新規部門作品は全然読んでない……日記も全然書いてない。


新規部門


境界線上のホライゾンシリーズ

【08下期ラノベ投票/新規/9784048672702】

前作の終わりのクロニクルよりも、濃い面子でスタートとしたシリーズ。

正直、人数が多すぎて誰が誰だか分からないです。

でも、面白い!


既存部門


文学少女シリーズ

“文学少女” と神に臨む作家 下 (ファミ通文庫)

“文学少女” と神に臨む作家 下 (ファミ通文庫)

【08下期ラノベ投票/既存/9784757743717】

シリーズを通して読んだ人だけが味わえる、心葉の決意の場面は最高の一言。

名作です。


ウェスタディアの双星シリーズ

【08下期ラノベ投票/既存/9784048672207】

ゆるい感じのSF戦記。

凝った設定があるわけではないし、キャラの人物像の掘り下げもあまりないですが、気軽に読めるシリーズです。


<本の姫>は謳うシリーズ

“本の姫”は謳う〈4〉 (C・NOVELSファンタジア)

“本の姫”は謳う〈4〉 (C・NOVELSファンタジア)

【08下期ラノベ投票/既存/9784125010489】

過去と現在が交互に入れ替わりながら物語が展開されていくファンタジー小説です。

場面転換が非常に多いので、苦手な人もいると思いますが、ぜひ読んで欲しいシリーズです。


鉄球姫エミリーシリーズ

【08下期ラノベ投票/既存/9784086304399】

この姫、鉄球を振り回しながら、下ネタを連発するんだぜ……

姫という単語に自分がどれだけ幻想を抱いていたのか、思い知らされたシリーズです。

登場キャラの多くがふざけた性格をしていますが、物語の内容は結構シビアです。

2008-09-17

[][]ウェスタディアの双星(3)

 キャラの描写が弱いような気がしますが、話のテンポが良く手軽に読むことができるので、お気に入りのシリーズになっている宇宙戦記シリーズの第三巻。

 この巻では、万騎将の地位まで上り詰めたバドエルが下級貴族のレデーナに一兵卒と勘違いされ、身分を偽って海賊退治をするのですが、他の国と戦争ばかりしていたバドエルたちにとっては、初めて国内の情勢に目を向ける機会となった巻だと思います。

 しかし、海賊相手ということで、艦隊戦はいつもより見栄えするものではなかったですし、物語の展開も一巻の方が丁寧に構成されていたように思えます。どなたの記事だったか覚えていませんが、電撃文庫の連載を見切る巻数が大体3巻ぐらいという記事を読んだことがあるので、このシリーズは三巻目でこんな話をしていて大丈夫なのかなあと思ってしまいます。本格的なスペースオペラを読みたい人には、あまりお勧めできませんが、不思議と登場人物たちの活躍を読んでみたいという気持ちになるシリーズなので、個人的には続いて欲しいんですけどね。

 チェザーリがルシリアに今後の政策を問われた時に言っていましたが、今後は二大強国に対抗するため、三国志のような展開になっていくみたいです。今は結束力が弱く、まとまりのない緩衝地帯の国々をチェザーリとルシリアが、どうまとめていくのか楽しみにしたいです。

[][]境界線上のホライゾン(1)上

 濃っ! の一言。

 川上稔さんの新シリーズということで、購入してみたわけですが、相変わらず濃い設定だなあ。というか、シリーズ一巻とは思えない厚さで、しかも上巻、下巻に分かれているというのは一体どうなってるんでしょうか。

 登場人物たちも非常に多く、正直誰がどんなキャラだったか把握しきれませんし、一巻から主人公たちそっちのけで、脇役たちがガチバトルを繰り広げていたりと、とにかく濃すぎる物語でした。

 まあ、下巻を読まないで面白いかどうか判断することは難しいので、今回は何も書きませんが、このシリーズはAHEADシリーズよりも濃くなりそうな気配がプンプンします。

 下巻が出る来月を楽しみに待っていたいと思います。