自動車会社が消える日

センセーショナルなタイトルにひかれて手にした本だが、案外読み応えがあった。著者は朝日新聞の経済記者だった経済ジャーナリスト。取材力もあってしっかり現況を捉えていると感じた。
ここに書かれていることは、10年前に自動車会社を卒業したメカニカル エンジニアにとっては新しいことばかり。100年に1度のパラダイムシフトというのもまんざら大げさな表現ではない。
スマホ化・ロボット化するクルマ、バーチャル エンジニアリングによる開発期間の短縮、トヨタのEVの遅れ、VW 日産 マツダの動きなどなど興味深い。その中でのトヨタの危機的状況(恐竜は環境の変化に対応できずに滅んでしまう)が強調されている。この混沌とした自動車業界はどうなるのか? 卒業生としては心配でならない。企業の存続 30年説がチラつく。
そういえば、Fan to drive というキーワードも霞んでいる昨今だが、この辺りに鍵がありそうに思うのだが・・・・。そんな甘いものではおまへんでえ と言われそう。

自動車会社が消える日 井上久男著 文春新書

鳥たちはどこへ行ってしまった?

今日はさっぱり野鳥が姿を見せない、お昼寝なのか? 平和公園 南峰コースを歩いたけれど鳴き声もない。草はらで落ち葉をひっくり返すヒヨドリシロハラを見かけただけだった。南峰の樹々の間から里山の家を見下ろす。ふと子供の頃の思いが蘇った。敵の砦を見下ろす(西部劇のシーン)感じ。
猫ヶ洞池にまわるも収穫なし。葦が刈り取られて湿地は見通しがよくなった。隠れるところがなくなって鳥たちはどっかに行ってしまったのだろうか?
ヒヨドリ 日ごろは蔑んでヒヨと呼んでいる

シロハラ

梅の蕾がふくらんできた

里山の家を見下ろす

見通しが良くなった湿地 @ 猫ヶ洞池