豊丘時竹の続続「平素の戯言」

エッセイでもコラムでも随筆でもなく、ミセラニーです。

中共が日本を「日中安保で共闘関係に置」こうなんてしたら

<YjQaWZck>(同上)

 中共が日本を煽っているのは日本人の危機感を煽って日本を再軍備させ独立させる為ってのが太田さんの持論なんだよね?
 そんな事せずにまず日中安保で共闘関係に置いてから日本の再軍備を煽ればいいんじゃないだろうか?
 国際社会に置ける中国の信用を失墜させてまでやるメリットがあるとは思えないんだが?
 敵役に回ってまで独立をさせれば連携からは益々遠ざかるだけで太田さんの言ってる事は矛盾している。

⇒そりゃ、戦前、毛沢東はどうして日本軍と堂々と連携しなかったのか、と言ってるようなもんだぜ。
 そんなこと、中国国民党が排外的ナショナリズムを煽ってた当時の支那じゃ自殺行為だったからありえなかった。
 いや、日本と堂々と提携してたら、中国共産党はそう簡単には「殺され」なかったろうって?
 日本以外の支那関係勢力である、(汪兆銘一派を除き非人間主義を旨としていた)中国国民党、(非人間主義を旨とする)ソ連、(人間主義「的」でしかなかった)英国、(人間主義「的」ですらほぼない、換言すれば、ほぼ非人間主義の)米国、が結託して日本を軍事的に叩き伏せたのが日支戦争/太平洋戦争だったことを思い出して欲しい。
 いくら日本と同じく人間主義を旨とするからとて、中国共産党が日本と堂々と連携してたら、日本の終戦の瞬間に核実に中国共産党は消滅させられていただろう。
 この毛沢東の戦略を、中国共産党、そして、国家としての中共、は、日本の終戦以降も、「頑なに」踏襲して現在に至っているのさ。
 現在だって、中共が日本を「日中安保で共闘関係に置」こうなんてしたら、(しかも、その同盟が「至上の」日本文明を基盤としたものであるらしいなんてことになれば、)今度は黄禍論の過激なる復活の形で、上出の非人間主義諸国が結託して、日中を軍事的経済的に封じ込めにかかる可能性は否定できない、と思わないか?
 習ちゃんが、日本との友好を訴える日本文明総体継受政策、と、日本と敵対する日本再軍備/「独立」促進目的の軍事攻勢政策、の両輪からなる、アクロバティックな対日戦略を展開しているのは、彼が、好き好んでそうしてるんじゃなく、それ以外に方法がない、と考えているからだ、と私は見てるんだな。
 日本文明総体継受政策の方は、人民網日本語版や日本の「傀儡」メディアたるサーチナ等を通じて日本人民にも「漏らす」ことで、軍事攻勢政策が、日本人の対中感情を悪化させ過ぎて、日中経済関係を損ない中共経済が悪影響を蒙ったり、成立を将来に期しているところの「日中安保で<の>共闘関係」を不可能にしたり、するのを回避するためでもあるんだわ。
 Got it? Anything else?


 リフレーン
 防衛キャリア30年大田述正
 最大の安全保障はアメリカからの独立
 http://blog.ohtan.net
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 リフレーン2
 日本と中国をいつまでも仲違いさせておくことは全欧米諸国の、ここ百年の基本戦略である(藤原正彦管見妄語」162、週刊新潮31号、平成24年から)