Youtube三昧

 まず一番はビーチ・ボーイズバート・バカラックナンバーをカバーしている珍しいトラック。しかしなんというかけっこうシュールなコーラスアレンジである。

 次にホレス・シルバーの「Tokyo Blues」のライブ映像。これも相当に珍しいとは思う。しかし、これは東京公演の後で、訪日を題材い作った曲ということらしいが、けっこうハードバップの名曲だと思っていたりする。タイトルからどうにも企画盤的キワモノ扱いされているような気がしてならない。
 しかしホレス・シルバーはなんとなくクレオール的雰囲気があるなと改めて思ったりもする。

 続いては懐かしい「ベストヒットUSA」のタイトルナンバーだった曲。ヴェイパー・トレイルズの「Don't Worry Baby」。英国のグループでラリー・カールトンがプロデュースしているとか。しかし見事なウェストコースト・ミュージックに仕上がっている。

 数あるポップミュージック、ロックミュージックのイントロギターの中でも多分五本の指に入るんじゃないかというくらい好きなのがモンキーズのこの曲。

 そしてこのモンキーズのいかしたナンバー「Pleasant Valley Sunday」をなぜキャロル・キングがライブでカバーしているんだろうと思い、調べてみたらなんのことはないキング、ゴフィンの曲だった。長く輝けるキャリアに乾杯というセルフカバー曲でした。しかしキャロル・キングの60年代の才能っていうのは半端ないなと思う。普通、作曲家というのはスタイルというか、独自性を持っているもので、それが一つの作家性の現れのはずなんだが、キングは本当に多様性というか、引き出し豊富。多分、こういう感じでというリクエストに合わせて凄い曲を簡単に作れちゃうのではと勝手に想像してみたりする。

 この曲を同じモンキーズのメンバーだったピーター・トークが一人で歌っていたりもする。元々スティーヴン・スティルスとバンド組んでいたキャリアの持ち主でギターも中々うまい。

 モンキーズのオーディションにピーター・トークとスティーヴン・スティルスが一緒に受けて、スティルスが落ちトークが受かったと何かで読んだ記憶がある。ルックスとかスティルスだとミッキー・ドレンツと声質とかが被るかなとか勝手に想像してみるんだけど、もしスティルスモンキーズのメンバーだったらとか想像するとけっこう楽しい。多分、早々に麻薬で脱退しているとかそういうオチのような気もしないではないのだが。
 試しにネットで「Pleasant Valley Sunday」のギター譜探してみたら、この曲ってかなり複雑なコード進行しているのね。それでいて美しい曲に仕上がっているところなどもキャロル・キングの才能なんだろうなとも思ったりもする。
https://tabs.ultimate-guitar.com/tab/the_monkees/pleasent_valley_sunday_chords_821052

 最後にスティーヴィー・ワンダーのコロコロ変わる最近のマイ・ベスト・ソング。