舞城王太郎

 「メフィスト」に掲載されている、舞城王太郎の「東京戦争」を読んだ。冒頭部分ながら、おもしろかった。続きが読みたくて仕方ないよ、ちくしょう。
 それにしてもこのメフィスト、1500円だったのだけれど、舞城王太郎しか読まないのはもったいない。ぼくはミステリ読みではないのだけれど、適当に読んでいこうかなと思った。昔、ヴァン・ダインとかカーとかのミステリを読んでいた頃の気持ちを思い出せるのだろうか。
 以下ネタバレ。

続きを読む

三島由紀夫賞

第二十回三島由紀夫賞候補作品
『ゆれる』 西川美和 ポプラ社 二〇〇六年六月刊
『生きてるだけで、愛。』 本谷有希子 新潮社 二〇〇六年七月刊
『また会う日まで』 柴崎友香 河出書房新社 二〇〇七年一月刊
『みずうみ』 いしいしんじ 河出書房新社 二〇〇七年三月刊
『1000の小説とバックベアード佐藤友哉 新潮社 二〇〇七年三月刊
http://www.shinchosha.co.jp/mishimasho/

 本命:いしいしんじ、対抗:柴崎友香、大穴:佐藤友哉と予想。
 いしいしんじだと思うんだけどね。どうだろう。「ゆれる」がちょっと気になるといえば気になるのだけれど。本谷有希子はないな。
 何がともあれ、筒井先生の選評が楽しみだぜ。