メガバンク2行、ベア検討へ 実現すれば1

柳谷政人】香川生まれのファストフードが、全国の屋外イベントで引っ張りだこだ. 名前は「もちもちポテト」. 細長くウエーブした形は、まるでご当地・讃岐うどんのよう. 各地のイベント会場で人気を集める. 10月、大阪府吹田市万博記念公園で5日間開かれた「まんパクin万博」の会場には、家族連れやカップルの長い列ができた. 屋台ではマッシュポテトを細く搾り出してそのまま油に入れ、30センチ近い細長いポテトができあがる. 先をかじると、その名の通り、もちもちっとした食感が口に残った. 高松市の谷隆一郎さん(51)が考案した. 19歳で渡米し、すしバーなどで長年働いた. 帰国してからは大阪府岸和田市高松市内などに古着屋を開いた. メガバンク三菱東京UFJ銀行みずほ銀行が、社員の賃金水準全体を底上げする「ベースアップ(ベア)」の検討に入った. 各行の労組が今後正式に要求し、経営側も認める方向だ. 実現すれば、大手銀行としては、バブル崩壊金融危機が深まる前の1995年以来19年ぶりになる. 「アベノミクス」で株式などの金融取引が増え、過去最高水準の利益が出ているためだ. 安倍政権が賃上げを求めていることも背景にある. 大手銀がベアを決めれば、地方銀行など他行にも広がる可能性がある. 大手銀行は、90年代後半からの不良債権問題で経営が傾き、公的資金の注入で救われた. このため、再び経営が悪化しないように、経費が増えるベアにはこれまで消極的で、収益が上向いたときはボーナスの増額などにとどめてきた. サッカーの第62回全日本大学選手権大会(朝日新聞社など後援)は25日、東京・国立競技場で決勝があり、大体大(関西)が、国士舘大(関東)を3―1(前半1―1)で破り、28大会ぶり2度目の優勝を果たした. 前回の優勝は大商大との両校優勝だったため、単独での優勝は初めて. 国士舘大は14大会ぶり5度目の優勝を逃した. 先取点を許した大体大だったが、終始攻勢に出る試合展開. 前半ロスタイムにMF山本(4年、米子北)のゴールで追いつくと、後半2分にも山本がヘディングで勝ち越し点を奪った.