豊丘時竹の続続「平素の戯言」

エッセイでもコラムでも随筆でもなく、ミセラニーです。

太平洋戦争の終結は日本の勝利だった

 大田述正さんの考えである。正しい考えだと私は思ったので、太田述正コラムからコピペ(太字一部赤字)する。コラムのURL(イタリック)と書誌的事項はコピペの直前に置く。


URL;http://blog.ohtan.net/archives/52247720.html

太田述正コラム#8556(2016.8.19)
<皆さんとディスカッション(続x3074)>

<太田>


 KEICサン、ユーは日本語の達者な宗主国人かしら? 
 さーてと、昨年、私は、「日露百年戦争勝利」を言い出す前に、これから書くハナシをまずしておくべきだったですねえ。
 実は、日本軍は中国共産党と密かに提携していた、毛沢東は日本フェチだった、ということを「発見」した時点で、太平洋戦争なんてものは、この百年戦争の一挿話に過ぎず、太平洋戦争の終結は、日本の「敗戦」どころか、日本の「勝利」だった、という認識に私は到達してたんです。
 ベトナム戦争が、米越「引き分け」(パリ協定)じゃなく、ベトナムの「勝利」だった、というのと同じ意味でね・・。
 つまり、日本は、日支戦争の戦争目的であったところの、対赤露抑止、暴支膺懲(中国国民党蒋介石)政権の打倒)、を、太平洋戦争を戦ったおかげで、後者(と前者)の戦後、対赤露抑止については米国をして事実上の日本の傭兵として全面的に肩代わりさせることに成功し、暴支膺懲については米国が蒋介石不支持に転じたことで蒋介石政権打倒に成功したからであり、太平洋戦争で急遽サブ戦争目的として日本が付け加えたところのアジア解放・・欧米アジア植民地解放/欧米アジア経済ブロック解消・・は、戦後2年での印パ独立を嚆矢とする、アジアどころか、世界の植民地解放/経済ブロック解消、を実現することに成功したからです。(米国市場を解放させたことも・・。)
 いやいや、日本の軍民の生命財産の被害が大き過ぎたから、やっぱ、日本の「敗戦」だったあ?
 そんなこと言い出したら、日本よりも人口比で遥かに大きな被害を蒙りつつベトナム戦争に「勝利」した、ベトナムの人々に嘲笑されますぜ。
 (戦闘・戦争の勝敗は、人命等の被害の大小ではなく、戦闘・戦争目的を達したのはどちらかで決まるってのは世界の常識です。
 例えば、ソ連が「勝利」した独ソ戦の損害は、独:400〜600万人、ソ:1500〜2000万人でした。https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%8B%AC%E3%82%BD%E6%88%A6 )
 よって、結論は、太平洋戦争当時の「日本のリーダーの資質が、アメリカの上澄みのリーダーよりもレベルが<はるかに高>かったことは確か。」で決まり。
 その後、日本が、(でき悪の宗主国を善導しつつ)中国共産党と提携して日露百年戦争に最終的に勝利したおハナシはまた別の機会に。


 リフレーン
 防衛キャリア30年大田述正
 最大の安全保障はアメリカからの独立
 http://blog.ohtan.net
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 リフレーン2
 日本と中国をいつまでも仲違いさせておくことは全欧米諸国の、ここ百年の基本戦略である(藤原正彦管見妄語」162、週刊新潮31号、平成24年から)